5 / 7
むげんたいすう×むげんたいすう
しおりを挟む
ある日、けんくんとえいじくんとヒロシくんがカードゲームであそんでいました。
小学校で今カードゲームが流行っているのです。
カードゲームの名前はナインと言います。
いつも3人は放課後、えいじくんの家に集合するのです。
えいじくんにはお兄さんがいて中学生で、ひでおといいます。ひでおくんは頭脳明晰で、いつも数学は満点です。
このカード欲しかったんだ。つよいんだぜ。
良いなあ。
俺の方がもっと凄いぜ。
3人はゲームをしながら盛り上がっています。
そこにえいじくんのお母さんが3人に余ったお菓子を持ってきてこう言いました。
もし良かったらお菓子食べてね。あら、どのカードが強いの?
けんくんが真っ先に答えます。
えとね、どのカードがつよいってよりかカード同士にシナジーがあるかなんだぜ。
ヒロシくんが続いて答えます。
値段イコール強さじゃないんですよ。時期にもよるんです。昔のカードで注目されてなかったカードが注目されて高値になったりするんですよ。
えいじくんのお母さんは、へぇ難しいのねぇと言い去っていきました。
そのうち3人は熱がこもってきます。
そのカードの効果おかしくない?
いや、その処理はちょっとまってね、公式のホームページではね、、
お前っ、そこで待ったっていうなよー。
声が大きくなってきたので隣の部屋からえいじくんのお兄さんが来ました。
またか、見せて見せて、あ、これはね、、。
ヒロシくんの使ったカードの攻撃力が100万になったのです。けんくんの30万を超えました。
でもえいじくんのカードの力は1億になったのです。
ずりーよ、それさー。勝てないじゃん。
お兄さんは3人を落ち着かせてから、計算し直します。
うん、合ってるよ。このカードつよいな、えいじ。
けんくんは泣きそうになっています。口が曲がって涙を浮かべています。
えいじくんは、まあそう怒らずにゲームで泣くなよったく、と煽ります。
おまえなあーえいじ、そういうのやめろよ。
とお兄さんはさすがに止めさせます。
そして3人は一旦、自動販売機に行ってジュースを飲み落ち着きました。
そのあとはお兄さんも混ざって雑談します。
ヒロシくんは実はお家にもっと強いカードを持っていて自慢します。
このカードとこのカードの組み合わせで100億パワーいくんだ。凄いだろ。
けんくんは対抗意識を燃やします。あーあ、この前中古の店でアレ買えば良かったなー、アレで1000億行くのに、、
ヒロシくんがさらに対抗します。
俺の計算では俺のカードとのシナジーでなら、きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうおくきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうまんきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうパワーは行くな。
けんくんは、だったらえーと、、んーとともごもごします。
えいじくんのお兄さんはこう答えました。
兆、その上は京、がい、じょ、じょう、かん、せい、さい、ごく、こうがしゃ、あそうぎ、なゆた、ふかしぎ、むげんたいすうだよ。
3人は驚きました。そしてもう一度言ってと言いました。
兆、京、がい、じょ、じょう、、、、、、、むげんたいすう。
3人は何度も聞いて暗記しました。
3人ともえいじくんのお兄さんを尊敬しました。
さすが中学生ともなれば違います。
けんくんはにやにやしています。
だったらむげんたいすう×むげんたいすうが最高だね。
3人はどよめきます。お兄さんもおぉっといました。
えいじくんは鼻で笑います。
だったらむげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすうかける、、、と言い続けます。
ヒロシくんは、へぇッという顔でえいじくんを見ています。
そして夕方6時半になったのでカードを片付けます。忘れもの無いね、あともう一度床をみるね。
落ちてないね。
ヒロシくんとけんくんは帰り道が一緒です。
3人とも新しい事を覚えてドキドキが止まりません。
えいじくんとえいじくんのお兄さんは2人を見送って行きました。
えいじくんのお兄さんは何か忘れてる気がしたのですが、、
最後に、あっと言ったあとこうつぶやきました。
二乗、三乗を教えるの忘れてた、、、。
小学校で今カードゲームが流行っているのです。
カードゲームの名前はナインと言います。
いつも3人は放課後、えいじくんの家に集合するのです。
えいじくんにはお兄さんがいて中学生で、ひでおといいます。ひでおくんは頭脳明晰で、いつも数学は満点です。
このカード欲しかったんだ。つよいんだぜ。
良いなあ。
俺の方がもっと凄いぜ。
3人はゲームをしながら盛り上がっています。
そこにえいじくんのお母さんが3人に余ったお菓子を持ってきてこう言いました。
もし良かったらお菓子食べてね。あら、どのカードが強いの?
けんくんが真っ先に答えます。
えとね、どのカードがつよいってよりかカード同士にシナジーがあるかなんだぜ。
ヒロシくんが続いて答えます。
値段イコール強さじゃないんですよ。時期にもよるんです。昔のカードで注目されてなかったカードが注目されて高値になったりするんですよ。
えいじくんのお母さんは、へぇ難しいのねぇと言い去っていきました。
そのうち3人は熱がこもってきます。
そのカードの効果おかしくない?
いや、その処理はちょっとまってね、公式のホームページではね、、
お前っ、そこで待ったっていうなよー。
声が大きくなってきたので隣の部屋からえいじくんのお兄さんが来ました。
またか、見せて見せて、あ、これはね、、。
ヒロシくんの使ったカードの攻撃力が100万になったのです。けんくんの30万を超えました。
でもえいじくんのカードの力は1億になったのです。
ずりーよ、それさー。勝てないじゃん。
お兄さんは3人を落ち着かせてから、計算し直します。
うん、合ってるよ。このカードつよいな、えいじ。
けんくんは泣きそうになっています。口が曲がって涙を浮かべています。
えいじくんは、まあそう怒らずにゲームで泣くなよったく、と煽ります。
おまえなあーえいじ、そういうのやめろよ。
とお兄さんはさすがに止めさせます。
そして3人は一旦、自動販売機に行ってジュースを飲み落ち着きました。
そのあとはお兄さんも混ざって雑談します。
ヒロシくんは実はお家にもっと強いカードを持っていて自慢します。
このカードとこのカードの組み合わせで100億パワーいくんだ。凄いだろ。
けんくんは対抗意識を燃やします。あーあ、この前中古の店でアレ買えば良かったなー、アレで1000億行くのに、、
ヒロシくんがさらに対抗します。
俺の計算では俺のカードとのシナジーでなら、きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうおくきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうまんきゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうパワーは行くな。
けんくんは、だったらえーと、、んーとともごもごします。
えいじくんのお兄さんはこう答えました。
兆、その上は京、がい、じょ、じょう、かん、せい、さい、ごく、こうがしゃ、あそうぎ、なゆた、ふかしぎ、むげんたいすうだよ。
3人は驚きました。そしてもう一度言ってと言いました。
兆、京、がい、じょ、じょう、、、、、、、むげんたいすう。
3人は何度も聞いて暗記しました。
3人ともえいじくんのお兄さんを尊敬しました。
さすが中学生ともなれば違います。
けんくんはにやにやしています。
だったらむげんたいすう×むげんたいすうが最高だね。
3人はどよめきます。お兄さんもおぉっといました。
えいじくんは鼻で笑います。
だったらむげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすう×むげんたいすうかける、、、と言い続けます。
ヒロシくんは、へぇッという顔でえいじくんを見ています。
そして夕方6時半になったのでカードを片付けます。忘れもの無いね、あともう一度床をみるね。
落ちてないね。
ヒロシくんとけんくんは帰り道が一緒です。
3人とも新しい事を覚えてドキドキが止まりません。
えいじくんとえいじくんのお兄さんは2人を見送って行きました。
えいじくんのお兄さんは何か忘れてる気がしたのですが、、
最後に、あっと言ったあとこうつぶやきました。
二乗、三乗を教えるの忘れてた、、、。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる