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罰2
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しおりを挟む竿の裏筋をちろちろと舌先で弄り、深くくわえ込む。
「手が動いてねぇぞ」
「ん…っ」
ぎゅっと吸い上げた瞬間、唇に触れる血管がどくりと動き、温かな生臭い精液が喉の奥へと放たれる。
「ちゃんと飲めよ」
男が出した液体の気持ち悪さに吐き出そうとすると、手ががっしりと葉人の口を塞いだ。
「ぐ…んぅ…っ……」
舌の上で苦味を放つそれをなんとか飲み込み、唇の端を拭う。
「…ぁ…ん」
解放された口から、突き上げられる度に喘ぎがこぼれ、しっとりと精液と唾液にまみれた唇を舐めては、肩で息をする男を見上げる。
「お前…すげ…インランな顔してるな…」
「あ…んっ…そんなこと…な…ぁっ…やぁっ出ちゃ…っ」
腰を抱えた男が一際大きく腰を突き出すと、限界まで膨れて痛々しいほど震えていた葉人のモノから白い液体が飛び散る。
「ぅっ…ぁ…ん……出ちゃ…ぅ…ぁぁっ!!」
びくびくと体を痙攣させながら、射精の解放感に恍惚となっている葉人を人形のように揺さぶり、後ろで腰を振っていた男も果てる。
「…次俺入れさせてよ」
手淫でまた硬さを取り戻しかけているモノを握りながら、司郎が男から葉人をもぎ取る。
「お前3度目だろ?俺まだ突っ込んでないんだけどっ!?」
憤然と抗議の声を上げる男に、司郎はちっと小さく舌打ちした。
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