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沈黙の日々
9,一難去ってまた一難(落)
落ち着いたところで、近くに広場があると言っていたのを思い出す。
カヤマもサガラもタミヤも皆が集まってきていると言っていた。
あの時は頭の中の混乱もあって、特別気はしていなかった。
しかし、今思い出せば変だと思う。
恐る恐る広場へと行けば、誰もその広場にはいない。
いや。上空を見上げれば、向かっていったと記憶している十人程度の人物がいないが殆どが空中に浮かぶ網の中にいる。
やはり罠があったのかと一人頷く。
足下に注意しながら広場に出る。
上が騒がしいのを無視して広場の周囲を見回す。
特別気になることといえば、木の枝にある布。
あの根本に掘り起こされた形跡があるぐらい。
掘り返して調べたいところだが、掘り返せる手段はない。
また今度と、騒がしい上を見て、カヤマたちを探す。
同じ網にとらわれているサガラとカヤマ。
その隣の網にいるタミヤ。
漁業もこんな感じかと頭の片隅で考える。
助けてくれないかと頼んでくる彼らに対して、同校の生徒教師たちは命令してくる。
その刃物を渡せばいい。と教師の誰かが告げるが、反逆されたらどうのこうの。と叫ぶ。
その手があったかと思いつつも馬車の一件を思い出してどうせ持てないのを思い出す。
何よりこのまま放置すればいい話だ。
とはいえだ、見過ごすと寝起きが悪そうなので罠の解除を試みる。
こういう簡易の罠は持ち上げたときの主軸となる縄があるはず。
そう考えて探す。
見つけた縄に、網目がいびつな力の入りにくい手足では解けず。
悩んだ末に噛み付く。
とはいえこれではいつまで経っても助からないだろう。
トラママの爪や牙を借りたいと本気で思う。
口の中に鉄の味を感じて、水で洗い流す。
赤い色が混じった水に、縄が荒れているのだと気づく。
水を掛けたらどうにかなるかと眺めてから、ファイヤースターターで火を付ければいいと思い直す。
早速と取り出し、水を用意するのを忘れない。
【逃げろ。今すぐだ】
頭に響く声に、出したものを片付けて一目散に逃げ出す。
叫び声など今は気にしない。
見えなくなる位置まで逃げ出して、振り返る。
良さげな木を探してよじ登り、広場が見える場所を探すこと数分。
山賊。
毛皮を身に着けた、どう見ても堅気には見えない男たち。
身だしなみも汚く髭も生えっぱなし。
そんな人が広場で生徒を脅して回収している。
どう見ても知識のある罠だったので人だろうことは当たりをつけてはいた。
いたが、動物だったらと少々気分が落ち込む。
動物に食い殺されるほうが痛苦しいかもしれないがマシだと思う。
人よりも、慈愛に満ちている。
彼らが広場にいる生徒や教師の武器を回収。
口元を眺め、口の動きを記憶する。
ところどころ聞こえてくる声。
連れて行く。やアジト、や売り買い。
日本語とは思えない口の動きと当てはめて言語形態を把握する。
助けに行くべきか悩んだ末に、立ち去るまで眺め続ける。
立ち去ったおおよその方向を確認してから木から降り立つ。
降りた場所にはトラママが居て、こちらを見ている。
今からやるべきことを考えて、狼を出しておく。
カヤマもサガラもタミヤも皆が集まってきていると言っていた。
あの時は頭の中の混乱もあって、特別気はしていなかった。
しかし、今思い出せば変だと思う。
恐る恐る広場へと行けば、誰もその広場にはいない。
いや。上空を見上げれば、向かっていったと記憶している十人程度の人物がいないが殆どが空中に浮かぶ網の中にいる。
やはり罠があったのかと一人頷く。
足下に注意しながら広場に出る。
上が騒がしいのを無視して広場の周囲を見回す。
特別気になることといえば、木の枝にある布。
あの根本に掘り起こされた形跡があるぐらい。
掘り返して調べたいところだが、掘り返せる手段はない。
また今度と、騒がしい上を見て、カヤマたちを探す。
同じ網にとらわれているサガラとカヤマ。
その隣の網にいるタミヤ。
漁業もこんな感じかと頭の片隅で考える。
助けてくれないかと頼んでくる彼らに対して、同校の生徒教師たちは命令してくる。
その刃物を渡せばいい。と教師の誰かが告げるが、反逆されたらどうのこうの。と叫ぶ。
その手があったかと思いつつも馬車の一件を思い出してどうせ持てないのを思い出す。
何よりこのまま放置すればいい話だ。
とはいえだ、見過ごすと寝起きが悪そうなので罠の解除を試みる。
こういう簡易の罠は持ち上げたときの主軸となる縄があるはず。
そう考えて探す。
見つけた縄に、網目がいびつな力の入りにくい手足では解けず。
悩んだ末に噛み付く。
とはいえこれではいつまで経っても助からないだろう。
トラママの爪や牙を借りたいと本気で思う。
口の中に鉄の味を感じて、水で洗い流す。
赤い色が混じった水に、縄が荒れているのだと気づく。
水を掛けたらどうにかなるかと眺めてから、ファイヤースターターで火を付ければいいと思い直す。
早速と取り出し、水を用意するのを忘れない。
【逃げろ。今すぐだ】
頭に響く声に、出したものを片付けて一目散に逃げ出す。
叫び声など今は気にしない。
見えなくなる位置まで逃げ出して、振り返る。
良さげな木を探してよじ登り、広場が見える場所を探すこと数分。
山賊。
毛皮を身に着けた、どう見ても堅気には見えない男たち。
身だしなみも汚く髭も生えっぱなし。
そんな人が広場で生徒を脅して回収している。
どう見ても知識のある罠だったので人だろうことは当たりをつけてはいた。
いたが、動物だったらと少々気分が落ち込む。
動物に食い殺されるほうが痛苦しいかもしれないがマシだと思う。
人よりも、慈愛に満ちている。
彼らが広場にいる生徒や教師の武器を回収。
口元を眺め、口の動きを記憶する。
ところどころ聞こえてくる声。
連れて行く。やアジト、や売り買い。
日本語とは思えない口の動きと当てはめて言語形態を把握する。
助けに行くべきか悩んだ末に、立ち去るまで眺め続ける。
立ち去ったおおよその方向を確認してから木から降り立つ。
降りた場所にはトラママが居て、こちらを見ている。
今からやるべきことを考えて、狼を出しておく。
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