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泥酔

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2人で適当な居酒屋に入る。色々話を聞いていると、名前は近藤瞬、27歳、私は26だから、ひとつ上ということがわかった。特殊すぎる出会いだったが、話してみると意外と気が合い、2人ともお酒が進んだ。
しばらく呑んでいると瞬さんが寝てしまった。随分初対面なのにオープンだなと思いつつとりあえず必死に起こす。
「ほら!瞬さん起きて!!ここお店だから!」
「んん、、」
「起きてってば!」
「んああ、ごめんなさい、もう出ましょうか」
「そうしましょう、歩けます?」
「大丈夫です」
と言いつつ足元が覚束無いので肩を貸し、会計に向かう。こんなに酔ってても奢るということだけは覚えていたようだ。ごちそうさまとお礼を言い、冷静にこれからどうするか考える。とりあえず最寄りを聞くと、なんと同じだった。
「じゃあ、家まで送ります」
「ええ、、ありがとうございます、すみません」
「いいえ、お構いなく」
私は瞬さんを連れて、電車に乗り込んだ。駅に着くまで瞬さんは私の肩で寝ていた。
駅について瞬さんに道案内をしてもらいながら、夜の住宅街を歩く。
「んん、、おしっこ、、」
「え!?」
突然のおしっこコール。どうも瞬さんは自分の膀胱をコントロールすることが苦手らしい。酔ってることもあり、今すぐにでも出てしまいそうだ。
「待ってください、あと少しなんですよね?」
「あと、3分くらい、、」
「じゃあほら、頑張って我慢してくださいよ!?」
「んえ、、おしっこ、がまんする」
明らかに精神年齢が低下している瞬さんを隣で見て、なぜか愛しいと感じてしまう自分に驚いた。これが母性、というやつか。
励ましながらようやく瞬さんの家に着いた。鍵をカバンから取って開け、即トイレに向かう。
「おしっこ、だしてもいい?」
「待って、まだトイレじゃないでしょ」
「え~もうトイレじゃなーい?」
おかしなことを言う瞬さんを必死にトイレに連れ込む。トイレに着いた瞬間瞬さんはおしっこを出し始めてしまった。
「まだズボン脱いでないから!はやいって!」
「え~おちんちんだして~」 
私はダッシュでチャックを開け、おちんちんを取り出す。まさか今日2回瞬さんの排泄を見るとは思わなかったので少し戸惑いつつ、おちんちんを持って便器に向けてあげた。
「ほら、おしっこいっぱい出していいよ」 
すると瞬さんはジュワアアと勢いよく放尿した。
「おしっこいっぱいでてるねっ」
「そうだね、全部出しちゃおうね」
「うん、おしっこきもちい、、」
なぜか若干赤ちゃん言葉になっている瞬さんにまた萌える。つられて私もお母さんのようになってしまった。
おしっこの勢いが徐々に弱まり、長かった放尿もようやく終わった。
「おしっこぜんぶだせた?」
「うん、すっきりした」
「じゃあズボンとパンツ濡れちゃったから着替えようね」 
私は瞬さんとトイレを出て、リビングで瞬さんを着替えさせることにした。
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