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裏切り
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しおりを挟む「葉人?」
「……アレ、気に入りなんでしょ?…あんな風に…オレを犯してみたくない?」
耳元で囁いた言葉に千秋が動きを止めた。
するりとスウェットを下半身から抜き取り、下着もずらす。
仲のいい友人とは言え千秋の目にそんなところを晒すのは初めてだった。
千秋に弄られて立ち上がりかけたモノが震える。
ひくりと後孔が痙攣したような気がした。
「なん…の……冗談……っ」
拒否するも、千秋の視線は葉人の秘められていた場所から動かない。
心の中がざわつく。
「シたかったんじゃないの?」
指で開いた足の最奥をくるんと撫ぜてアピールすると、千秋の喉がごくりと動いた。
「や…俺、女の子好きだし……っ…」
そう言うも、無様にスラックスを片足に絡ませて全開になっているソコは衰えてはおらず…
「そう?」
う…とか、あ…とか言葉を零すが、千秋はそれ以上声を出さずに俯いた。
「………」
「千秋がシテくれないなら、自分でしちゃうよ?」
「………」
「この痕も、皆シタあとだよ?こんな痕、つけたくない?」
ティッシュの箱を握りしめていた手が震え、正確な形をしていたその箱を握り潰す。
「お…れは……」
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