ケムケムの森

ほしうさ

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捜索

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話によると彼は蝶の姿に変えられて飛ばされたとのこと。魔法で変身しているものにはマージック国の印がどこかにあるそうで、蝶ならきっと羽のどこかだと言っていました。

私たちもさまざまな次元に行き捜索しつづけました。何日も何日も同じことの繰り返し。心が折れそうになります。

「なんでよりによって蝶なんだよ」
「まぁ、父からすれば見つけられにくい方がいいものね。」
「もう次でラストにしようぜ」

そう言って次の次元に行きましたが、それらしき蝶はいませんでした。
今日もいないのかと、諦めて帰ろうとした時です。
あやとが目で私に合図します。
その視線の先にはおにぎりを食べようとする蝶がいたのです。
顔を見合わせ、その蝶の羽を観るとマージック国の印が。
私たちに気付いた途端おにぎりを捨てて逃げ出します。
私たちも必死に追いかけてなんとか捕まえることが出来ました。
観念したようで抵抗することを辞めて着いてきてくれました。

「ご、ごめんなさい!もう許して下さい!!」
彼はどうやら誤解しているようです。
私たちは事情を説明しました。
「そういうことだったのか。事情も知らずにごめんなさい。」
「もう謝らないで下さい。大丈夫ですから。」
「ありがとうございます。なんとお礼をすればいいのか。」
「お礼なんていらないぜ。これはリッカからのお礼だからな。それよりはやくリッカのところに行こうぜ!」
「はい!」
私はリッカの喜ぶ顔を想像して、足早に向かいました。
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