前世は拾われた猫だったので。転生したら人間を拾っています。

PYON

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第1章 猫ちゃん転生

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「そのドラがなんの用だ。
 みたところ魔法猫のようだが」

「ドラは猫にゃん」

「帰れ、ここはお前のような下級の魔獣が来るところではない」

「帰らないにゃん。ぼくはこの森のヌシを倒しに来たにゃん」

「おまえが?これはいい冗談だ。
 お前ごときに、竜王アーサー様が相手するはずはないだろう」

「ぼくと戦うのが怖いにゃん?」

「ふざけるのもたいがいにしろ。
 竜王様が出るまでもない。
 俺が相手をしてやろう」
 さっきの竜がぼくを見下ろす。

「ぼくは竜王を倒すにゃん。
 その前におまえも倒すにゃん」
 ここまで来て引き返すなんてない。
 目の前には若い竜。
 小山くらいの大きさはある。
 でもジャイアントベアーとかもこれくらいの大きさだったし。
 大丈夫。

「踏み潰してやる」
 そう言って足を持ち上げ、ぼくを踏もうとする。
 ぼくは、それを避ける。
 こんな大きな攻撃は当たらない。
 なんども、踏みつけてくるが大丈夫。
 尻尾で薙いでくるけど、簡単に飛び越える。
 
「すばしっこいやつめ。
 それなら、ブレスだ」
 若い竜はブレスを吐く。
 ぼくはそれに巻き込まれる。
 
「これでおわりだな。
 猫の丸焼き一丁あがりってか」
 そう言ってブレスを止める。
 そこには無傷のぼくがいる。
 防御力強化で、この程度のブレスはぼくには効かないんだ。

 さて、反撃だ。
 ぼくは、丸まってボールのようになる。
 そのまま、飛び出して若竜の顔面に体当たりをする。
 そう、ぼくが砲弾になったんだ。
 そして、若竜は吹っ飛んでのびてしまうのだった。
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