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第6章
第5話
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きっちり15分26秒後、車は小さな無人駅の前に止まった。
竹内は端末を見ながら無言で歩き出し、いづみはグイと顎で指す。
線路脇の、古びたトタン小屋に踏み込んだ。
ここにも同じノートPCとサーバーが一つ、1067mm狭軌の幅に合わせて作られた、高さ15㎝、在来線走行可能な薄っぺらいトロッコが山と積まれている。
「どういうこと?」
「重人、初期チェックしてないぞ。基本を早速忘れんな」
そういう竹内は、常に自分の端末をいじり続けていて、回りも何も見ちゃいない。
「わんこ置いて来たし!」
「なくても出来る方法あんだろ」
いづみはパソコンをのぞき込む。
俺は仕方なく自分の端末に検索をかける。
「大規模な輸送システムを共同運営している組織があるってこと?」
「在来線にただ乗りだ」
竹内は俺を振り返った。
「有毒ガスと生体反応チェック、出来た?」
「この時点でそんなもんないって分かってんだろ!」
「口答えはアウトよ」
そう言ったいづみの指先は、パソコンのキーボードを叩いている。
「次の輸送が設定されているわ」
「ついて行く?」
「無理よ。電車の下に張り付いて動くようになっているもの」
カタリとトロッコが動き出す。
それはレールを伝い床下に消えた。
「じゃ、普通にその電車に乗るか」
「磯部くん、中を撮影しといて」
カメラを起動している間に、二人は小屋を出て行く。
「ちょ、待てって!」
俺は置いて行かれそうになるのを、そこから出る直前に一枚、中を撮影した。
二人は線路脇のフェンスを軽々と跳び越え、ホームの端に立つ。
「そ、そんなジャンプ力、どこにあんの?」
竹内はどうやって、端末画面だけを見ながら外を歩いているんだろう。
「駅のホームには監視カメラがついてるからね。まぁ後で侵入して消してもいいんだけど。人目がないなら面倒な手間かけるより、飛びこえた方が早いってゆーか……」
「出来ないならさっさと改札から回ってきなさい。電車来るわよ」
改札口は目の前だ。
駅に向かって走る。
すぐ近くまでやって来た電車走行音が聞こえてきた。
どんな田舎でも、IC乗車券が使えるのはありがたい。
何とか飛び乗った10両編成の車内は、ガラガラだった。
二人の姿を求めて歩き出す。
確か先頭車両の方にいたはずだ。
端末にメッセージが届く。
竹内は端末を見ながら無言で歩き出し、いづみはグイと顎で指す。
線路脇の、古びたトタン小屋に踏み込んだ。
ここにも同じノートPCとサーバーが一つ、1067mm狭軌の幅に合わせて作られた、高さ15㎝、在来線走行可能な薄っぺらいトロッコが山と積まれている。
「どういうこと?」
「重人、初期チェックしてないぞ。基本を早速忘れんな」
そういう竹内は、常に自分の端末をいじり続けていて、回りも何も見ちゃいない。
「わんこ置いて来たし!」
「なくても出来る方法あんだろ」
いづみはパソコンをのぞき込む。
俺は仕方なく自分の端末に検索をかける。
「大規模な輸送システムを共同運営している組織があるってこと?」
「在来線にただ乗りだ」
竹内は俺を振り返った。
「有毒ガスと生体反応チェック、出来た?」
「この時点でそんなもんないって分かってんだろ!」
「口答えはアウトよ」
そう言ったいづみの指先は、パソコンのキーボードを叩いている。
「次の輸送が設定されているわ」
「ついて行く?」
「無理よ。電車の下に張り付いて動くようになっているもの」
カタリとトロッコが動き出す。
それはレールを伝い床下に消えた。
「じゃ、普通にその電車に乗るか」
「磯部くん、中を撮影しといて」
カメラを起動している間に、二人は小屋を出て行く。
「ちょ、待てって!」
俺は置いて行かれそうになるのを、そこから出る直前に一枚、中を撮影した。
二人は線路脇のフェンスを軽々と跳び越え、ホームの端に立つ。
「そ、そんなジャンプ力、どこにあんの?」
竹内はどうやって、端末画面だけを見ながら外を歩いているんだろう。
「駅のホームには監視カメラがついてるからね。まぁ後で侵入して消してもいいんだけど。人目がないなら面倒な手間かけるより、飛びこえた方が早いってゆーか……」
「出来ないならさっさと改札から回ってきなさい。電車来るわよ」
改札口は目の前だ。
駅に向かって走る。
すぐ近くまでやって来た電車走行音が聞こえてきた。
どんな田舎でも、IC乗車券が使えるのはありがたい。
何とか飛び乗った10両編成の車内は、ガラガラだった。
二人の姿を求めて歩き出す。
確か先頭車両の方にいたはずだ。
端末にメッセージが届く。
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