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貴方と共に
2,千年後のーー
二人の話を聞きながら買い物を済ませる。
「え?女神の慈悲?」
「というか、今自分たちの現在、来た時間軸では異世界へ繋がるための道という亀裂を塞いでいるわけ」
「あぁ。そういえば昔そんなこと言ってた」
フリザードは賑やかだなぁと楽しそうに眺めている。
アヤはそのまま説明を続ける。
「だけどどうしてもこの時代の亀裂を上手く防げないからとりあえず自分たちをこの時代に送って起点として亀裂の修復をしたいと」
「あぁ。なるほど」
「あ。アヤ。私の、氷雪王とその王妃の物語が描かれたものが売られているぞ」
「買っても持って帰れないから駄目」
くっと泣く泣く諦める。
その話は二人が生きている間に流行ったのだが教える必要もないだろう。
二人が生きていたのはもう千年以上前の話だ。
「で、ウロもこの時代でまだ生きているって言うから承諾した」
そっか。
二人は約束した。
自分が死んだら迎えに来てくれる。と。
その日なのかとの思ったがどうやら違うらしい。
「ウロは元気?」
「うん。家族も増えた。後で紹介するね」
まだ子供が生まれていない時代からきたらしいので紹介はあの二人で十分だろう。
「アイアやフィーは?」
「お兄ちゃんは冒険者。お姉ちゃんはおうちに帰ってお医者さんやってるよ。でもそろそろ引退するって。年も年だしね」
「そっか」
「あ。此処」
アルカンシェルの本店がある国の大きな木の中にある小さなお店。
アヤはぽかーんと眺めて、そして促されるまま中へと入る。
「いらっしゃい。あ。おかえりなさい。ウロ。それとおきゃくさ」
きょとんとした代わり映えのないラゥナ。
しばらくお互いに眺めてラゥナはなるほどと苦笑する。
「そういうことだったんですね」
「えっと」
「亡くなったあともお会いできて光栄ですよ。トップ。ヴィッサー殿。いえ、まだ陛下ですかね」
「千年経っても生きているのか」
「結婚した?」
「内緒です。まだ二千歳です。後千年は生きたいですね。お二人は嘆きの森ですか?」
「あぁ。息子に会いにな」
ウロの頭を撫でるフリザードにえへへと嬉しそうに笑うウロ。
「そうですか。じゃあ、うちの魔法陣でお家まで飛んでください。用意しますよ」
「変わらないね」
「えぇ。これは我々の望んだことです。最後はまたここでお店をやろうと約束しましたからね」
「ありがと」
告げたアヤに、はいと微笑むラゥナ。
魔法陣のある部屋を開けてアヤは魔力を通す。
「ラーナ君。ありがとう」
「メーラン。助かったぞ」
「こちらこそ。ありがとうございました。お二方に会えて至高の人生ですよ」
頭を下げたラゥナは消えた三人を見て目元をこする。
「え?女神の慈悲?」
「というか、今自分たちの現在、来た時間軸では異世界へ繋がるための道という亀裂を塞いでいるわけ」
「あぁ。そういえば昔そんなこと言ってた」
フリザードは賑やかだなぁと楽しそうに眺めている。
アヤはそのまま説明を続ける。
「だけどどうしてもこの時代の亀裂を上手く防げないからとりあえず自分たちをこの時代に送って起点として亀裂の修復をしたいと」
「あぁ。なるほど」
「あ。アヤ。私の、氷雪王とその王妃の物語が描かれたものが売られているぞ」
「買っても持って帰れないから駄目」
くっと泣く泣く諦める。
その話は二人が生きている間に流行ったのだが教える必要もないだろう。
二人が生きていたのはもう千年以上前の話だ。
「で、ウロもこの時代でまだ生きているって言うから承諾した」
そっか。
二人は約束した。
自分が死んだら迎えに来てくれる。と。
その日なのかとの思ったがどうやら違うらしい。
「ウロは元気?」
「うん。家族も増えた。後で紹介するね」
まだ子供が生まれていない時代からきたらしいので紹介はあの二人で十分だろう。
「アイアやフィーは?」
「お兄ちゃんは冒険者。お姉ちゃんはおうちに帰ってお医者さんやってるよ。でもそろそろ引退するって。年も年だしね」
「そっか」
「あ。此処」
アルカンシェルの本店がある国の大きな木の中にある小さなお店。
アヤはぽかーんと眺めて、そして促されるまま中へと入る。
「いらっしゃい。あ。おかえりなさい。ウロ。それとおきゃくさ」
きょとんとした代わり映えのないラゥナ。
しばらくお互いに眺めてラゥナはなるほどと苦笑する。
「そういうことだったんですね」
「えっと」
「亡くなったあともお会いできて光栄ですよ。トップ。ヴィッサー殿。いえ、まだ陛下ですかね」
「千年経っても生きているのか」
「結婚した?」
「内緒です。まだ二千歳です。後千年は生きたいですね。お二人は嘆きの森ですか?」
「あぁ。息子に会いにな」
ウロの頭を撫でるフリザードにえへへと嬉しそうに笑うウロ。
「そうですか。じゃあ、うちの魔法陣でお家まで飛んでください。用意しますよ」
「変わらないね」
「えぇ。これは我々の望んだことです。最後はまたここでお店をやろうと約束しましたからね」
「ありがと」
告げたアヤに、はいと微笑むラゥナ。
魔法陣のある部屋を開けてアヤは魔力を通す。
「ラーナ君。ありがとう」
「メーラン。助かったぞ」
「こちらこそ。ありがとうございました。お二方に会えて至高の人生ですよ」
頭を下げたラゥナは消えた三人を見て目元をこする。
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