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第12章
第2話
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「何がだよ」
竹内は飯塚さんの破壊した噴水の画像を切り出すと、それを画像ごと検索にかける。
「ほら、公園が特定できたぞ。それでどうするんだ?」
「……行ってみよう」
竹内からの返事はない。
頭上でカラスが鳴いた。
隊長は俺たちに背を向ける。
「バカ。さっき隊長からなんて言われた。俺たちに与えられた任務は、今は『片付け』だ」
俺は竹内の目をのぞき込む。
彼は表情を殺したまま、うつむいた。
「そしてその指示を受けたのは俺だ。お前は俺の指示に従わなくちゃいけない。戻るぞ。支部をきれいに片付けてから、次の指示を待つんだ」
竹内まで背を向ける。
俺は、このままでは終われない。
「隊長!」
振り向いたその鋭い眼光を、精一杯見上げた。
「行かせてください。俺は、俺はどうしても飯塚さんを助けたいんです!」
「俺がお前をここに追いかけて来た理由が分かるか?」
「飯塚さんがいると思ったからじゃないですか?」
自分でも、無駄に食ってかかっているということは、分かっている。
「あぁ、そうだ。お前が03の仲間で、そこに連れて行ってくれると思ったからだ」
隊長の端末が振動している。
それを取り出すと、画面を操作し始めた。
「だがお前みたいな間抜けは、さすがのあいつにもその選択肢には入らなかったらしい。05の言うことが聞こえなかったか。さっさと指示に従え」
隊長は立ち去る。
俺は竹内を振り返った。
「『イチイチ指示がないと動けないとか、子供みたいなこと言ってんじゃねーぞ』って、さっきまで言ってたのは誰だよ」
「指示じゃない、あれは『命令』だ」
竹内は歩き出した。
この俺のことを、ゴツゴツの指で指す。
「行くぞ。コンビニ営業も再開させないといけないんだ。本部からの手助けも当分頼れないとなると、マジで2人でやらないといけないんだからな!」
拳を握りしめる。
手のひらに食い込んだ爪で、血がにじんできそうだ。
それでもなお、俺は自分が竹内以上には、何も出来ないことを知っている。
動かしたくはない足を、動きたくもない方向に向かって、動かし始める。
竹内は飯塚さんの破壊した噴水の画像を切り出すと、それを画像ごと検索にかける。
「ほら、公園が特定できたぞ。それでどうするんだ?」
「……行ってみよう」
竹内からの返事はない。
頭上でカラスが鳴いた。
隊長は俺たちに背を向ける。
「バカ。さっき隊長からなんて言われた。俺たちに与えられた任務は、今は『片付け』だ」
俺は竹内の目をのぞき込む。
彼は表情を殺したまま、うつむいた。
「そしてその指示を受けたのは俺だ。お前は俺の指示に従わなくちゃいけない。戻るぞ。支部をきれいに片付けてから、次の指示を待つんだ」
竹内まで背を向ける。
俺は、このままでは終われない。
「隊長!」
振り向いたその鋭い眼光を、精一杯見上げた。
「行かせてください。俺は、俺はどうしても飯塚さんを助けたいんです!」
「俺がお前をここに追いかけて来た理由が分かるか?」
「飯塚さんがいると思ったからじゃないですか?」
自分でも、無駄に食ってかかっているということは、分かっている。
「あぁ、そうだ。お前が03の仲間で、そこに連れて行ってくれると思ったからだ」
隊長の端末が振動している。
それを取り出すと、画面を操作し始めた。
「だがお前みたいな間抜けは、さすがのあいつにもその選択肢には入らなかったらしい。05の言うことが聞こえなかったか。さっさと指示に従え」
隊長は立ち去る。
俺は竹内を振り返った。
「『イチイチ指示がないと動けないとか、子供みたいなこと言ってんじゃねーぞ』って、さっきまで言ってたのは誰だよ」
「指示じゃない、あれは『命令』だ」
竹内は歩き出した。
この俺のことを、ゴツゴツの指で指す。
「行くぞ。コンビニ営業も再開させないといけないんだ。本部からの手助けも当分頼れないとなると、マジで2人でやらないといけないんだからな!」
拳を握りしめる。
手のひらに食い込んだ爪で、血がにじんできそうだ。
それでもなお、俺は自分が竹内以上には、何も出来ないことを知っている。
動かしたくはない足を、動きたくもない方向に向かって、動かし始める。
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