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第4章 ミシディア共和国
比留間明夫37
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問題ないって、我が国には空を飛ぶ兵器なんてない。
それにしても、あの飛空船とかいうのはどうやって空を飛んでるんだ。
この世界の科学では航空力学なんてないだろうし。
魔法の力で純粋に空に浮いているのか。
まるで風船のように。
え?風船?
そういえば、あの飛空船とかいうの、速度遅くない?
まるで気球だ。
「あれってどうやって飛んでるんですか?」
「あれは飛空石というものを使っているんです。
魔力を流し込んだら、浮く石があるのです」
護衛の人が答えてくれる。
「推進力はどうしているのですか」
「プロペラを回して風の力で進みます」
なんで今更そんなことを聞くのって感じだ。
こっちでは常識なんだろう。
「あれが全速力だよね」
護衛兵はうなづく。
プロペラの大きさから言ってそんなものだろう。
それに、浮力はそこまで強くないし、重いものは積めないから大きなエンジンは積めない。
本当ならミシディアから飛んで来たらいいのに、燃料がもたないのだろう。
それで空母ってわけか。
あの高さなら迫撃砲でも届くよな。
それに、あのスピードじゃあ寝てても当てられる。
「砲撃準備!」
戦車の砲台が空を狙う。
一番先頭の飛空船を狙う。
まるで止まっているに等しい的だ。
「砲撃開始!」
ぼくが合図をすると大砲が火を吹く。
その砲弾は見事に飛空船に当たって爆発する。
「迫撃砲隊にも飛空船を撃つように指示してください」
ぼくは通信兵に伝える。
通信兵はトランシーバーで陸軍に伝える。
こちらの陣営はあわただしく動き始める。
戦車は続けて次の飛空船を撃つ。
密集して浮いているので当たった飛空船だけでなく後ろの飛空船にも二次被害が及ぶ。
とにかく、海の上で食い止めるのだ。
少しすると迫撃砲部隊の準備が終わる。
3人一組で扱うミニ砲台だ。
10門くらい設置が終わる。
隊長の合図で砲撃が始まる。
飛空船は次々と爆発し、破片が海に落ちてくるのだった。
それにしても、あの飛空船とかいうのはどうやって空を飛んでるんだ。
この世界の科学では航空力学なんてないだろうし。
魔法の力で純粋に空に浮いているのか。
まるで風船のように。
え?風船?
そういえば、あの飛空船とかいうの、速度遅くない?
まるで気球だ。
「あれってどうやって飛んでるんですか?」
「あれは飛空石というものを使っているんです。
魔力を流し込んだら、浮く石があるのです」
護衛の人が答えてくれる。
「推進力はどうしているのですか」
「プロペラを回して風の力で進みます」
なんで今更そんなことを聞くのって感じだ。
こっちでは常識なんだろう。
「あれが全速力だよね」
護衛兵はうなづく。
プロペラの大きさから言ってそんなものだろう。
それに、浮力はそこまで強くないし、重いものは積めないから大きなエンジンは積めない。
本当ならミシディアから飛んで来たらいいのに、燃料がもたないのだろう。
それで空母ってわけか。
あの高さなら迫撃砲でも届くよな。
それに、あのスピードじゃあ寝てても当てられる。
「砲撃準備!」
戦車の砲台が空を狙う。
一番先頭の飛空船を狙う。
まるで止まっているに等しい的だ。
「砲撃開始!」
ぼくが合図をすると大砲が火を吹く。
その砲弾は見事に飛空船に当たって爆発する。
「迫撃砲隊にも飛空船を撃つように指示してください」
ぼくは通信兵に伝える。
通信兵はトランシーバーで陸軍に伝える。
こちらの陣営はあわただしく動き始める。
戦車は続けて次の飛空船を撃つ。
密集して浮いているので当たった飛空船だけでなく後ろの飛空船にも二次被害が及ぶ。
とにかく、海の上で食い止めるのだ。
少しすると迫撃砲部隊の準備が終わる。
3人一組で扱うミニ砲台だ。
10門くらい設置が終わる。
隊長の合図で砲撃が始まる。
飛空船は次々と爆発し、破片が海に落ちてくるのだった。
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