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君にまたの言葉を
12,お祝い
アヤトと服を着替えて会場へ向かう。
「そういや。俺も参加していいんだよな。なんのパーティなんだ?」
「アヤトこういうの察しがいい」
「前情報なしで考察いけると思うか?」
「えー?お城がバタついている」
朝を思い出して何かあるかなぁと考える。
「フリザードがなんかやってるとは思う」
「城の人動かせるの陛下だしな」
「ウロが朝からお散歩に出かけてた」
「それはよくあること。陛下は?」
「昨日は平均的に十分ほどいつもより遅かった。想定内かな。今日は早起きでさっさと着替えて仕事に行った。帰りは平均で十分程遅い。最近夜は忙しい?浮気」
「それはないな」
「ないかぁ」
即座に否定されてじゃあないなと納得する。
「結婚式結局俺が帰ってからになるみたいだし」
見たかったぁとぼやくアヤトにアヤはしょうがないと諦めろと告げる。
「日程調整で夏が良かったんだよ」
「なんかこう、うまいこと写真とか映像送る技術ないかな」
「魔王経由で男神から女神に願い出てみれば?歪み閉じる前なら小さいのでいけるかもよ」
「ちょっと相談してみるか」
城へと戻りパーティ会場と言われた場所へと入れば、クラッカーが一気にこちらへ向けられる。
「なにこれ」
「アルカンシェル開発商品、春祭り販売予定のクラッカー」
「それはわかる」
仲良くしてもらっている人、サガラたちやお城の人に、アヤのことを知っているアルカンシェルのラゥナを含めた幹部の人々。
そしてごちそうが並ぶ。
アヤはラゥナをみてラゥナは視線を反らす。
ナニコレ?と見つめるのだが視線は反らしたまま。
フリザードが二人の前に立つ。
「アヤ。アヤト。誕生日おめでとう」
しばらく固まった二人にアヤトがぽんと手を叩く。
「あ。二月末か。今」
「二月。何かあった?」
「誕生日じゃないか。閏年のアヤとその前日の俺の」
「とりあえず、ありがと」
「お祝いありがとうございます」
「どういたしまして」
フリザードが代表して告げる。
「で?どういうこと?」
「アヤトから誕生日を聞いてその日からお祝いの準備をしていたのだ」
「お祝い?する必要あった?気持ちは嬉しい」
「アヤに同じく」
フリザードは苦笑して二人を見つめる。
アヤもアヤトも日本でお祝いされたことは祖父母が亡くなってからない。
父母はお金をかけるのを嫌がったしおじ夫婦はプレゼントを渡しても親に没収されるとわかっていたからである。
だから祝われないのは当たり前なのである。
「お前たちは人を祝うくせに自分たちのことになると鈍感と言うか」
「せっかくなのでお祝いさせてください」
ラゥナが二人に飲み物を渡して告げる。
「祝い事があれば皆ごちそうにありつけます」
顔を見合わせたアヤとアヤト。
「お祝いありがとうございます」
「お誕生日のお祝いめっちゃ嬉しいです!ケーキ食べていいっすか」
切り替えた二人に、まずはロウソク消せとサガラが笑う。
しばらく料理に舌鼓中の二人。
「ケーキうめぇ」
「お祝いケーキってまた違うね」
「お二人の味覚に合うように作ってますからね」
ラゥナが苦笑しつつ告げる。
「商会長さん。マジで好き!」
ウロが早くとアイアを急かして鶏肉料理を持ってこさせる。
(おかーさん。おじさーん。おいわいなの。ウロのお祝い)
ぴょんぴょんと跳ねるウロにアヤとアヤトは顔を見合わせて一緒に撫で回す。
「偉いね。ウロ。ありがとうね」
(えへへ)
「ウロお礼は何がいいんだ?」
(おやつ!)
「よし。まかせろ」
リルもとクーデリアを急かして肉料理を持ってこさせる。
(二頭とも狩りに行ったのか。さすが狼)
(リル狩り苦手なんだけどな。ウロが手助けしたか)
(なるほど)
ありがとうと同じように褒める。
アヤのお城の部屋に届けられたプレゼントの山にアヤトとアヤは唸る。
「埋もれそう」
「同じく」
椅子に座ってその二人の様子を楽しそうに眺めているフリザードとウロ。
「しかし陛下。俺に万年筆とか良かったんですか?高そうなの」
「それならいくつあってもいいし向こうでも使えるだろう?」
「助かりますけどアヤに金かけても良かったのに」
「お前たち二人のお祝いなのだから無粋なことを言わないでくれ」
「さーせん」
アヤもまたお揃いの万年筆を受け取っている。
「ちなみにお礼は何がいいっすか?」
「去年のお祝いでもらったからいらん。なので憂いなく帰ってくれ」
アヤトはアヤを見る。
「んっ。ちゃんと今年もお祝いする」
「よろしく。あ。陛下への贈り物はアヤで」
「アヤはもう私のだ」
「自分はものはありません」
めっとアヤは告げる。
とりあえずとプレゼントを整理する。
「よかった。俺のはほとんどお菓子だ。食べて帰ろう」
「万年筆ダブった」
「仕事用と日記用で分けたら?」
「そうする」
それでも楽しそうな二人にフリザードはウロの頭を撫でる。
「あ。ウロの玩具だ。明日遊ぶ?」
(!っあそぶ!)
やったと跳ねるウロ。
「そういや。俺も参加していいんだよな。なんのパーティなんだ?」
「アヤトこういうの察しがいい」
「前情報なしで考察いけると思うか?」
「えー?お城がバタついている」
朝を思い出して何かあるかなぁと考える。
「フリザードがなんかやってるとは思う」
「城の人動かせるの陛下だしな」
「ウロが朝からお散歩に出かけてた」
「それはよくあること。陛下は?」
「昨日は平均的に十分ほどいつもより遅かった。想定内かな。今日は早起きでさっさと着替えて仕事に行った。帰りは平均で十分程遅い。最近夜は忙しい?浮気」
「それはないな」
「ないかぁ」
即座に否定されてじゃあないなと納得する。
「結婚式結局俺が帰ってからになるみたいだし」
見たかったぁとぼやくアヤトにアヤはしょうがないと諦めろと告げる。
「日程調整で夏が良かったんだよ」
「なんかこう、うまいこと写真とか映像送る技術ないかな」
「魔王経由で男神から女神に願い出てみれば?歪み閉じる前なら小さいのでいけるかもよ」
「ちょっと相談してみるか」
城へと戻りパーティ会場と言われた場所へと入れば、クラッカーが一気にこちらへ向けられる。
「なにこれ」
「アルカンシェル開発商品、春祭り販売予定のクラッカー」
「それはわかる」
仲良くしてもらっている人、サガラたちやお城の人に、アヤのことを知っているアルカンシェルのラゥナを含めた幹部の人々。
そしてごちそうが並ぶ。
アヤはラゥナをみてラゥナは視線を反らす。
ナニコレ?と見つめるのだが視線は反らしたまま。
フリザードが二人の前に立つ。
「アヤ。アヤト。誕生日おめでとう」
しばらく固まった二人にアヤトがぽんと手を叩く。
「あ。二月末か。今」
「二月。何かあった?」
「誕生日じゃないか。閏年のアヤとその前日の俺の」
「とりあえず、ありがと」
「お祝いありがとうございます」
「どういたしまして」
フリザードが代表して告げる。
「で?どういうこと?」
「アヤトから誕生日を聞いてその日からお祝いの準備をしていたのだ」
「お祝い?する必要あった?気持ちは嬉しい」
「アヤに同じく」
フリザードは苦笑して二人を見つめる。
アヤもアヤトも日本でお祝いされたことは祖父母が亡くなってからない。
父母はお金をかけるのを嫌がったしおじ夫婦はプレゼントを渡しても親に没収されるとわかっていたからである。
だから祝われないのは当たり前なのである。
「お前たちは人を祝うくせに自分たちのことになると鈍感と言うか」
「せっかくなのでお祝いさせてください」
ラゥナが二人に飲み物を渡して告げる。
「祝い事があれば皆ごちそうにありつけます」
顔を見合わせたアヤとアヤト。
「お祝いありがとうございます」
「お誕生日のお祝いめっちゃ嬉しいです!ケーキ食べていいっすか」
切り替えた二人に、まずはロウソク消せとサガラが笑う。
しばらく料理に舌鼓中の二人。
「ケーキうめぇ」
「お祝いケーキってまた違うね」
「お二人の味覚に合うように作ってますからね」
ラゥナが苦笑しつつ告げる。
「商会長さん。マジで好き!」
ウロが早くとアイアを急かして鶏肉料理を持ってこさせる。
(おかーさん。おじさーん。おいわいなの。ウロのお祝い)
ぴょんぴょんと跳ねるウロにアヤとアヤトは顔を見合わせて一緒に撫で回す。
「偉いね。ウロ。ありがとうね」
(えへへ)
「ウロお礼は何がいいんだ?」
(おやつ!)
「よし。まかせろ」
リルもとクーデリアを急かして肉料理を持ってこさせる。
(二頭とも狩りに行ったのか。さすが狼)
(リル狩り苦手なんだけどな。ウロが手助けしたか)
(なるほど)
ありがとうと同じように褒める。
アヤのお城の部屋に届けられたプレゼントの山にアヤトとアヤは唸る。
「埋もれそう」
「同じく」
椅子に座ってその二人の様子を楽しそうに眺めているフリザードとウロ。
「しかし陛下。俺に万年筆とか良かったんですか?高そうなの」
「それならいくつあってもいいし向こうでも使えるだろう?」
「助かりますけどアヤに金かけても良かったのに」
「お前たち二人のお祝いなのだから無粋なことを言わないでくれ」
「さーせん」
アヤもまたお揃いの万年筆を受け取っている。
「ちなみにお礼は何がいいっすか?」
「去年のお祝いでもらったからいらん。なので憂いなく帰ってくれ」
アヤトはアヤを見る。
「んっ。ちゃんと今年もお祝いする」
「よろしく。あ。陛下への贈り物はアヤで」
「アヤはもう私のだ」
「自分はものはありません」
めっとアヤは告げる。
とりあえずとプレゼントを整理する。
「よかった。俺のはほとんどお菓子だ。食べて帰ろう」
「万年筆ダブった」
「仕事用と日記用で分けたら?」
「そうする」
それでも楽しそうな二人にフリザードはウロの頭を撫でる。
「あ。ウロの玩具だ。明日遊ぶ?」
(!っあそぶ!)
やったと跳ねるウロ。
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