昨日の自分にサヨナラ

林 業

文字の大きさ
57 / 148
時戻り

9,大精霊とは(睡眠)


この大陸、世界は大精霊が作った。
大精霊を求めて集まった人々が、精霊に王を決めたのが国の、王の始まりだという。

王になるためにはそれなりの教養が必要ではあるが、候補者は、王になる前から精霊たちから学ぶそうだ。
中には絶対に王になると意気込むものもいるらしい。

フリザードは元々王族の血縁だったので精霊の教育は関係ないが候補者ではあると伝えてもらったらしい。

ちなみに現代進行系で、現王の知らぬ次代の王が育っているそうだ。
なお、傀儡にしようと候補者を探し出しても、その者が王になれる確率は限りなく低くなるそうだ。


何人いるかは、誰を選ぶかは大精霊のみぞ知る。
だそうだ。

先代、フリザードの母が王の時の時代候補者は三名だったと聞く。
一人はフリザード。
もう一人はフリザードの弟。
そしてフリザードも知らぬ村民。

五年前にフリザードの母が亡くなり、喪に服して四年前に正式に引き継いだのがフリザード。

母親が亡くなる前まではフリザードの弟が最有力候補だったらしい。
だが彼は病に倒れ、治癒のため残ることを約束にフリザードは王になった。
それでも生きれたのが約数年だったそうだ。
フリザードによって国が安定したのを見届けたように息を引き取ったという。


語る馬鹿も現れたそうだが、城の門が開かれることはなく。
王亡き後、門の城が開くことが大精霊に認められた証らしい。

王の子供たちが候補者でない場合、成人した時にお城を追い出される。
たまに親に会いに帰郷は許されるそうだがそれまで。


元々王族になった時点で、親兄弟とは縁を切らなければならないらしい。
お互いの身命のために。

すでに結婚していれば、旦那や子供は別であり、フリザードは母が王になる前に生まれ、弟は王城で産まれたそうだ。
王になる前から身籠っていたとか。
市政の生活を覚えているかと聞くアヤに、フリザードは
古着を来て冒険者だった両親の後を追いかけたことだけは覚えている。
とのこと。
父親は、城に年に数回、母子に会いに来る程度で、冒険の最中で、フリザードの弟が物心付く前に命を落としたそうだ。
一緒に暮らさなかったのかと聞けば、性に合わなかったらしい。
冒険者を続けたのも、父親に事情があったらしい。
何より母子のために最後までお金を稼ぎ続けたらしい。


ちなみにある程度は縁を切った親族でも許容されるそうだが、王自身が拒否すればその恩恵も受け入れられることはない。
例えば、アヤのように虐待を受けたや、採取される。など。
精霊が首を縦に振ることがなければ、どんなにいい親兄弟であろうと仕送りは、縁を繋ぎ続けることはできないらしい。

なのでフリザードの弟、クリードについては、病気であったことやフリザードが条件として提示したための例外の一つである。
王城にいることでいい治療ができるという判断だったそうだ。
そして治った場合、王城を出るという約束も取り付けていたとのこと。

ただ彼の場合は不治の病とすでにわかっていたそうだが。
亡くなっていなければ、王にもなっていなければ、冒険者になっていたと聞く。

追い出されるとわかっている以上、王の子供は王宮の教育を受ける。
中には気楽に考えたものもいたが、支度金だけ渡され、精霊に追い出されたという話もあるらしく、必死で覚えるのだとか。
そのため、フリザードは宮廷魔道士としての地位を。

彼も王城でそこそこの地位を告げる程度には頭もよく、運動もできたそうだ。
が、冒険者になるんだと城を抜け出しては市政を走り回っていたそうだ。
感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる

猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。 しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。 当然そんな未来は回避したい。 原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。 さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……? 平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。 ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)

【完結】巷で噂の国宝級イケメンの辺境伯は冷徹なので、まっっったくモテませんが、この度婚約者ができました。

明太子
BL
オーディスは国宝級イケメンであるにも関わらず、冷徹な性格のせいで婚約破棄されてばかり。 新たな婚約者を探していたところ、パーティーで給仕をしていた貧乏貴族の次男セシルと出会い、一目惚れしてしまう。 しかし、恋愛偏差値がほぼ0のオーディスのアプローチは空回りするわ、前婚約者のフランチェスカの邪魔が入るわとセシルとの距離は縮まったり遠ざかったり…? 冷徹だったはずなのに溺愛まっしぐらのオーディスと元気だけどおっちょこちょいなセシルのドタバタラブコメです。

バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき) ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。 「そうだ、バイトをしよう!」 一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。 教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった! なんで元カレがここにいるんだよ! 俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。 「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」 「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」 なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ! もう一度期待したら、また傷つく? あの時、俺たちが別れた本当の理由は──? 「そろそろ我慢の限界かも」

恋愛騎士物語1~孤独な騎士の婚活日誌~

凪瀬夜霧
BL
「綺麗な息子が欲しい」という実母の無茶な要求で、ランバートは女人禁制、男性結婚可の騎士団に入団する。 そこで出会った騎兵府団長ファウストと、部下より少し深く、けれども恋人ではない微妙な距離感での心地よい関係を築いていく。 友人とも違う、部下としては近い、けれど恋人ほど踏み込めない。そんなもどかしい二人が、沢山の事件を通してゆっくりと信頼と気持ちを育て、やがて恋人になるまでの物語。 メインCP以外にも、個性的で楽しい仲間や上司達の複数CPの物語もあります。活き活きと生きるキャラ達も一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。 ー!注意!ー *複数のCPがおります。メインCPだけを追いたい方には不向きな作品かと思います。

もう一度、その腕に

結衣可
BL
もう一度、その腕に

今世はメシウマ召喚獣

片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。 最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。 ※女の子もゴリゴリ出てきます。 ※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。 ※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。 ※なるべくさくさく更新したい。

不幸体質っすけど、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!

タッター
BL
 ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。 自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。 ――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。  そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように―― 「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」 「無理。邪魔」 「ガーン!」  とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。 「……その子、生きてるっすか?」 「……ああ」 ◆◆◆ 溺愛攻め  × 明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け 完結しました。 たまに番外編更新予定です。

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。