7 / 13
捜索
しおりを挟む話によると彼は蝶の姿に変えられて飛ばされたとのこと。魔法で変身しているものにはマージック国の印がどこかにあるそうで、蝶ならきっと羽のどこかだと言っていました。
私たちもさまざまな次元に行き捜索しつづけました。何日も何日も同じことの繰り返し。心が折れそうになります。
「なんでよりによって蝶なんだよ」
「まぁ、父からすれば見つけられにくい方がいいものね。」
「もう次でラストにしようぜ」
そう言って次の次元に行きましたが、それらしき蝶はいませんでした。
今日もいないのかと、諦めて帰ろうとした時です。
あやとが目で私に合図します。
その視線の先にはおにぎりを食べようとする蝶がいたのです。
顔を見合わせ、その蝶の羽を観るとマージック国の印が。
私たちに気付いた途端おにぎりを捨てて逃げ出します。
私たちも必死に追いかけてなんとか捕まえることが出来ました。
観念したようで抵抗することを辞めて着いてきてくれました。
「ご、ごめんなさい!もう許して下さい!!」
彼はどうやら誤解しているようです。
私たちは事情を説明しました。
「そういうことだったのか。事情も知らずにごめんなさい。」
「もう謝らないで下さい。大丈夫ですから。」
「ありがとうございます。なんとお礼をすればいいのか。」
「お礼なんていらないぜ。これはリッカからのお礼だからな。それよりはやくリッカのところに行こうぜ!」
「はい!」
私はリッカの喜ぶ顔を想像して、足早に向かいました。
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。
あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
いい子ちゃんなんて嫌いだわ
F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが
聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。
おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。
どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。
それが優しさだと思ったの?
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる