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番外編
只今妄想中 side吉良①
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☆あくまで高校時遠恋中の吉良さんの妄想(夢オチ)でございます。
帰宅して玄関開けたら、
「お帰りー!!」
扉の前で待ち構えていたのか、凪沙が両手を広げ胸へと飛び込んで来た。
あ、これ夢だ。
すりすりと胸元に頰擦りる可愛らしい凪沙を堪能しつつ、オレは内心呟いた。
だって凪沙の格好が…。
「あ、これ。お前のために来たんだけど…?」
頰を染め恥じらいながらフリルを摘見上げどう?と上目遣いで聞いてくる。
うん。似合う。似合うっていうか、萌え死にそうになるから。だからお願い、お願いだから回転するのはやめてくれ。見えるっ、際どいとこまで見えるからっ!!
俗に言う裸エプロンという凶悪な格好で回転しようとするもんだから、オレは慌てて止めに入った。
エプロンは昨夜寝る前、ネットで見かけたフリル満載の新妻が着そうなエロ可愛い一品で。凪沙着てくれないかなぁなんて思って寝たらあっさり夢に登場してくれた。
しかも、グレードアップして。
妄想万歳。
しかし、予想よりも破壊力が凄まじい。ご飯作ったんだー。とダイニングキッチンへオレの手を取って引っ張って行く際に、ミニスカート丈しかないそれから日焼けしていない白い太ももと小ぶりな尻がチラチラ見えて、興奮のあまり鼻血と手が出そうになった。
夢だからちょっとくらい、と邪な考えも過ったりもしたが、手を出したら多分そこで試合終了。目が覚める自信がある。
オレはもっとこのシチュエーションを楽しみたいんだっ。
「はい、あーん」
場所は変わってキッチンにやって来たオレは現在テーブルに座らされ、同じく隣に座った凪沙からスプーンを差し出されていた。
スプーンにはケチャップのかかったふわとろの物体…オムレツかな?がのっていて、こちらを覗き込むようにして凪沙が口元に当てて来る。
やばい。幸福感が半端ない。
告白直後、自宅で凪沙がご飯を食ってくれた時もめちゃくちゃ幸せだったが、それとはまた別に幸せ過ぎて泣けてきそうだ。
夢なら覚めるなーって、これ夢だ。ならせめて1秒でも長くこの夢に浸りたい。朝よ頼むから職務を怠って下さい。よろしくお願いします(必死)
てっきり裸エプロンなんてベタなAVネタだから、テーブルの上に凪沙がのって『俺を美味しくた・べ・て♡』なーんて言ってエプロンの紐を解くのかと思ったけど、俺にもまだ理性(?)があったようだ。
「おい、吉良。人がせっかくあーんしてやってんのに食べないのかよ」
膨れる凪沙も可愛いなぁ。
ごめんごめんと謝ってから俺は口を開きスプーンを迎え入れようとした。
が、
「あ」
狙いを誤ったスプーンが下唇に当たり、はずみでオムレツのかけらはズボンへと落ちてしまった。
「もう、吉良のバカ」
「ご、ごめん」
スプーンを持ってたのは凪沙なのに、責められてつい謝ってしまった。
とりあえず何か拭くものはと、テーブルの上を視線で探していると俺の足と足の間に凪沙がしゃがみ込んだ。
「凪沙?」
「全く、勿体ないなぁ」
太ももの内側付け根あたりにこぼれたそれを、指を使わずに顔を近づけ赤い舌を伸ばしペロリと食べた。
その淫靡な舌使いと角度的にエプロンの隙間から淡い色の乳首がバッチリ見えてしまい、ぐらり身体が傾きかける。
「どした?顔真っ赤だぞ」
「な、なんで、もないっ」
しゃがみ込んだままこちらを見上げる凪沙の視線に、邪な感情を見透かされそうでオレは露骨に顔を背け誤魔化そうとした。しかし、凪沙には俺の考えなんかバレバレなようで。下から耳に小さな笑い声が聞こえてくる。
「仕方ないなぁ、吉良君は。どれ、食べるのが下手な吉良君に俺が見本を見せてあげよう」
「?」
見本?と怪訝に思い、背けた顔を元に戻した俺は、蠱惑的な形に唇を釣り上げた凪沙と目が合い思わずヒュッと短く息を飲んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆次回は1時間後。R指定(本番なし)になります。
帰宅して玄関開けたら、
「お帰りー!!」
扉の前で待ち構えていたのか、凪沙が両手を広げ胸へと飛び込んで来た。
あ、これ夢だ。
すりすりと胸元に頰擦りる可愛らしい凪沙を堪能しつつ、オレは内心呟いた。
だって凪沙の格好が…。
「あ、これ。お前のために来たんだけど…?」
頰を染め恥じらいながらフリルを摘見上げどう?と上目遣いで聞いてくる。
うん。似合う。似合うっていうか、萌え死にそうになるから。だからお願い、お願いだから回転するのはやめてくれ。見えるっ、際どいとこまで見えるからっ!!
俗に言う裸エプロンという凶悪な格好で回転しようとするもんだから、オレは慌てて止めに入った。
エプロンは昨夜寝る前、ネットで見かけたフリル満載の新妻が着そうなエロ可愛い一品で。凪沙着てくれないかなぁなんて思って寝たらあっさり夢に登場してくれた。
しかも、グレードアップして。
妄想万歳。
しかし、予想よりも破壊力が凄まじい。ご飯作ったんだー。とダイニングキッチンへオレの手を取って引っ張って行く際に、ミニスカート丈しかないそれから日焼けしていない白い太ももと小ぶりな尻がチラチラ見えて、興奮のあまり鼻血と手が出そうになった。
夢だからちょっとくらい、と邪な考えも過ったりもしたが、手を出したら多分そこで試合終了。目が覚める自信がある。
オレはもっとこのシチュエーションを楽しみたいんだっ。
「はい、あーん」
場所は変わってキッチンにやって来たオレは現在テーブルに座らされ、同じく隣に座った凪沙からスプーンを差し出されていた。
スプーンにはケチャップのかかったふわとろの物体…オムレツかな?がのっていて、こちらを覗き込むようにして凪沙が口元に当てて来る。
やばい。幸福感が半端ない。
告白直後、自宅で凪沙がご飯を食ってくれた時もめちゃくちゃ幸せだったが、それとはまた別に幸せ過ぎて泣けてきそうだ。
夢なら覚めるなーって、これ夢だ。ならせめて1秒でも長くこの夢に浸りたい。朝よ頼むから職務を怠って下さい。よろしくお願いします(必死)
てっきり裸エプロンなんてベタなAVネタだから、テーブルの上に凪沙がのって『俺を美味しくた・べ・て♡』なーんて言ってエプロンの紐を解くのかと思ったけど、俺にもまだ理性(?)があったようだ。
「おい、吉良。人がせっかくあーんしてやってんのに食べないのかよ」
膨れる凪沙も可愛いなぁ。
ごめんごめんと謝ってから俺は口を開きスプーンを迎え入れようとした。
が、
「あ」
狙いを誤ったスプーンが下唇に当たり、はずみでオムレツのかけらはズボンへと落ちてしまった。
「もう、吉良のバカ」
「ご、ごめん」
スプーンを持ってたのは凪沙なのに、責められてつい謝ってしまった。
とりあえず何か拭くものはと、テーブルの上を視線で探していると俺の足と足の間に凪沙がしゃがみ込んだ。
「凪沙?」
「全く、勿体ないなぁ」
太ももの内側付け根あたりにこぼれたそれを、指を使わずに顔を近づけ赤い舌を伸ばしペロリと食べた。
その淫靡な舌使いと角度的にエプロンの隙間から淡い色の乳首がバッチリ見えてしまい、ぐらり身体が傾きかける。
「どした?顔真っ赤だぞ」
「な、なんで、もないっ」
しゃがみ込んだままこちらを見上げる凪沙の視線に、邪な感情を見透かされそうでオレは露骨に顔を背け誤魔化そうとした。しかし、凪沙には俺の考えなんかバレバレなようで。下から耳に小さな笑い声が聞こえてくる。
「仕方ないなぁ、吉良君は。どれ、食べるのが下手な吉良君に俺が見本を見せてあげよう」
「?」
見本?と怪訝に思い、背けた顔を元に戻した俺は、蠱惑的な形に唇を釣り上げた凪沙と目が合い思わずヒュッと短く息を飲んだ。
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☆次回は1時間後。R指定(本番なし)になります。
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