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女子高生とおじさん
しおりを挟む深夜のコンビニの帰り道、電柱の陰に制服を着た女子高生の姿を見た。
「あっ!」
女子高生と目が合ってしまった。
面倒なことに巻き込まれてはゴメンだ。早くこの場を離れなければ。
「今、目が合ったでしょ?」
女子高生が近づいてきた。無視をしてスタスタ歩く。
「ねぇねぇ、おじさん。私のことが気になるんでしょ? 好きにしていいから今晩泊めてよ」
ヤバい、付いてきちゃった。顔を背けて速度を上げて早歩きになる。
「ねーねー、無視しないでよ」
駆け出したら女子高生も走り出した。
「逃がさないわよ!」
そして……。ドカッ! 後ろからタックルされた。
二人重なるように倒れてしまった。
「痛てててて」
あれ? 地面にぶつかったと思ったけど下に人がいる!? 男の人だ。
「痛ったーい……」
起き上がった男の人の顔は見たことがある。鏡で。
「オ、オレー!?」
「ワタシー!?」
自分の姿を見るとスカートを穿いている。
胸も膨らんでいる。両手で揉んでみた。柔らかいし、揉まれた感触もあるので本物だ。
股間に手を伸ばす。……ない。
「「入れ替わってる!?」」
どうやらぶつかったショックで精神が入れ替わってしまったらしい。
「ちょっと、どうすんだよこれ」
「どうするって私に言われても……」
「もう一回ぶつかったら戻るかも」
体をぶつけても元に戻る気配はない。
「とりあえず、おじさんの家に泊めてよ」
「うっ。し、仕方ないな」
深夜に制服姿の女子高生を連れて部屋に入るところを近所の人に見られたらどう思われるか……。
下手したら通報されてしまう。
「女子高生の姿でそんなにビクビクしてたらいけないことされるみたいじゃない。もっと堂々としてよ」
「そ、そんなこと言っても、近所の人に誤解されないかな」
「大丈夫だって」
不安なオレの手をそっと握り歩きだすオレの体。
大きな手は女子高生の手を包み込み、自信に満ちた様子でグイグイ引っ張っていった。
「あっ、そこ右」
道分からないのに先に行こうとするか!?
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