昨日の自分にサヨナラ

林 業

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平和な日々

フリザードの不満

ブリザードは宰相と手伝ってくれているカヤマに告げる。
「アヤが可愛い」
「夜一緒に寝ているそうですね」
呆れているカヤマ。
「あんまり手を出すと結婚にいけませんよ」
宰相は呑気に資料を提供。

幼い頃、城に連れられてきた時に母の唯一の味方であった彼。
よく弟と共におやつをくれていた大人の一人。
父も彼には信頼を置いていた人。

「わかっている。だがアヤは可愛い」
体を丸めて寝る姿も。
ネていても近づけば起きていろんな話をしてくれる姿も。

ウロが間に入りたがれば無意識なのか間を作って入れる。
二人一緒に抱きしめれば、アヤもウロを抱きしめている時がある。
その時の不満は大抵ウロはアヤばかり見ていてこっちを見てくれないことぐらいだろうか。


お父さん好きと寝言言うのは、可愛いので良いのだが。


もう幸せすぎて、時間が過ぎるのが惜しい。



「とりあえずウロも一緒に寝る時にこっちを向かせる方法を考えてほしい」

「母親に勝るものはないですよ。陛下」
と、呆れている宰相。
「子供なんですから寛容でいてください」
突き放すカヤマ。

「そんな事言わず!」

ドアがノックされ、宰相が出迎える。

入ってきたのはアヤとウロ。
(おとーさん)
一目散に尻尾を振ってやってくるウロに可愛い息子だと出迎えて撫で回す。
宰相が恨み節を一言口にするが無視する。


アヤは宰相に資料を読ませてもらい、全て覚えたらしい。
人手不足な人材の手助けのはずだが必須な資料を言い当て、口にし、部下の要望の資料を答えて、与えられた書類仕事をこなす。

「あなたが婚約者に目をつけなければ部下に欲しい人材ですね」

宰相のその言葉によしとウロを撫でながら頷く。


「?フリザード、おー。お疲れ?」
「その一言で疲れ吹っ飛んだ」
アヤの心配そうな視線に思わず答える。
怪訝そうな表情へ変わったことに解せぬとフリザードは心配するウロを撫で回す。
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