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貴方と共に
適正を知らなかった
朝方トップがガタガタ震えながら毛布に包まり執務室で熱いお茶を飲んでいる。
「どうしたんですか?」
シルフィードが書類を渡しつつ、ラゥナを見る。
「昨日仕事が終わり、日も落ちたのでお互い部屋で寝たんですが」
「ラーナ君の場合は普通に貸し部屋だからね」
「あぁ」
呆れているシルフィードにラゥナは続ける。
「朝起きて珍しく雪振ってるなと階段を見たら階段で座り込んでいるトップを発見しまして」
それで震えてるのかと眺める。
「陛下は来てなかったんですか?」
「陛下は嘆きの森へ出張中ですので」
「なんでまた」
「嘆きの森で人食いクマが出たので。今日お帰りですよ」
「こういう時困るよね」
「温泉入りたい」
「魔力が落ち着いたら行ってきなさい」
「送り出さないんですか?」
「半分魔力暴走を起こしてますからね。下手に移動魔法など使ったらどうなることやら」
木の大精霊の加護の国に湯船の習慣はあまりない。
するとしてもシャワーか体を拭くぐらいだろう。
「生きた暖房器具は?」
「雪の中を転げ回っています」
窓の外を示すのでシルフィードは断って見れば楽しそうに雪を楽しむ二頭。
「私は火の適性ありませんしね。出来るのは」
「じゃあ。トップが魔法使えばいいじゃないですか。火の適正あるでしょう?あ。でも半魔力暴走中か。じゃあ」
「自分の適性。知らない」
「は?」
シルフィードが何言ってんだこいつと言わんばかりの顔をする。
「だってこの間陛下がアヤは火の魔法にうんぬん。使ったところ見たことない。うん。あれ?」
トップはお茶をすする。
「火の適正魔法使い見たことない」
「え?だって火の国王陛下と懇意に」
「あの方は魔法使いませんしねぇ」
そう言えばトップの周りにいませんねと呑気なラゥナ。
「精霊や妖精の魔法って人が使う魔法と形態が違うからぶっちゃけ、難しいし消費も激しいんだよね」
掌に火の玉を浮かばせるトップ。
「この程度ならできるけど、これ以上はどっかで一度見るか教わるかしないと、どうなるか分かんない。ブリザードの国って火の要素弱いからあんまり火属性見かけないしね」
「樹木も忌避されがちですからね」
「だよね」
「じゃあ。師匠に師事するとか」
「私はエルフ種の中でも魔法得意じゃないんですよ。適性も風ばっかりですし」
「でも、じゃあ、なんで氷使ってるの?」
「陛下のばっか見てたしお揃い」
「トップって案外おそろいにするの好きだよね」
呆れるシルフィードにトップは落ち着いたと温泉へ移動する。
「火の適性が強いと寒さに強くなりますが一晩はさすがに冷えるでしょうね」
「確かに」
シルフィードは大きく頷く。
アヤは暖炉前に寝そべってくつろぐウロを見る。
「ウロってさ」
アヤの隣でのんびりとアヤおすすめの本を読むフリザードが生返事をする。
「暖炉前好きだよね。昼間のお昼寝のときとかは隣にいるの好きだけど、夜になると火がついてなくてもいるよね」
「雪国のヴァーナルガンド種だから寒さは強いと思うがそもそも熱や火を好むのは火の適性がある証拠だぞ」
「ウロ。魔法使えるのは知ってるけど氷じゃないの?」
「アヤは適性検査を受けてなかったか」
来た当初は体調を崩し、後にトップと名乗る前に証明書を持っていたためアヤの適性検査はすっかり忘れられていた。
「今日メーランから適性検査受けさせていないと聞いてな」
「仮面で個別判別できないからね」
「アヤの適正は炎だけだが、ウロは氷と炎の適正があるな」
「炎かぁ」
「私も炎はあまり得意ではないから教えてないから使ったことはないが暖炉前にいるのそういうことだ」
「自分炎好きだったかな」
「熱源でもいいからなぁ」
じっと見られてなんだろうと考える。
「風呂好きだろう」
「ウロは風呂嫌いでしょう」
「そっちは氷の性質が強いな。まぁ。個人差もあるからなぁ。相反する属性はこっちが良くてもあっちがダメなんてことは多々あるしな」
眠そうにウロが近づいてきてアヤにくっつく。
(うろ白い煙は好き)
「あぁ。サウナ。真っ白って喜んでたなぁ」
「城に作るか」
「落ち着け」
「いや。サウナぐらいなら城にあってもいいと思うのだ。兵士たちへの慰労になるし」
「落ち着け。ウロというかアルカンシェルにもサウナはあるし」
「なんだかんだでそっちに居座るじゃないか。私はウロにかまいたい」
「もう好きにして」
後は宰相さんに丸投げすればいいかと諦める。
「ざーくん」
ウロがうとうとと眠そうにしているのでお布団くる?と誘うが暖炉へ戻っていく。
「ん?」
「寝る」
「お休み」
優しい手に撫でられて目を閉じる。
「どうしたんですか?」
シルフィードが書類を渡しつつ、ラゥナを見る。
「昨日仕事が終わり、日も落ちたのでお互い部屋で寝たんですが」
「ラーナ君の場合は普通に貸し部屋だからね」
「あぁ」
呆れているシルフィードにラゥナは続ける。
「朝起きて珍しく雪振ってるなと階段を見たら階段で座り込んでいるトップを発見しまして」
それで震えてるのかと眺める。
「陛下は来てなかったんですか?」
「陛下は嘆きの森へ出張中ですので」
「なんでまた」
「嘆きの森で人食いクマが出たので。今日お帰りですよ」
「こういう時困るよね」
「温泉入りたい」
「魔力が落ち着いたら行ってきなさい」
「送り出さないんですか?」
「半分魔力暴走を起こしてますからね。下手に移動魔法など使ったらどうなることやら」
木の大精霊の加護の国に湯船の習慣はあまりない。
するとしてもシャワーか体を拭くぐらいだろう。
「生きた暖房器具は?」
「雪の中を転げ回っています」
窓の外を示すのでシルフィードは断って見れば楽しそうに雪を楽しむ二頭。
「私は火の適性ありませんしね。出来るのは」
「じゃあ。トップが魔法使えばいいじゃないですか。火の適正あるでしょう?あ。でも半魔力暴走中か。じゃあ」
「自分の適性。知らない」
「は?」
シルフィードが何言ってんだこいつと言わんばかりの顔をする。
「だってこの間陛下がアヤは火の魔法にうんぬん。使ったところ見たことない。うん。あれ?」
トップはお茶をすする。
「火の適正魔法使い見たことない」
「え?だって火の国王陛下と懇意に」
「あの方は魔法使いませんしねぇ」
そう言えばトップの周りにいませんねと呑気なラゥナ。
「精霊や妖精の魔法って人が使う魔法と形態が違うからぶっちゃけ、難しいし消費も激しいんだよね」
掌に火の玉を浮かばせるトップ。
「この程度ならできるけど、これ以上はどっかで一度見るか教わるかしないと、どうなるか分かんない。ブリザードの国って火の要素弱いからあんまり火属性見かけないしね」
「樹木も忌避されがちですからね」
「だよね」
「じゃあ。師匠に師事するとか」
「私はエルフ種の中でも魔法得意じゃないんですよ。適性も風ばっかりですし」
「でも、じゃあ、なんで氷使ってるの?」
「陛下のばっか見てたしお揃い」
「トップって案外おそろいにするの好きだよね」
呆れるシルフィードにトップは落ち着いたと温泉へ移動する。
「火の適性が強いと寒さに強くなりますが一晩はさすがに冷えるでしょうね」
「確かに」
シルフィードは大きく頷く。
アヤは暖炉前に寝そべってくつろぐウロを見る。
「ウロってさ」
アヤの隣でのんびりとアヤおすすめの本を読むフリザードが生返事をする。
「暖炉前好きだよね。昼間のお昼寝のときとかは隣にいるの好きだけど、夜になると火がついてなくてもいるよね」
「雪国のヴァーナルガンド種だから寒さは強いと思うがそもそも熱や火を好むのは火の適性がある証拠だぞ」
「ウロ。魔法使えるのは知ってるけど氷じゃないの?」
「アヤは適性検査を受けてなかったか」
来た当初は体調を崩し、後にトップと名乗る前に証明書を持っていたためアヤの適性検査はすっかり忘れられていた。
「今日メーランから適性検査受けさせていないと聞いてな」
「仮面で個別判別できないからね」
「アヤの適正は炎だけだが、ウロは氷と炎の適正があるな」
「炎かぁ」
「私も炎はあまり得意ではないから教えてないから使ったことはないが暖炉前にいるのそういうことだ」
「自分炎好きだったかな」
「熱源でもいいからなぁ」
じっと見られてなんだろうと考える。
「風呂好きだろう」
「ウロは風呂嫌いでしょう」
「そっちは氷の性質が強いな。まぁ。個人差もあるからなぁ。相反する属性はこっちが良くてもあっちがダメなんてことは多々あるしな」
眠そうにウロが近づいてきてアヤにくっつく。
(うろ白い煙は好き)
「あぁ。サウナ。真っ白って喜んでたなぁ」
「城に作るか」
「落ち着け」
「いや。サウナぐらいなら城にあってもいいと思うのだ。兵士たちへの慰労になるし」
「落ち着け。ウロというかアルカンシェルにもサウナはあるし」
「なんだかんだでそっちに居座るじゃないか。私はウロにかまいたい」
「もう好きにして」
後は宰相さんに丸投げすればいいかと諦める。
「ざーくん」
ウロがうとうとと眠そうにしているのでお布団くる?と誘うが暖炉へ戻っていく。
「ん?」
「寝る」
「お休み」
優しい手に撫でられて目を閉じる。
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