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時戻り
6,起きた(覚醒)
目を開けて、ぼんやりと天井を見る。
与えられた部屋の天井だと気づく。
なんだっけと寝る前の記憶を思い出す。
「あっ。うろ。うっ」
慌てて体を起こすが、視界が揺らぎ、喉が渇いて咳き込む。
「う、ろ」
「きゃん」
声にベッドの下を見ればウロが心配そうに見上げてくる。
「う、うろ」
体に包帯が巻いてあり、落ちるようにベッドから降りて抱き締める。
(ごめん。ごめんなさい)
咳き込みながら謝罪する。
もし、人間嫌いになってしまったら。
人間に恨みを抱くようになってしまったら。
一緒に暮らせなくなるかもしれない。
嫌だ。
それは、とてつもなくいやだ。
ウロとも一緒に生きていたい。
「ろ」
ウロはきゃんと泣くと頬を舐めてくる。
あいつらを許さない。
絶対に。
「だから。アイア。あなた怪我したんだから休んでればいいのに」
「あんのなぁ。鬼人族をなめんなよ?治癒の、なんとかが無くても翌日の昼には治ってた。あれあったから寝て起きたら治ったになっただけだしさ。お前と違ってあんな傷に時間をかけれるか」
「獣人馬鹿にしたでしょ。私だってあんな怪我二日もあれば治りますぅ」
アイアとフィーが話をしながらやってくる。
ウロをベッドに置いて二人に抱きつく。
「うわ。あやさ」
「アヤさん。私達大丈夫ですよ。ほら。お水飲んで」
咳き込んでいるのに気づいたのか水をコップに注いで飲ませてくる。
「ごめん。ごめん。助けが間に合わなくて」
「いや。俺あのぐらいならすぐ治るんで」
「ウロー。おはよ」
「きゃん」
「包帯変えようか」
ウロは胴体に包帯を巻いている。
「ウロの怪我治ってない?」
「命に関わるほどではないんですよ。魔王様が良かれと治癒力を高める包帯をくださったので巻いているだけですからね」
「痛い?」
「小さい頃から回復魔法や薬に頼ると本来の治癒能力が落ちるそうなので、駄目ですよ」
アヤがウロに手を伸ばそうとして、フィーに釘を刺される。
「ウロ。じゃあ、いたいのいたいのとんでけー」
撫でればウロは嬉しそうにじゃれついてくる。
アヤはアイアにベッドに寝かされる。
「後で陛下と宰相様をお呼びしますからしっかり叱られてくださいね」
「はい」
フィーにねっと言われ、アヤは頷く。
「お。起きてんな。三日ほど寝てたぞ」
魔王が顔を出して楽しげに口にする。
「やることいっぱいあった」
「ゆっくり休んでしまえ。さて。魔王からも色々と話がある。とりあえずそこに座ってでいいから聞きなさい」
説教七割、ウロ二割、アイアとフィーの今後一割のお話でした。
与えられた部屋の天井だと気づく。
なんだっけと寝る前の記憶を思い出す。
「あっ。うろ。うっ」
慌てて体を起こすが、視界が揺らぎ、喉が渇いて咳き込む。
「う、ろ」
「きゃん」
声にベッドの下を見ればウロが心配そうに見上げてくる。
「う、うろ」
体に包帯が巻いてあり、落ちるようにベッドから降りて抱き締める。
(ごめん。ごめんなさい)
咳き込みながら謝罪する。
もし、人間嫌いになってしまったら。
人間に恨みを抱くようになってしまったら。
一緒に暮らせなくなるかもしれない。
嫌だ。
それは、とてつもなくいやだ。
ウロとも一緒に生きていたい。
「ろ」
ウロはきゃんと泣くと頬を舐めてくる。
あいつらを許さない。
絶対に。
「だから。アイア。あなた怪我したんだから休んでればいいのに」
「あんのなぁ。鬼人族をなめんなよ?治癒の、なんとかが無くても翌日の昼には治ってた。あれあったから寝て起きたら治ったになっただけだしさ。お前と違ってあんな傷に時間をかけれるか」
「獣人馬鹿にしたでしょ。私だってあんな怪我二日もあれば治りますぅ」
アイアとフィーが話をしながらやってくる。
ウロをベッドに置いて二人に抱きつく。
「うわ。あやさ」
「アヤさん。私達大丈夫ですよ。ほら。お水飲んで」
咳き込んでいるのに気づいたのか水をコップに注いで飲ませてくる。
「ごめん。ごめん。助けが間に合わなくて」
「いや。俺あのぐらいならすぐ治るんで」
「ウロー。おはよ」
「きゃん」
「包帯変えようか」
ウロは胴体に包帯を巻いている。
「ウロの怪我治ってない?」
「命に関わるほどではないんですよ。魔王様が良かれと治癒力を高める包帯をくださったので巻いているだけですからね」
「痛い?」
「小さい頃から回復魔法や薬に頼ると本来の治癒能力が落ちるそうなので、駄目ですよ」
アヤがウロに手を伸ばそうとして、フィーに釘を刺される。
「ウロ。じゃあ、いたいのいたいのとんでけー」
撫でればウロは嬉しそうにじゃれついてくる。
アヤはアイアにベッドに寝かされる。
「後で陛下と宰相様をお呼びしますからしっかり叱られてくださいね」
「はい」
フィーにねっと言われ、アヤは頷く。
「お。起きてんな。三日ほど寝てたぞ」
魔王が顔を出して楽しげに口にする。
「やることいっぱいあった」
「ゆっくり休んでしまえ。さて。魔王からも色々と話がある。とりあえずそこに座ってでいいから聞きなさい」
説教七割、ウロ二割、アイアとフィーの今後一割のお話でした。
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