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おまけ
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材料を前に悩む。
鶏肉に卵、野菜数種。
何を作るか考える。
そういえば昨日、竜族に連れて来られた神子に美味しいからと海鮮で作ったという出汁をもらったのを思い出す。
竜神族からはせっかくだからといくつかの食材。
愛し子にはこれ美味しいからとプリンをお土産に。
愛し子は変わらず服を着せられてだるまになってた。
あのプリンは冷やしておけば明日まで持つらしいが折角なので食後のおやつにする。
鶏肉と卵を主体に親子丼を作る。
ぷりっぷりの鶏肉に、新鮮卵で美味しく調理する。
ドアが開く音に戻ってきたモリオンと一緒に母が入ってくる。
「お帰り。といらっしゃい」
「途中で、おばさんに会った。今日ご飯食べるって聞いてたから一緒に戻ってきた。お土産もらった」
多分麓の街では高価だろう果物を示してくる。
母にお礼を言ってからご飯を食べる用意をする。
母も嬉しそうに手伝ってくれる。
こうして時々ご飯を一緒にする。
「そういえばさ、母さんってどうして父さんたちと一緒に暮らしてなかったの?」
「協会が当時うるさかったの。だから死んだことにしたほうがお互い都合がよかったのよ」
納得は出来ないが、当時はそれが最善だったのだと思うことにする。
プリンを出せば母は気に入ったらしい。
美味しいとあっという間に食べてしまう。
「例の愛し子にもらったやつだよ」
「あぁ。あの子ね。いい子よね」
「母さんにとってあの子ってどういう感じなの?」
「そうね。子供が生まれるまでは子供だと思ってたけど、今は人で言う宝石?宝物みたいな感じかしら。大切に守らなきゃ儚く死んじゃうような、それでいてそこにいると嬉しい存在ね」
へぇと頷く。
「あなたも儚く死んでしまいそうで怖いから早く肉体を捨てて、母と暮らしましょう」
「だーかーらー、モリオンと別れたくないの」
美味しいとご飯を堪能中のモリオン。
だが名前を聞き取り呼んだ?と聞いてくる。
モリオンを見てから告げる。
「僕のこと好き?」
「好きじゃなかったら一緒にいない」
そう告げてプリンを口に放り込んでくる。
もうと頬を膨らませながらも、プリンを堪能する。
微笑ましそうに母が見てくるのに気づいてそっぽを向く。
そんな姿にモリオンは気付く。
プリンを食べる姿は瓜二つ。さすが親子だなぁ。
と呑気にご飯を楽しむ。
鶏肉に卵、野菜数種。
何を作るか考える。
そういえば昨日、竜族に連れて来られた神子に美味しいからと海鮮で作ったという出汁をもらったのを思い出す。
竜神族からはせっかくだからといくつかの食材。
愛し子にはこれ美味しいからとプリンをお土産に。
愛し子は変わらず服を着せられてだるまになってた。
あのプリンは冷やしておけば明日まで持つらしいが折角なので食後のおやつにする。
鶏肉と卵を主体に親子丼を作る。
ぷりっぷりの鶏肉に、新鮮卵で美味しく調理する。
ドアが開く音に戻ってきたモリオンと一緒に母が入ってくる。
「お帰り。といらっしゃい」
「途中で、おばさんに会った。今日ご飯食べるって聞いてたから一緒に戻ってきた。お土産もらった」
多分麓の街では高価だろう果物を示してくる。
母にお礼を言ってからご飯を食べる用意をする。
母も嬉しそうに手伝ってくれる。
こうして時々ご飯を一緒にする。
「そういえばさ、母さんってどうして父さんたちと一緒に暮らしてなかったの?」
「協会が当時うるさかったの。だから死んだことにしたほうがお互い都合がよかったのよ」
納得は出来ないが、当時はそれが最善だったのだと思うことにする。
プリンを出せば母は気に入ったらしい。
美味しいとあっという間に食べてしまう。
「例の愛し子にもらったやつだよ」
「あぁ。あの子ね。いい子よね」
「母さんにとってあの子ってどういう感じなの?」
「そうね。子供が生まれるまでは子供だと思ってたけど、今は人で言う宝石?宝物みたいな感じかしら。大切に守らなきゃ儚く死んじゃうような、それでいてそこにいると嬉しい存在ね」
へぇと頷く。
「あなたも儚く死んでしまいそうで怖いから早く肉体を捨てて、母と暮らしましょう」
「だーかーらー、モリオンと別れたくないの」
美味しいとご飯を堪能中のモリオン。
だが名前を聞き取り呼んだ?と聞いてくる。
モリオンを見てから告げる。
「僕のこと好き?」
「好きじゃなかったら一緒にいない」
そう告げてプリンを口に放り込んでくる。
もうと頬を膨らませながらも、プリンを堪能する。
微笑ましそうに母が見てくるのに気づいてそっぽを向く。
そんな姿にモリオンは気付く。
プリンを食べる姿は瓜二つ。さすが親子だなぁ。
と呑気にご飯を楽しむ。
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