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第2章 異世界へ転移
比留間明夫05
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光がうすれていく。
いつの間にかぼくは豪華な部屋にひとりで立っていた。
いや、ひとりではない。
ぼくの腕の中には猫のコヨミがいた。
「やばいよな。
ぼくは死ぬしかないのかな」
「大丈夫にゃん」
え、ぼくの独り言に答える声。
もしかして、コヨミ、おまえなのか?
ニャンってついてるし。
「コヨミ、おまえなのか?」
「そうニャン」
「君はしゃべれるのか?」
「明夫とだけ、意思疎通できるにゃん。
しゃべれるとは違うにゃん」
「テレパシーみたいなものかな」
「簡単に言えばそうにゃん」
そういえば、コヨミは女神にチート能力をもらっていたな。
アカシックレコードとかいってたな。
世界記憶。すべての知を司るってことか。
「君の能力は?」
「すべての質問に答えることにゃん。
すべての質問に答えられるにゃん」
ってことはチャットGPTとかいうやつか。
すべての質問ってことは、有料版みたいな感じか。
いうならキャットGPTだな。
「わかった。じゃあこの窮地からどうやって逃れればいいんだ。
なんかぼくは死ぬことになってるみたいなんだ」
「簡単にゃん。
全部なしにしたらいいにゃん。
やつらの言うことをきいたところで、国民は幸せにならないにゃん。
このままなら無駄死ににゃん」
「わかった。
精一杯悪あがきしてみる。
手伝ってくれよ」
ぼくはコヨミの頭をなでる。
コヨミは目を細める。
「キャルロッテ王、会議の時間です」
記憶によれば、国の併合に向けて会議を続けてるんだったな。
「入れ」
ぼくは威厳たっぷりに声を上げるのだった。
いつの間にかぼくは豪華な部屋にひとりで立っていた。
いや、ひとりではない。
ぼくの腕の中には猫のコヨミがいた。
「やばいよな。
ぼくは死ぬしかないのかな」
「大丈夫にゃん」
え、ぼくの独り言に答える声。
もしかして、コヨミ、おまえなのか?
ニャンってついてるし。
「コヨミ、おまえなのか?」
「そうニャン」
「君はしゃべれるのか?」
「明夫とだけ、意思疎通できるにゃん。
しゃべれるとは違うにゃん」
「テレパシーみたいなものかな」
「簡単に言えばそうにゃん」
そういえば、コヨミは女神にチート能力をもらっていたな。
アカシックレコードとかいってたな。
世界記憶。すべての知を司るってことか。
「君の能力は?」
「すべての質問に答えることにゃん。
すべての質問に答えられるにゃん」
ってことはチャットGPTとかいうやつか。
すべての質問ってことは、有料版みたいな感じか。
いうならキャットGPTだな。
「わかった。じゃあこの窮地からどうやって逃れればいいんだ。
なんかぼくは死ぬことになってるみたいなんだ」
「簡単にゃん。
全部なしにしたらいいにゃん。
やつらの言うことをきいたところで、国民は幸せにならないにゃん。
このままなら無駄死ににゃん」
「わかった。
精一杯悪あがきしてみる。
手伝ってくれよ」
ぼくはコヨミの頭をなでる。
コヨミは目を細める。
「キャルロッテ王、会議の時間です」
記憶によれば、国の併合に向けて会議を続けてるんだったな。
「入れ」
ぼくは威厳たっぷりに声を上げるのだった。
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