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幸せに……
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教会の鐘が晴天に響き渡り、どこからともなく花びらの雪が降ってきた。
隣に寄り添う純白のドレスを身に纏う美しい女と幸せそうに微笑む男。
「……あーあ、お前は幸せ者だぜ?」
人々のアーチから少し離れた木の上で友人を見守りつつ、少し悔しい思いが溢れ出す。
「お前はいつもいい所持っていくからな~。あいつのクセに立派なタキシードなんて着ちゃって、可愛い嫁さんにデレデレしやがって!」
──昔からあいつとは腐れ縁みたいにどこに行くも一緒で、馬鹿やって親にしばかれたり、時には喧嘩して笑ったり。
このまんま時が過ぎていくんだと思ったんだけどさ、悪ぃな?
お前の相棒は……俺じゃなくなったんだ。
悔しいが、俺は先に行っとくから幸せなれよ!
俺はたくさんの人達に笑いかける友に聞こえないだろうが叫ぶ。
「お前なら大丈夫!なんたってお前は俺の最高の友達だからな!」
隣に寄り添う純白のドレスを身に纏う美しい女と幸せそうに微笑む男。
「……あーあ、お前は幸せ者だぜ?」
人々のアーチから少し離れた木の上で友人を見守りつつ、少し悔しい思いが溢れ出す。
「お前はいつもいい所持っていくからな~。あいつのクセに立派なタキシードなんて着ちゃって、可愛い嫁さんにデレデレしやがって!」
──昔からあいつとは腐れ縁みたいにどこに行くも一緒で、馬鹿やって親にしばかれたり、時には喧嘩して笑ったり。
このまんま時が過ぎていくんだと思ったんだけどさ、悪ぃな?
お前の相棒は……俺じゃなくなったんだ。
悔しいが、俺は先に行っとくから幸せなれよ!
俺はたくさんの人達に笑いかける友に聞こえないだろうが叫ぶ。
「お前なら大丈夫!なんたってお前は俺の最高の友達だからな!」
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