【R18】勇者は淫らに犯される

来々法師

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令嬢の危機

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緑の国の王都からナナビア街道沿いに徒歩で二十日ほど離れた位置にあるパルメール駅
他国からの物資輸送を一手に引き受ける貿易中継点であり、国家防衛上の拠点であり、
緑に囲まれた美しい駅舎は旅人に休息を与える巨大な宿泊商業施設であり、
どこまでも続く街道を望むことのできる観光名所である
しかし正午を回ったばかりだというのに人影はさっぱり見えない
駅舎の周りや街道の石畳には引き裂かれた衣服であったり臓物や筋肉、髪の毛のこびりついた人骨が散らばっている
駅舎の中では身の丈5アード(2メートル50センチ)を超える一つ目のサイクロプスと牛頭のミノタウロスが、
物陰に隠れている人間をひっ捕まえては噛み締めて、吐いて捨てていた。
サイクロプスは金棒で什器や家具を壊した笑っていた
ミノタウロスは口からだらしなく血を滴らせて次の人間を探している


「ぐふふふ、建物の中にはもうおらぬようだ、クソ人間どもめ」
「外にまだ隠れているかもしれんな、わしの糞にしてやろう、ぐわらららら」

二体が不気味な凱歌を上げながら駅舎の外に出てくると
ミノタウロスの首が鞠のように飛び、持ち主を失った巨体は鮮血を吹き散らして石畳に倒れた

「やはり不意打ちに限るな」

「誰だァ!?」

戦士ヴァードは腰を落として大人の背丈ほどもある巨大な戦斧を構えた
筋肉で肥大した四肢と山のような肩を持ち、日に焼けた肌には太い血管が伸びている
大きな得物に対して防具は簡素であり、衣服の上から胸や股間など急所に革当てを固定しているだけだ

「俺は弱いものいじめが大好きでな、お前の悲鳴を聞きにきた」

ヴァードはニヤリと笑い、血のしたたる黒色の刃を突きつけた
サイクロプスは金棒と金属盾で武装してはいるが、かすかな震えが見え
その大きな単眼はヴァードに釘付けになっている

「ほう、一つ目で慄くとそんな面になるのか、どうした、その図体は飾りか?」

ヴァードが低い声で嘲った
一つ目が木々を震わす雄叫びを上げた

「殺すぅ!殺してやる!」

サイクロプスは金棒を振るおうとしたが
ヴァードはまったく意に介さず、大上段から脳天目掛けて戦斧を振り下ろした
サイクロプスはあわてて盾で頭部を庇うが効果はむなしく
分厚い鉄板ごと頭部を両断された、昼下がりの街道に二体の魔物の死骸が転がった

「ふう」

ヴァードは脳漿のこびりついた戦斧を地面に突き刺して汗を拭った
思い切り動いたからか、股が窮屈になっていた
ヴァードはあたりを見回した

「みな食われたか」

「あの……」

木陰から若い女が姿を表した
外套に身を包み、髪は亜麻色で長く柔和な瞳の整った顔立ちである
徒歩の旅になれていない感じで、良家の出であるように見てとれた

「わたくしは……レフィリア=ラ=シルエールと言います
 助けていただいて
 戦士様、なんとお礼を言ったらいいか」

落ち着きのある快い声だった
名乗る時「ラ」の部分を若干強調していた

「貴族さまか」

「ふふ、遠い昔の話ですわ、王都で商いの手伝いをしています」

レフィリアは血筋を自慢したがっているようだった
その時、外套が風をはらんでめくれあがった
服は細かい刺繍のはいった上等の生地である
布越しの豊かな胸の形がわかった

「良い子を産めそうだな」

「え……?」

レファリアの表情が凍りついた

「どういう……意味ですか」

レフィリアは恐る恐る尋ねてきたが
ヴァードは返事を無視し、防具を外し、服を脱いで裸になった
そして戦斧にまさるともおとらない大業物がそそり立って午後の日を浴び、鈍く輝いていた
ヴァードはそれを手でしごきながらレフィリアに近づいた

「いや!嫌ぁ!」
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