CHAICER~チェイサー~

キシメソ

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Part9.存亡を懸けた戦い∞プレアゼロ編

第八話「告白」

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カイン:ッッっ・・・!!!

リンク:先輩・・!カイン先輩・・・!!

アレス:おい・・!!!目覚ませ!!

アレス ソリッドグレイブで加重させた拳でカインの頭部を殴打

カイン:・・・・っっ・・・

カイン ショックで気絶 変身が解除

リンク:カイン・・先輩・・・こんな暴走しちゃうなんて・・・ 体大丈夫なの・・・

アレス 通常の変身に戻る

アレス:利き足を相当痛めてるはずだ・・・こんな馬鹿な真似・・リンク エイムさんは無事か

リンク エイムの体を確かめる

リンク:・・・・受けた部分が軽く火傷してるけど心臓も動いてて大丈夫・・・だと思う・・

アレス:・・・一旦連れ帰ってロットに診てもらう方がいいか・・

リンク:うっ・・・う・・・カイン先輩・・・ぃ

アレス:・・こいつは・・感情的でプレアと対峙すれば容赦ない割には・・自分へのプライドがほとんど無いんだ・・・ メリットや見返りなんかを一切求める事なく周りの人間の為に全力を注げる人間なんだ・・・

リンク:っ・・・・。

アレス:実はこんな性格を持つ人間は極めて特殊だ・・・ 理想にする者は多いと思うが・・

リンク:・・・うん カイン先輩はそうだね・・・ウチも分かる・・

リンクとアレス 2人を連れて移動を続ける

アレス:・・・博士達はまだか・・まだプレアゼロは動けないはずだが・・・戻って往復するほどの余裕はさすがにない・・・

リンク:奴も・・・相当キテるはず・・だよね・・・

アレス:リンク・・・

カイン:・・・・・ぅう・・

アレス:っ・・!

リンク:カイン先輩・・!?

カイン:アレス・・リンク・・・ぁ・・・ 野郎は・・・っ!

アレス:お前のせいで一旦離れてる・・ 姉は無事だ 頭冷やせ大馬鹿野郎が・・

カイン:っ・・・く・・ ・・・・すまねぇ

リンク:・・・・。・・・先輩言ってたよね なんやかんや自分の事は自分が一番よく分かってるって・・ヤバそうな事があったらすぐに退くって ・・・っっ全然分かってないよ!!!ウチからしたら・・っ・・

カイン:っ・・・・

リンク:アレス先輩に言ってたじゃない ここにはお前の事が大切な人しかいないんだから絶対死ぬな って・・・何で自分にも同じ事が言われるって思えないの・・・ いつも無茶するのは分かってるけど危なすぎるよ・・・!!・・・ウチ・・ 先輩が大好きなんだから・・

カイン:っ・・・!

リンク:・・・・・ウチの気持ちにも全然気付いてなかったでしょ・・

カイン:ぃや・・お前はアレス一筋かと・・

リンク:カイン先輩1人が無茶して後先考えず暴れたらいい話なんか絶対無いの!!アレス先輩もフィート博士もみんな先輩が好きなの!!!だから・・・みんなで生き残るの・・・!

カイン:・・・っ分かった・・・ 悪かったよ ごめん

アレス:・・・・。

カイン:なんつーか・・・お前には最初に会った時からだけど・・ っ敵わねぇな・・・


ナツレ:おーーーーーーい!

カイン&アレス&リンク:・・・!!

フィート:みんな・・大丈夫!??

フィートとナツレがフロートバーニアを使い 新たに製作したチェイサー探索装置を頼りに合流

リンク:博士達・・

カイン:出来たんだな・・・フロートバーニア・・・すげぇ・・

アレス:博士・・ナツレさん 2人を診てやってください

カイン:いや オレはもう平気だ・・

カイン アレスの肩を離れて両足で立つ

リンク:そんな・・大丈夫なの?診てもらった方がいいよ

カイン 歩き回って見せる

カイン:・・・ほらな 何ともねーよ

フィート:・・・その女性は?

カイン:・・・・オレの姉ちゃんだ 偶然近くに居合わせて・・・プレアゼロの電流を受けちまった・・・ごめん博士・・早く連れて行ってくれねーか・・・

ナツレ:そんな・・・・ ・・・分かったわ アタシが連れてく ロットと一緒に診てみるわ・・!

カイン:ありがとう よろしくお願いします・・・ナツレさん 

カイン 頭を下げる ナツレ エイムを抱えて研究所に戻る

フィート:あんたも診るわよ そこに座りなさい

カイン:・・・・。


3人 フィートに状況説明をし カインの容体をチェックする

フィート:・・・・2段階強化のプレアゼロの硬質化状態を連続で攻撃したって言ってたわよね・・ 

カイン:・・ああ

フィート:信じられない・・ 骨の軋みも足の裏の腫れすら無い・・・何とも無いわ

カイン:だから言ったろ

アレス:・・・・呆れた奴だ あの状況で怒りによって成長したってのか

リンク:とことん感情に流れるね・・・カイン先輩は・・

フィート:プレアゼロは・・・まだその2段階強化のは残ってるのよね

アレス:すみません・・・大量に消滅させましたが そいつの手応えはありませんでした・・

フィート:・・・邪魔にならないようにアタシも遠くから観させてもらうわ・・ 決着をつけに行きましょ

カイン:くっ・・・にしてもあいつ・・・許せねぇぜ・・・!

アレス:安心しろ お前ほど理解は出来てなくてもボク達も怒り心頭ぐらいしてる・・

リンク:うん・・
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