僕のおじさんは☓☓でした

林 業

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美味しそうな揚げ物系初めとした豪華な食事の火を通す前の物が並んでいる。
一度冷凍して帰ってきたら揚げたり炒めたりするらしい。

この後買い出しに行くのでその前にささっと作っておくらしい。
「今日何かあるの?」
「キョウヘイの誕生日だからな。美味しいもの買わなきゃな」
「え」
驚いて思わず叫ぶ。
「何か買ったほうがいい?何かプレゼント」
「別にいいだろ」
「でもでも」
「んじゃあ、これ」
何処かの百円均一で買った財布を渡される。
「今日買い出しに行くだろ。一時間。自由時間やるから。そのお金で好きなものとプレゼント買うといい。ただし」
お財布を思わず握る。
「ただし。三千円までの物」
「んっ」
小さく頷き、キョウヘイが不思議そうに、料理宅を見て、つまらなさそうにしている。
つまみ食いでもするつもりだったのかと思ってみれば、お前らガキか。と、レンそのつもりだったのをソウスケに当てられる。

車で移動中にお金を見る。
一万円という大金。
ソフトが約六千円ほど。
残り四千円。
中学校入ってから少々のお小遣いをもらったので、それを合わせても六千円。

だが、使っていいのは三千円。
「多くない?」
「ソフト以外にほしいもんあったらそっちかっていいぞ。残ったお金は、貯めとけ」
運転するソウスケを横目に眺める。
「俺ついて行こうか?」
運転席からキョウヘイが聞いてくるが、中学生だから好きにさせろと放置気味。
「お前には好みの酒と他の飲み物を選ぶという仕事があんだよ」
「あいよ」
お酒。と言われて、しかし未成年が買えるはずもない。

「何がいいかな」
ブツブツと呟くレンに、キョウヘイは何あれと心配そうにソウスケを見る。


大型総合店舗に到着する。
「とりあえず、まず、服買いに行くか。キョウヘイ。お前どうする?」
「ちょっとついて回ってから重いもの買ってくる」
「あいよ」
車の鍵をキョウヘイに渡すので二人の後を追いかける。
店舗に入ってから、ポスターをソウヘイが眺める。
「あ。映画やってる。今度見に来るか」
「映画?好きなの?」
「なんか、一から見てて、ついつい気になって見ちゃうんだよな」
「へー」
映画のポスターを見る。
「さて、お前好きなお店とかあるのか?」
「ない。母さんが適当に買ってきてくれてたから」
「んじゃあ、適当に大量買はプチブラでいいか」
レンとお店を巡り、三店舗目でキョウヘイがあっち見てくると別れる。
「おじさん。洋服のお店、詳しいの?」
選んでくれる服は好みと違うが、おしゃれに見えて楽しい。
とはいえ、買わずにその店を離れている。
「んー。まぁ、そういうおしゃれな店に努めてたし、詳しくないと客との会話についていけねぇよ」
「おじさんのそういう時代って、黒歴史?」
「んにゃあ。全く。俺は当時の店長にも、店の先輩を含めた仲間かっこ、一部除く。も感謝してるし、浴してもらったしな。お客も、いい人たちばっかで、正直、ひ、養ってもらうのもありかなって思ったぐらいだったし。まぁ、そういうの性に合わなかったけどな。今も繋がってるところは繋がってるからな」
(なんかおじさん、敵に回すと皆集まってきて復讐されんのかな)
「それを言うなら報復な。後そんなことしねぇよ」
「それでなんで、隠すのさ」
「あのな。今俺接客業してんの。イメージ大事なの。宿泊業って」
「う、うん」
「どこで誰が聞いているかわかんないのに、イメージ良いも悪いもあるけど、そんなことしてたなんて客に早々言えないの。職場の質が悪くなっちゃう」
「じゃあ、誰にも言ってないの?」
「職場の上司と経営者は知ってる」
「なんで宿泊業?そのまま続けなかったの?」
「無事就職できたから。してなかったら続けてたかも」
両親や妹にまともになれと酸っぱく言われていたので、就職したのもあるが。
流石に言えないと覆うキョウスケ。
「あー。なるほど」
「あ、ネタTあるぞ。どうだ?」
楽しそうなソウスケに、付いていく。


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