少食大食い

ハチミツレモネード

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ハンバーグ定食

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 田舎の県だと大体の定食屋さんのごはんとおかず量が多めになるのはご存知だと思います。私の住んでいるG県もその田舎に入っております。まぁ、G県だけの特色なのかも知れませんが。あれって嬉しいは嬉しいのですが、食べきれない場合もありますよね。気持ちはありがたいのですが、残すのが申し訳ないこの上ない。だったら最初から少なめにしろですって?これが困った事に初見ではわからないものです。それにご飯を食べる時なんて、気持ちがゆるゆるになって油断しているのでやってしまう時があるものです。私は多く食べる方ではないですが、食べるのは大好きです。なので、自分で多く頼みすぎて後悔するときも多々あります。
 さて、前置きはこれくらいにして、
 これは私が少食な方でありつつ、多く食べなければいけない状況になる。そんな少食であるが故に自分の中ではめちゃめちゃ食べている時の物語なのです。

 ~最初はハンバーグ定食~
 私が新しい会社の仕事にも慣れた頃、最初こそお弁当を作っていましたがたまには手を抜きたくなることもあります。昼休みは外の定食屋さんで食べるというドラマのような社会人生活にも憧れるものです。さらに先輩に誘われては断るはずもありません。ちゃんと前日に誘われては尚更です。
 ・・・で、今目の前にあるハンバーグ定食が
・ハンバーグ(デミソース)
・サラダ
・小鉢のオニオンサラダ
・コーヒーゼリー
・お新香
・多めのご飯
・小うどん
 いや、小うどんはおかしいでしょ!この大きめのご飯なのに炭水化物を上乗せしてるの。多分、普通の成人男性にとっては、ちょうどいいほどほどの満腹する量なのでしょうが、私にとっては大盛りに味玉をつけてライスも付いてきたイメージです。そうです。通常の少食にしては、これは鬼門の量なのです。

 「ここは美味しいし、量もちょうどいいよね。あっ、でも私漬物苦手だからあげるよ。」
 先輩から幸せをお裾分けされました。
 「あっ、先輩もらってばかりで、アレなので私のこの小鉢のサラダどうですか?」
 「いいよいいよ!気にしないで!食べちゃってよ!」
 「はい、ありがとうございます。頂きます!」
 ノーと言えない日本人!
 こうなってはというか、食べるしかありません。大丈夫!私は大食いに憧れて、大食い漫画は結構読んでます。そこで、得た知識は
「水は多く飲むな!!」
以上です。いえ、本当にそれしか言ってない気がしますよ!

 「いやぁ、ほんと、あの人なんやろねぇ」
 先輩が愚痴を話しかけてくれますが、もはや返事はそうですねぇとしか言えません。
さて、昼休みが終わるまで約40分、帰るのを考えると30分でこれを食べないと行けません。
 いざ、最初はサラダから、うん、普通のサラダです。さて、サラダを半分ほど食べたところでハンバーグも少し・・・むっ、これは美味しい!定食屋さんのハンバーグは、なんでこんなに美味しく感じるのでしょう。ああ、これは美味しい・・・!白飯も進むものです。そして、オニオンサラダも・・・やはり、メインであるハンバーグが美味しいと全て美味しく感じますね!でも、ちょっとデミグラスソースの味が濃いので、水も飲みましょう。うん、うどんもやはりいいですね。そして、ハンバーグ・・・。いいですね、美味しい。

・・・約15分後くらい、ハンバーグがあと1/4の地点で、なんか入らなくなってきました。あー、量多いなコレ!ご飯なんてまだまだ残ってるよ。半分は過ぎたけど、今の状態だと果てしなく多く感じるよ。  
うどんは汁の中に沈めるので、もうクリアしたとして。サラダはまぁ食べれそうだな。
 この時、私の技として、ハンバーグに添えてあるサラダはなるべくソースに触れないようにして食べるのである。満腹モードのお腹には濃い味はキツいのである。それて、ソースの中にあるサラダは諦めて残すのである。
 そして、残ったハンバーグとご飯・・・。ふふ、ハンバーグ、ハンバーグってなんでお肉で出来てるのでしょうね?・・・あっ、意味わかんないこと考え始めてしまった。
 こうなっては、もう水作戦ですね。辛くなったら水で飲め!ハンバーグ、ご飯、ちょい水で・・・。
 なんとか、、、食べれた。いや、いけた。私頑張った!初めての食事でお残しはね、よくないからね!いやいや、よく食べたよ、私。まぁ、いうてちょっと多めの定食屋ですからね。あぁ、水も飲めないけど、つい飲んじゃう・・・。
 
「コーヒーゼリー残ってるで。」 
 ・・・本当に忘れてた。
 「先輩食べます?」
 「いやいや、いいよ~。食べちゃってよ!」
 水飲まなきゃよかった・・・。

ゼリーはほぼ液体なので、なんとか食べれました。
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