78 / 349
先生
12
しおりを挟む硬く反り返った牡を入り口にあてがわれただけで、葉人は達しそうになって唇を噛んだ。
ほぐれたアナを押し広げながら、熱の塊に満たされていく快感に舌舐めずりをする。
「ぅ…んっ、あっ!!」
ぴりっとした痛みに、昨日ついた傷を思い出して表情を曇らせる。
光彦がそれに気づき、動きを止めた。
「痛むな。止めておこうか」
体を離そうとした光彦にすがりつき、葉人は何度も首を振る。
「やだ!!」
「…小田切……」
光彦はテーブルに葉人を寝かし直すと足を大きく広げ、指にほぐされてひくりひくりとしているそこに舌を這わし始める。
じゅぷじゅぷと唾液を絡め、舌を差し入れてとろとろに溶かす。
「ん…ふぅ……」
「っ……も…小田切、悪い…」
額に汗を浮かべた光彦は苦しげにそう言うと、葉人の足を抱え上げた。
「やぁ…こわ……っ」
体重をかけて腰を押し進める光彦にすがりつく。
「んっ、おっ…き……」
完成された大人の男のモノは、今までの誰よりも質量でもって内蔵を押し分けてくる。
「は…ぁんっん、やぁ…動かないでぇ…」
「…ぅ……っいや……むり…っ」
突き立てたモノを更に奥へと誘うように、ねっとりと包み上げる粘膜の熱さに光彦は首を振った。
「あっ…あっ!!ん…っ!ぅんっやぁんっせんせぇっ!!」
あられもない声を張り上げ、葉人は光彦の腰に足を絡めて体をくねらせる。
「ぁっ…あ、あっ!!」
光彦の与えてくる律動に翻弄され、先走りを垂らしている芯を握られ、声をあげて葉人はイった。
0
あなたにおすすめの小説
優しくて知的な彼氏とサークルの合宿中我慢できなくて車でこっそりしたら、優しい彼氏が野獣になってしまった話
ゆなな
BL
Twitterで連載していたタイトルそのまんまのお話です。大学のサークルの先輩×後輩。千聖はいろさん@9kuiroが描いて下さったTwitterとpixivのアイコン、理央はアルファポリスのアイコンをモデルに書かせてもらいました。
娘さん、お父さんを僕にください。
槇村焔
BL
親父短編オムニバス。
色んな家族がいます
主に親父受け。
※海月家※
花蓮の父は、昔、後輩である男に襲われた
以来、人恐怖症になった父は会社を辞めて、小説家に転身する。
ようやく人恐怖症が治りかけたところで…
腹黒爽やか×気弱パパ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる