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クリスタ王国
5,どあーふ(驚愕)
アヤは人の気配を感じてドアを見る。
ウロもまた顔を上げる。
フリザードはその視線を追い、ドアが叩かれる。
「お邪魔しやす」
入ってきたのは短足に髭面の男。
漫画や挿絵などに描かれているドワーフに類似した男。
フリザードを見て一瞬ぎょっとした表情をするがフリザード至って冷静に告げる。
「なんのようだ。ガルドス」
知っているのかとフリザードを見上げる。
まずフリザードに挨拶をして続ける。
「要件は二つでやす。あ、あっしはアルカンシェル、土の大精霊が守護する国の支店長を努めておりやす」
アヤがまだ詳しい国は土地を知らないからか、もしくはそういう紹介方法なのか悩みつつも頷く。
「エルダードアーフの、ガルドス。と申しやす」
「ふぁんたじ」
思わずこぼれる言葉。
直ぐに我に返って頭を下げる。
「あ、こうの、あや。光る野を彩ると書きます」
お互いに頭を下げる。
「まずは馬車にあった鞄の回収」
そういえばとアヤは思い出して近くにおいてある鞄を手に取る。
中から物を取り出そうとして止まる。
フリザードの側にあった籠を取ってもらってから入れていく。
香草に使っていた野草。
動物たちに配ったあと、出かけて、洞窟に戻る前に採取した果物。
後ウロのおやつの蜜が出る蔦。
キャラメルや飴を残しておけば異世界の甘味をフリザードにプレゼントできたのにと後悔する。
だがあの時点ではあれが最適だったと思い直す。
作り方はわかるのでいつか作ってプレゼントすればいいだけのこと。
「もう一つは馬車にあった魔法具をもっているとトップから伺いやして」
「あぁ」
アヤは鞄の中を探り、フリザードは額を押さえる。
「今度は何を開発した」
「いえ。馬車の居場所がわかる魔術道具で、あっしにはよくわからんです」
「今度報告なりするよう、メーランに伝えておけ」
GPSとアヤは頭の中で思い浮かべて、水晶を取り出す。
もう一枚の手紙にはこれを持って帰ってくれれば助かる。
お礼にアルカンシェルの商品を一つ与える。
と書いてあった。
「お礼はいかがいたしやす?今じゃなくとも今度お店に伺ってくれれば」
「じゃあ、このカバン、ください」
アヤは整理するのを止めて鞄を示す。
「そんなんでいいんで?」
「アヤ。望めば手足の欠損が治る魔法薬なんかもくれるんじゃないか?」
「んん。これでいい。荷運びの報酬には丁度いい」
決して鞄の中に色々と放り込んでいるのを今、整理するのが面倒だからとかではない。
「ではそちらで話を通しておきやす。それじゃあアルカンシェルをご贔屓に。あ。後これ、子供の獣魔用おやつの試供品でやす。あげた感想をアルカンシェルの店員にでも教えてくだせぇ」
頭を深々と下げて帰っていく。
アヤは篭の中身をカバンに片付ける。
「アヤ。それらを売れば良い小遣いになるぞ。売るならまずはアルカンシェルに持っていきなさい。異邦人相手でもきちんと商売や買い取り店などの紹介をしてくれる。特にこのスイートアヴィは嘆きの森の三層以降でしか手に入らぬものだから貴重だぞ」
「ウロのおやつ」
「贅沢なものを食っているな」
いつの間にか蹲っているウロを見下ろす。
「育てられないかな」
そう呟きつつも、食べる?と、ウロにドロドロの、離乳食のような物を、指につけてウロに向ける。
ウロは匂いを嗅いで、舐める。
次の瞬間、勢い良く立ち上がって指に吸い付く。
(これ好き。じゃあまた買うかもらうかしよう)
フリザードを見上げる。
「アルカンシェルに行くならまずは体調を直して、授業でこちらの常識とお金の扱いを覚えてからだ」
それもそうかとアヤは頷く。
「ガルドスさん。有名?」
「あぁ。特殊な金属を発明した男だ」
「何?金、銀、銅。ダイアモンド、ミスリル」
「それだ。ミスリル。と言っても魔力伝導率が良いものの総称のことだが。それに魔術を書いて身分証代わりを用意しよう」
フリザードはアヤにウロを預ける。
ウロはまだ一緒にいる。と暴れるがアヤは抑えたまま。
「明日また来る」
「ウロと待ってる。そのうちこっちからも会いに行く」
「あぁ」
アヤに触れてから部屋の外へと向かう。
ウロもまた顔を上げる。
フリザードはその視線を追い、ドアが叩かれる。
「お邪魔しやす」
入ってきたのは短足に髭面の男。
漫画や挿絵などに描かれているドワーフに類似した男。
フリザードを見て一瞬ぎょっとした表情をするがフリザード至って冷静に告げる。
「なんのようだ。ガルドス」
知っているのかとフリザードを見上げる。
まずフリザードに挨拶をして続ける。
「要件は二つでやす。あ、あっしはアルカンシェル、土の大精霊が守護する国の支店長を努めておりやす」
アヤがまだ詳しい国は土地を知らないからか、もしくはそういう紹介方法なのか悩みつつも頷く。
「エルダードアーフの、ガルドス。と申しやす」
「ふぁんたじ」
思わずこぼれる言葉。
直ぐに我に返って頭を下げる。
「あ、こうの、あや。光る野を彩ると書きます」
お互いに頭を下げる。
「まずは馬車にあった鞄の回収」
そういえばとアヤは思い出して近くにおいてある鞄を手に取る。
中から物を取り出そうとして止まる。
フリザードの側にあった籠を取ってもらってから入れていく。
香草に使っていた野草。
動物たちに配ったあと、出かけて、洞窟に戻る前に採取した果物。
後ウロのおやつの蜜が出る蔦。
キャラメルや飴を残しておけば異世界の甘味をフリザードにプレゼントできたのにと後悔する。
だがあの時点ではあれが最適だったと思い直す。
作り方はわかるのでいつか作ってプレゼントすればいいだけのこと。
「もう一つは馬車にあった魔法具をもっているとトップから伺いやして」
「あぁ」
アヤは鞄の中を探り、フリザードは額を押さえる。
「今度は何を開発した」
「いえ。馬車の居場所がわかる魔術道具で、あっしにはよくわからんです」
「今度報告なりするよう、メーランに伝えておけ」
GPSとアヤは頭の中で思い浮かべて、水晶を取り出す。
もう一枚の手紙にはこれを持って帰ってくれれば助かる。
お礼にアルカンシェルの商品を一つ与える。
と書いてあった。
「お礼はいかがいたしやす?今じゃなくとも今度お店に伺ってくれれば」
「じゃあ、このカバン、ください」
アヤは整理するのを止めて鞄を示す。
「そんなんでいいんで?」
「アヤ。望めば手足の欠損が治る魔法薬なんかもくれるんじゃないか?」
「んん。これでいい。荷運びの報酬には丁度いい」
決して鞄の中に色々と放り込んでいるのを今、整理するのが面倒だからとかではない。
「ではそちらで話を通しておきやす。それじゃあアルカンシェルをご贔屓に。あ。後これ、子供の獣魔用おやつの試供品でやす。あげた感想をアルカンシェルの店員にでも教えてくだせぇ」
頭を深々と下げて帰っていく。
アヤは篭の中身をカバンに片付ける。
「アヤ。それらを売れば良い小遣いになるぞ。売るならまずはアルカンシェルに持っていきなさい。異邦人相手でもきちんと商売や買い取り店などの紹介をしてくれる。特にこのスイートアヴィは嘆きの森の三層以降でしか手に入らぬものだから貴重だぞ」
「ウロのおやつ」
「贅沢なものを食っているな」
いつの間にか蹲っているウロを見下ろす。
「育てられないかな」
そう呟きつつも、食べる?と、ウロにドロドロの、離乳食のような物を、指につけてウロに向ける。
ウロは匂いを嗅いで、舐める。
次の瞬間、勢い良く立ち上がって指に吸い付く。
(これ好き。じゃあまた買うかもらうかしよう)
フリザードを見上げる。
「アルカンシェルに行くならまずは体調を直して、授業でこちらの常識とお金の扱いを覚えてからだ」
それもそうかとアヤは頷く。
「ガルドスさん。有名?」
「あぁ。特殊な金属を発明した男だ」
「何?金、銀、銅。ダイアモンド、ミスリル」
「それだ。ミスリル。と言っても魔力伝導率が良いものの総称のことだが。それに魔術を書いて身分証代わりを用意しよう」
フリザードはアヤにウロを預ける。
ウロはまだ一緒にいる。と暴れるがアヤは抑えたまま。
「明日また来る」
「ウロと待ってる。そのうちこっちからも会いに行く」
「あぁ」
アヤに触れてから部屋の外へと向かう。
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