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終章 おう鳴神、この臭い女神を引き取ってくれ
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鳴神に続いて帰還ゲートをくぐったリフィールは天界の、最初にいた白い空間に出た。しかしそこには先輩女神はいるものの、鳴神の姿は見えなかった。
「あれ?勇者は?」
「こっち呼んだら殴りに来るから直接帰したわ。痛いのよ、アイツの拳って。それにアイツ、女だからって容赦しないし」
「うっわぁ………」
先輩の言葉にありそう、とリフィールは想像した。アレは多分、魔王や邪神が美少女でも躊躇なく殺しに行くタイプだ。もうサイコパスかなんかじゃないかな、と彼女は思い始めていた。
「しっかしとんでもない勇者ですね、彼」
「まぁ、今でこそあんなんだけど、最初はそれなりに苦労したのよ?」
「そうなんですか?」
「最初は普通の高校生だったからね。苦労しながら強くなって―――魔王に挑むも仲間を全滅させて自分も死んだし」
「え?」
思わぬ情報にリフィールの目が点になる。
あんな理不尽で容赦のない勇者が仲間を全滅させて、自分も死んだ。今の彼しか知らない彼女にとっては、全くもって想像できないことだった。
先輩女神に曰く、最初の転移の時は至極真っ当に異世界勇者をやっていたらしい。だが、魔王討伐の旅の最後―――魔王との決戦で、彼等は力及ばずに敗れた。
だが、そこで一つの奇跡が起こる。
「で、アイツが道中手に入れていた神話級アイテムに『凄ノ王之魂』ってのがあってね。持ち主が死ぬとその魂を取り込んで、栄養とするんだけど」
「何ですかソレ。持ち主にメリットのない呪いのアイテム………?」
「実際そうなのよ、何でソレが異世界にあったのかは未だに分かってないんだけれど。ともあれ、スサノオの荒御魂が封じられているそのアイテムに取り込まれたアイツは、そのまま栄養になるはずだったんだけれど………どう言う訳かスサノオと意気投合しちゃったらしくて、魂レベルで融合してるのよね」
「―――はぁっ!?」
スサノオと言えば、天界での上級神に匹敵する武神だ。そんなモノと融合して、果たして生身の人間が耐えられるのか不明だが、実際に鳴神は人格崩壊することなく生き残っている。
「つ、つまり彼は………」
「まぁ、全ての力を引き出している訳じゃないとは言え、中級限定管理神ぐらいの強さはあるのよ。生身で」
「出鱈目過ぎる………」
神はその強大過ぎる力を持つ故に下界への直接干渉は出来ないというルールがあるのに、鳴神は生身に神の力を宿しているからそのルールに抵触せず振るい放題なのだという。
この状況を危惧する神もいるが、少なくとも鳴神の性格が悪い方に変節しない限りは監視に留めるということになっている。
「そんな訳で、地上で暮らしているのに文字通り神並みの強さを手に入れて、アイツは最初の異世界の魔王を討伐した。けどまぁ、そこで心に傷を負ってしまったのよね………」
「それは………」
確かに魔王は倒した。だが、失ったものはあまりに多かった。だから、彼は救世の褒美に一つの望みをした。
即ち、『世界を救った褒美に、仲間を生き返らせてくれ』と。
だが、救世の褒美は一世界に一つ。彼の仲間、その全てを生き返らせるためには後2回世界を救わねばならなかった。そして、もう二度と仲間を失わないために、今度はたった一人で。
それが、鳴神隼人という周回勇者の始まりだった。
と、ここまでなら実に感動的な話なのだが。
「まぁ便利だから仲間が全員生き返った後も今回みたいに面倒な世界に放り込んでるんだけど」
「ド外道!ド外道ですよこの先輩!」
「えー。だって使えるんだから使わなきゃ勿体ないでしょー?」
この先輩女神に目をつけられたのが運の尽き。仲間を全員復活させて、自身は日本へスキル持ったまま帰って平々凡々と日常を満喫しているというのに、時折呼び出されては強制的に異世界に放り込まれているのである。
そりゃぁ、早く帰りたがる訳である。
「はー。ともかく、これでこの厄介なお仕事は終わりですか」
「そうね。後一仕事あるけれど」
「え?」
「あのねー。アンタ忘れたの?異世界転移者、及び転生者が邪神を倒すほどの偉業をなしたら神が何か褒美を与えることになっているでしょう?」
「あ」
そう言えばそうだ、とリフィールは思い出す。
「で、でも、ご褒美の交渉前に終わってしまったので、実質ノーカンなのでは………?」
「アンタも大概外道よね?」
「こほん。それに、彼、何か欲しい物あるんですかね。スキルは自前があるし、地位や名誉には興味なさそうですし………」
「馬鹿ねぇ。もう一つ男が欲しがるものあるでしょう?―――女よ」
「え?でも、彼、異世界人の女の子は」
「臭いとか不衛生とかどうせ童貞の言い訳よ」
「そうなんですか?」
「それにここにいるじゃない。異世界人じゃない、それなりにいい女が」
何だか蛇を前にしたカエルのような気分になりながら、リフィール自分を指差す。
「―――。私?」
「そう。今回はアンタの案件なんだし、丁度いいでしょ?ご褒美はわ・た・しってやつ」
「ちょっ………!」
嫌ですよ!と文句を言おうとするが、その前に先輩女神がこんな事を宣った。
「そう言えばあたしをぶん殴るんだっけ?」
「ぴゅ、ぴゅーぴゅー………!」
「口笛で誤魔化したって無駄よ。合コンなら私が代わりに出てあげるから安心してねー。アンタはアイツが満足するまでご奉仕してきなさい」
彼女はそう言って容赦なく指を一振り。するとリフィールの足元に魔法陣が広がり。
「こ、この性悪女神―――!」
「先輩に向かってなんてこと言うのあの子」
捨て台詞を残して消えていった。
さーて合コン合コン若い燕ー、と先輩女神はスキップで部屋を後にした。
●
ゲートを潜ると、鳴神は自分の部屋に出た。
「ちっ。逃げやがったな、あのクソ女神」
褒美のためにあの白い空間に呼ばれずに帰ってきたことを考えると、それしか考えられない。今度あったら泣かす、と心に決めた。
「はぁ、まぁいい。それより飯食ってゲームを………」
そう呟いて食事の用意を始めようとした瞬間だった。
「あだぁ―――!」
目の前に、リフィールが出現して、そのまま床に腰を強かに打ち付けて悶絶している。それを認めた鳴神は、人によっては魅惑的なその大きな臀部を蹴り飛ばした。
「おいコラ駄女神」
「いったぁ―――!な、何するんですか!?セクハラですよ!?」
「じゃぁお前は不法侵入者だな。何なん?人ん家に土足で降ってくるとか何様なん?」
「何故急に関西弁に………!」
威圧されてリフィールは正気に戻ったか、こほんと咳払いして居住まいを正し話を切り出す。
「え、えっと………そのですね。こ、今回の件のご褒美でして」
「何が?」
「私が」
「はぁ?」
「ご褒美は、わ・た・し」
無理矢理しなを作るリフィールに、鳴神は頭の先から爪先までじっくり視線で舐め回した後、凡その事情を察して。
「―――チェンジ!」
「うわぁあぁぁん!見捨てないで下さいぃぃぃ!拒否られたら天界戻れない―――!!」
この件を境に、女神を引き連れた帰還勇者があらゆる世界の救済を行っていくのだが―――それはまた、別の話。
「あれ?勇者は?」
「こっち呼んだら殴りに来るから直接帰したわ。痛いのよ、アイツの拳って。それにアイツ、女だからって容赦しないし」
「うっわぁ………」
先輩の言葉にありそう、とリフィールは想像した。アレは多分、魔王や邪神が美少女でも躊躇なく殺しに行くタイプだ。もうサイコパスかなんかじゃないかな、と彼女は思い始めていた。
「しっかしとんでもない勇者ですね、彼」
「まぁ、今でこそあんなんだけど、最初はそれなりに苦労したのよ?」
「そうなんですか?」
「最初は普通の高校生だったからね。苦労しながら強くなって―――魔王に挑むも仲間を全滅させて自分も死んだし」
「え?」
思わぬ情報にリフィールの目が点になる。
あんな理不尽で容赦のない勇者が仲間を全滅させて、自分も死んだ。今の彼しか知らない彼女にとっては、全くもって想像できないことだった。
先輩女神に曰く、最初の転移の時は至極真っ当に異世界勇者をやっていたらしい。だが、魔王討伐の旅の最後―――魔王との決戦で、彼等は力及ばずに敗れた。
だが、そこで一つの奇跡が起こる。
「で、アイツが道中手に入れていた神話級アイテムに『凄ノ王之魂』ってのがあってね。持ち主が死ぬとその魂を取り込んで、栄養とするんだけど」
「何ですかソレ。持ち主にメリットのない呪いのアイテム………?」
「実際そうなのよ、何でソレが異世界にあったのかは未だに分かってないんだけれど。ともあれ、スサノオの荒御魂が封じられているそのアイテムに取り込まれたアイツは、そのまま栄養になるはずだったんだけれど………どう言う訳かスサノオと意気投合しちゃったらしくて、魂レベルで融合してるのよね」
「―――はぁっ!?」
スサノオと言えば、天界での上級神に匹敵する武神だ。そんなモノと融合して、果たして生身の人間が耐えられるのか不明だが、実際に鳴神は人格崩壊することなく生き残っている。
「つ、つまり彼は………」
「まぁ、全ての力を引き出している訳じゃないとは言え、中級限定管理神ぐらいの強さはあるのよ。生身で」
「出鱈目過ぎる………」
神はその強大過ぎる力を持つ故に下界への直接干渉は出来ないというルールがあるのに、鳴神は生身に神の力を宿しているからそのルールに抵触せず振るい放題なのだという。
この状況を危惧する神もいるが、少なくとも鳴神の性格が悪い方に変節しない限りは監視に留めるということになっている。
「そんな訳で、地上で暮らしているのに文字通り神並みの強さを手に入れて、アイツは最初の異世界の魔王を討伐した。けどまぁ、そこで心に傷を負ってしまったのよね………」
「それは………」
確かに魔王は倒した。だが、失ったものはあまりに多かった。だから、彼は救世の褒美に一つの望みをした。
即ち、『世界を救った褒美に、仲間を生き返らせてくれ』と。
だが、救世の褒美は一世界に一つ。彼の仲間、その全てを生き返らせるためには後2回世界を救わねばならなかった。そして、もう二度と仲間を失わないために、今度はたった一人で。
それが、鳴神隼人という周回勇者の始まりだった。
と、ここまでなら実に感動的な話なのだが。
「まぁ便利だから仲間が全員生き返った後も今回みたいに面倒な世界に放り込んでるんだけど」
「ド外道!ド外道ですよこの先輩!」
「えー。だって使えるんだから使わなきゃ勿体ないでしょー?」
この先輩女神に目をつけられたのが運の尽き。仲間を全員復活させて、自身は日本へスキル持ったまま帰って平々凡々と日常を満喫しているというのに、時折呼び出されては強制的に異世界に放り込まれているのである。
そりゃぁ、早く帰りたがる訳である。
「はー。ともかく、これでこの厄介なお仕事は終わりですか」
「そうね。後一仕事あるけれど」
「え?」
「あのねー。アンタ忘れたの?異世界転移者、及び転生者が邪神を倒すほどの偉業をなしたら神が何か褒美を与えることになっているでしょう?」
「あ」
そう言えばそうだ、とリフィールは思い出す。
「で、でも、ご褒美の交渉前に終わってしまったので、実質ノーカンなのでは………?」
「アンタも大概外道よね?」
「こほん。それに、彼、何か欲しい物あるんですかね。スキルは自前があるし、地位や名誉には興味なさそうですし………」
「馬鹿ねぇ。もう一つ男が欲しがるものあるでしょう?―――女よ」
「え?でも、彼、異世界人の女の子は」
「臭いとか不衛生とかどうせ童貞の言い訳よ」
「そうなんですか?」
「それにここにいるじゃない。異世界人じゃない、それなりにいい女が」
何だか蛇を前にしたカエルのような気分になりながら、リフィール自分を指差す。
「―――。私?」
「そう。今回はアンタの案件なんだし、丁度いいでしょ?ご褒美はわ・た・しってやつ」
「ちょっ………!」
嫌ですよ!と文句を言おうとするが、その前に先輩女神がこんな事を宣った。
「そう言えばあたしをぶん殴るんだっけ?」
「ぴゅ、ぴゅーぴゅー………!」
「口笛で誤魔化したって無駄よ。合コンなら私が代わりに出てあげるから安心してねー。アンタはアイツが満足するまでご奉仕してきなさい」
彼女はそう言って容赦なく指を一振り。するとリフィールの足元に魔法陣が広がり。
「こ、この性悪女神―――!」
「先輩に向かってなんてこと言うのあの子」
捨て台詞を残して消えていった。
さーて合コン合コン若い燕ー、と先輩女神はスキップで部屋を後にした。
●
ゲートを潜ると、鳴神は自分の部屋に出た。
「ちっ。逃げやがったな、あのクソ女神」
褒美のためにあの白い空間に呼ばれずに帰ってきたことを考えると、それしか考えられない。今度あったら泣かす、と心に決めた。
「はぁ、まぁいい。それより飯食ってゲームを………」
そう呟いて食事の用意を始めようとした瞬間だった。
「あだぁ―――!」
目の前に、リフィールが出現して、そのまま床に腰を強かに打ち付けて悶絶している。それを認めた鳴神は、人によっては魅惑的なその大きな臀部を蹴り飛ばした。
「おいコラ駄女神」
「いったぁ―――!な、何するんですか!?セクハラですよ!?」
「じゃぁお前は不法侵入者だな。何なん?人ん家に土足で降ってくるとか何様なん?」
「何故急に関西弁に………!」
威圧されてリフィールは正気に戻ったか、こほんと咳払いして居住まいを正し話を切り出す。
「え、えっと………そのですね。こ、今回の件のご褒美でして」
「何が?」
「私が」
「はぁ?」
「ご褒美は、わ・た・し」
無理矢理しなを作るリフィールに、鳴神は頭の先から爪先までじっくり視線で舐め回した後、凡その事情を察して。
「―――チェンジ!」
「うわぁあぁぁん!見捨てないで下さいぃぃぃ!拒否られたら天界戻れない―――!!」
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