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平和な日々
9,膝枕と当たり前(困惑)
お昼休み中のフリザードはベッドに横になり、アヤの膝枕でくつろぐ。
「満足?」
「もちろん」
嬉しそうなフリザード。
アヤはフリザードの顔を眺める。
それから本を取って眺める。
「今は何を読んでいるんだ?」
「魔術教本。面白い」
「わからぬことはあるか?答えるぞ」
「今のところはおおよそ理解した。把握まではもうちょっとかな」
「そうか」
頼ってほしそうなフリザードに、アヤはしばし悩む。
アヤは教師に恵まれていなかった。
質問しても答えは返ってこない。
他の生徒だけ贔屓する。
アヤへのいじめを止めない。
それどころか増長させた。
空気のような扱いも受けた。
だから喋るのを止めても一切支障はなかった。
質問せず自分で考え続けた。
時間はかかったがそれでも情報がある現代社会ではすぐに答えは得られた。
もちろん、その世界でもわからない。という答えも含めて理解して考えてきた。
が、最近はカヤマはもちろん、この世界の指導者もいい教師であると考えている。
だから、ここに来るまで質問は一切したことはなかった。
どうせ、返ってこないと決めつけていた。
けれどもそっと手を挙げて当てて質問した後の返答は驚いた。
だからこそ、フリザードの言葉に悩み、そして気になっていたことを聞く。
するりと答えが返ってきて、しばし無言。
心配そうなフリザードに、アヤは、質問した内容で気になったことをさらに聞く。
こうだ。あぁだ。こういうことじゃないか?
など、彼自身の見解や、憶測も含めて返ってくる。
アヤはしばらく問答を繰り返してから、教えてもらったお礼を告げる。
「不思議」
「何がだ?」
「フリザードといるといろんなこと体験できる。今まで普通じゃなかったこと。当たり前じゃなかったこと。当たり前に経験している」
フリザードは手を伸ばしてアヤの頬に触れる。
「それでいいんだ。アヤ」
「そう?」
「あぁ」
嬉しそうなフリザードに、そっか。と頷く。
「ところでアヤ。その魔術の知識は、全部本か?」
「変なところあった?」
「いや。専門家と話ししているみたいだった」
「自分で考えもしたけど基礎は本と授業」
フリザードはアヤが借りた本の種類をおおよそ思い出して聞く。
「なぁ。アヤ」
「んー?」
「アヤは他にも専門書を読んでいたよな」
「読んだ」
「それもそのレベルか」
「わかんないけど地球、異世界の知識も頭に入れて持ってきたからこちらの文化と混ぜることもできるけど」
フリザードは体を起こしてアヤの肩を掴む。
「頼むから何かするときは一言相談してくれ。私でなくとも他の者でも、アルカンシェルでもいいから」
「あ、うん。わかった」
アヤは何故そんな必死なのか不思議そうに首を捻る。
アルカンシェル
異邦人と言われるトップとハイエルフのラゥナ、メーランによって経営している。
異世界の知識と、ガルーアの知識をあわせた様々な便利グッズも販売しており、異邦人に特化しているとはいえ、地元民にも愛されている店である。
が、ある意味では時代の先取りのような技術も開発されている。
ラゥナや王たちの厳しいチェックの上、世間に出回っている。
ラゥナの判断や、王族に言われ、封印されたものも多数あり、やはり知識や技術はあるので、危険な存在であることも確かなのである。
ただ、トップにはラゥナがいて、歯止めになっているので問題はない。
第二のトップに、それも誰も止めない存在にはならぬようにとストッパーの存在を今から告げておく。
それにラゥナは元々王宮勤めの管理職だった男だ。
ある程度は異邦人たちへ自分と世界の平穏のために動いてくれる。
その側でウロは中庭で皆に構ってもらう夢を見る。
「満足?」
「もちろん」
嬉しそうなフリザード。
アヤはフリザードの顔を眺める。
それから本を取って眺める。
「今は何を読んでいるんだ?」
「魔術教本。面白い」
「わからぬことはあるか?答えるぞ」
「今のところはおおよそ理解した。把握まではもうちょっとかな」
「そうか」
頼ってほしそうなフリザードに、アヤはしばし悩む。
アヤは教師に恵まれていなかった。
質問しても答えは返ってこない。
他の生徒だけ贔屓する。
アヤへのいじめを止めない。
それどころか増長させた。
空気のような扱いも受けた。
だから喋るのを止めても一切支障はなかった。
質問せず自分で考え続けた。
時間はかかったがそれでも情報がある現代社会ではすぐに答えは得られた。
もちろん、その世界でもわからない。という答えも含めて理解して考えてきた。
が、最近はカヤマはもちろん、この世界の指導者もいい教師であると考えている。
だから、ここに来るまで質問は一切したことはなかった。
どうせ、返ってこないと決めつけていた。
けれどもそっと手を挙げて当てて質問した後の返答は驚いた。
だからこそ、フリザードの言葉に悩み、そして気になっていたことを聞く。
するりと答えが返ってきて、しばし無言。
心配そうなフリザードに、アヤは、質問した内容で気になったことをさらに聞く。
こうだ。あぁだ。こういうことじゃないか?
など、彼自身の見解や、憶測も含めて返ってくる。
アヤはしばらく問答を繰り返してから、教えてもらったお礼を告げる。
「不思議」
「何がだ?」
「フリザードといるといろんなこと体験できる。今まで普通じゃなかったこと。当たり前じゃなかったこと。当たり前に経験している」
フリザードは手を伸ばしてアヤの頬に触れる。
「それでいいんだ。アヤ」
「そう?」
「あぁ」
嬉しそうなフリザードに、そっか。と頷く。
「ところでアヤ。その魔術の知識は、全部本か?」
「変なところあった?」
「いや。専門家と話ししているみたいだった」
「自分で考えもしたけど基礎は本と授業」
フリザードはアヤが借りた本の種類をおおよそ思い出して聞く。
「なぁ。アヤ」
「んー?」
「アヤは他にも専門書を読んでいたよな」
「読んだ」
「それもそのレベルか」
「わかんないけど地球、異世界の知識も頭に入れて持ってきたからこちらの文化と混ぜることもできるけど」
フリザードは体を起こしてアヤの肩を掴む。
「頼むから何かするときは一言相談してくれ。私でなくとも他の者でも、アルカンシェルでもいいから」
「あ、うん。わかった」
アヤは何故そんな必死なのか不思議そうに首を捻る。
アルカンシェル
異邦人と言われるトップとハイエルフのラゥナ、メーランによって経営している。
異世界の知識と、ガルーアの知識をあわせた様々な便利グッズも販売しており、異邦人に特化しているとはいえ、地元民にも愛されている店である。
が、ある意味では時代の先取りのような技術も開発されている。
ラゥナや王たちの厳しいチェックの上、世間に出回っている。
ラゥナの判断や、王族に言われ、封印されたものも多数あり、やはり知識や技術はあるので、危険な存在であることも確かなのである。
ただ、トップにはラゥナがいて、歯止めになっているので問題はない。
第二のトップに、それも誰も止めない存在にはならぬようにとストッパーの存在を今から告げておく。
それにラゥナは元々王宮勤めの管理職だった男だ。
ある程度は異邦人たちへ自分と世界の平穏のために動いてくれる。
その側でウロは中庭で皆に構ってもらう夢を見る。
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