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第20章
第2話
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俺の本能は殺気立つ。
竹内もだ。
彼は端末をポケットに差し込むと、黒縁眼鏡型高性能センサーのブリッジを持ち上げる。
それは例外なくいつだって、戦闘開始の合図だった。
ペットショップの自動ドアが開く。
出てきたのはいづみだった。
手に箒を持っている。
彼女は静かに辺りを警戒していた。
俺たちはカーブミラーの死角に入っている。
手にしている竹箒。
一見そう見えるものは、操作スティックに間違いない。
高感度温度センサーを備え広範囲を瞬時に探知し、対象を発見すれば振動でそれを伝える。
彼女は店の前を掃除するフリをしながら、ここにある全ての機能を操作していた。
「……来たのね」
頭上カーブミラーの首が動く。
瞬時に飛び退いたその位置を、レーザー光線は貫いた。
彼女は竹箒をくるりと一回転させると、それをさっと大きく横に振る。
消火栓からの水が、間欠泉のように噴き出した。
「くそっ」
体が濡れるのはマズい。
箒の柄から何かが飛び出し、すかさず頭上の電線を切った。
切れた線の先は、蛇のように鎌首をもたげる。
それは竹箒の動きと連動していた。
「それ以上、近づかないで」
「話をしに来たんだ。飯塚さんはどこだ」
彼女の視線は、ゆっくりと静かに落ちてゆく。
元々表情の変化に乏しく、感情の読み取りにくい人だとは思っていたけど、それは更に強化されているような気がする。
「ちょうどよかったわね。直接話せば?」
カーブミラーの鏡面が切り替わった。
「どうした、いづみ!」
その丸い画像の中に、飯塚さんはいた。
「あなたを迎えに来たそうよ」
ミラーの首が動く。
飯塚さんはチッと舌をならした。
竹内もだ。
彼は端末をポケットに差し込むと、黒縁眼鏡型高性能センサーのブリッジを持ち上げる。
それは例外なくいつだって、戦闘開始の合図だった。
ペットショップの自動ドアが開く。
出てきたのはいづみだった。
手に箒を持っている。
彼女は静かに辺りを警戒していた。
俺たちはカーブミラーの死角に入っている。
手にしている竹箒。
一見そう見えるものは、操作スティックに間違いない。
高感度温度センサーを備え広範囲を瞬時に探知し、対象を発見すれば振動でそれを伝える。
彼女は店の前を掃除するフリをしながら、ここにある全ての機能を操作していた。
「……来たのね」
頭上カーブミラーの首が動く。
瞬時に飛び退いたその位置を、レーザー光線は貫いた。
彼女は竹箒をくるりと一回転させると、それをさっと大きく横に振る。
消火栓からの水が、間欠泉のように噴き出した。
「くそっ」
体が濡れるのはマズい。
箒の柄から何かが飛び出し、すかさず頭上の電線を切った。
切れた線の先は、蛇のように鎌首をもたげる。
それは竹箒の動きと連動していた。
「それ以上、近づかないで」
「話をしに来たんだ。飯塚さんはどこだ」
彼女の視線は、ゆっくりと静かに落ちてゆく。
元々表情の変化に乏しく、感情の読み取りにくい人だとは思っていたけど、それは更に強化されているような気がする。
「ちょうどよかったわね。直接話せば?」
カーブミラーの鏡面が切り替わった。
「どうした、いづみ!」
その丸い画像の中に、飯塚さんはいた。
「あなたを迎えに来たそうよ」
ミラーの首が動く。
飯塚さんはチッと舌をならした。
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