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第5章 ガルバン帝国
魔王ロンギラス01
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人間の国から、我らに応援の要請があった。
以前、この島に攻めてきたガルバン帝国と言う国だ。
一万くらいの軍隊で来たが、全滅させてやった。
それ以来、我が国に貢物を持ってくるようになった。
今回の要請は大陸にある一つの国がまわりの国を脅かしているということだ。
もうすでにガルバン帝国以外の2国を傘下にいれたという。
その勢いでガルバン帝国に侵攻しているらしい。
大陸のことは我々には関係のないことだ。
勝手にやってればいい。
ガルバン帝国のベリアードが言うには、その国のキャルロッテという王は世界征服を目指しているということだ。
ガルバン帝国を手に入れたら、次はこの島に攻めてくるという。
もしそんなことになっても、簡単に撃退することはできる。
しかし、ガルバン帝国が滅びると少し困る事情もある。
基本的に我が国は自給自足でやっている。
ただ、そうなると、天候などによって食料事情が大きく変わってしまう。
現在、ガルバン帝国との貿易によって不安定な食料事情を補っている。
それで、ガルバン帝国に兵を出すことにしたのだ。
ニャール王国というのは恐ろしい国ということだ。
亜人に対する差別もあり、亜人を奴隷として扱っているとのことだ。
王であるキャルロッテ王というのも傲慢な男だという。
その男に滅ぼされた国は悲惨な運命が待ち受ける。
国民は奴隷とされ、多額の賠償金や税金に苦しめられる。
最近では新しい武器を作って、他の国の国民を虐殺している。
今のところ、武器は多くないが、もし十分に用意できるようになると我が国でも苦戦するだろうと言う。
人間ごときに我が国の軍が負けるとは思わないが、油断は禁物だ。
現に武器に関しては人間のほうがいいものを持っている。
あと、数の問題もある。
魔族は人間に比べて数が少ない。
いくら弱いと言っても、数で攻められたら苦戦する。
ニャール王国は征服した国を取り込んで軍を強化しているという。
とりあえず、100人も派兵すれば大丈夫だろう。
魔族は団体行動は苦手だが、個々の力は強い。
そして、ガルバン帝国には10万を超える兵がいる。
これで不安の種は狩れるだろう。
念のため、幹部もひとり派兵しよう。
あいつなら戦車というのにも対応できるだろう。
この機会に魔族の強さを見せてやろう。
人間共は我らにひれ伏すだろう。
この世界ではいつの間にか人間が増えすぎた。
そして、彼らは増長している。
まるで、この世界の支配者であるかのようにふるまっている。
見せてやろう。
この世界は誰のものなのか。
わからせてやろう。
魔族に逆らう気も起こらないくらいに打ちのめしてやろう。
証明してやろう。
魔族は人間の上位存在だということを。
以前、この島に攻めてきたガルバン帝国と言う国だ。
一万くらいの軍隊で来たが、全滅させてやった。
それ以来、我が国に貢物を持ってくるようになった。
今回の要請は大陸にある一つの国がまわりの国を脅かしているということだ。
もうすでにガルバン帝国以外の2国を傘下にいれたという。
その勢いでガルバン帝国に侵攻しているらしい。
大陸のことは我々には関係のないことだ。
勝手にやってればいい。
ガルバン帝国のベリアードが言うには、その国のキャルロッテという王は世界征服を目指しているということだ。
ガルバン帝国を手に入れたら、次はこの島に攻めてくるという。
もしそんなことになっても、簡単に撃退することはできる。
しかし、ガルバン帝国が滅びると少し困る事情もある。
基本的に我が国は自給自足でやっている。
ただ、そうなると、天候などによって食料事情が大きく変わってしまう。
現在、ガルバン帝国との貿易によって不安定な食料事情を補っている。
それで、ガルバン帝国に兵を出すことにしたのだ。
ニャール王国というのは恐ろしい国ということだ。
亜人に対する差別もあり、亜人を奴隷として扱っているとのことだ。
王であるキャルロッテ王というのも傲慢な男だという。
その男に滅ぼされた国は悲惨な運命が待ち受ける。
国民は奴隷とされ、多額の賠償金や税金に苦しめられる。
最近では新しい武器を作って、他の国の国民を虐殺している。
今のところ、武器は多くないが、もし十分に用意できるようになると我が国でも苦戦するだろうと言う。
人間ごときに我が国の軍が負けるとは思わないが、油断は禁物だ。
現に武器に関しては人間のほうがいいものを持っている。
あと、数の問題もある。
魔族は人間に比べて数が少ない。
いくら弱いと言っても、数で攻められたら苦戦する。
ニャール王国は征服した国を取り込んで軍を強化しているという。
とりあえず、100人も派兵すれば大丈夫だろう。
魔族は団体行動は苦手だが、個々の力は強い。
そして、ガルバン帝国には10万を超える兵がいる。
これで不安の種は狩れるだろう。
念のため、幹部もひとり派兵しよう。
あいつなら戦車というのにも対応できるだろう。
この機会に魔族の強さを見せてやろう。
人間共は我らにひれ伏すだろう。
この世界ではいつの間にか人間が増えすぎた。
そして、彼らは増長している。
まるで、この世界の支配者であるかのようにふるまっている。
見せてやろう。
この世界は誰のものなのか。
わからせてやろう。
魔族に逆らう気も起こらないくらいに打ちのめしてやろう。
証明してやろう。
魔族は人間の上位存在だということを。
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