いまさらですが、中二病で世の中は回っている!!

丸ニカタバミ

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ショートショート

どうでもいい話

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 ある日の休日に私とおじさんがゴロゴロしていた時の話。
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「どうでもいい話していい?」
「いいよ」
「テントウムシって点の数で種類が分かれるらしいよ」
「へー。でもそれって今言わないといけないこと?」
「いいや」
 お互いが読んでいる本のページをめくる音がする。
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「どうでもいい話していい?」
「いいよ」
「塗り絵ってメンタルヘルスにもボケ防止にもいいらしいよ」
「へー。でもそれって今言わないといけないこと?」
「いいや」
 また、本をめくる音がする。
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「どうでもいい話していい?」
「いいよ」
「イザナキとイザナミって兄妹らしいよ」
「へー。でもそれって今言わないといけないこと?」
「いいや」
 おじさんが本を読み終えたのかパタンッと本を閉じる音がする。
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「どうでもいい話していい?」
「いいよ」
「今、2時だよね」
「うん。でもそれって今言わないといけないこと?」
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「ご飯食べてないよね」
「おばあさん、朝ごはんは食べたでしょ」
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「私が言ってるのはお昼ご飯の話なのですが」
「そだね」
「……」
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「お腹がすいたのだけど」
「いいよ」
「なにが?」
「何か食べても」
「作ってくれないの」
「いいや」
「ふーん」
 とりあえず冷蔵庫に何かないかを確認しに行く。
「ねえねえ、おじさん」
「ん?」
「冷凍のチャーハンが二袋あるけど」
「お願いします」
「へー。でもそれっていまさら言うこと?」
「いいや」
 おじさんが次の本を手に取ったのか本をめくる音がし出した。
「ねえねえ、メイさんメイさん」
「ん?」
「どうでもいい話していい?」
「いいよ」
「チンしてくれたらこの前のカフェの代金チャラにしてもいいよ」
「全力で取り掛かりましょう」
 おいしくいただきました。
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