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第26章
第1話
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ドライヤーの音が聞こえる。
洗面所で姉ちゃんがいつものように何かをわめいていた。
俺はちゃぶ台の前で朝ご飯を食べながら、テレビを見ている。
「じゃ、行ってきます」
バタバタと廊下を走る足音が聞こえて、姉は出勤していった。
親父が顔をのぞかせる。
「重人はまだコンビニの仕事は始まらないのか?」
「お父さん、昨日もそれ聞いてたじゃないの。お店の改修工事が終わらないと無理だって」
「あぁ、そうか」
「早く行かないと、遅刻するわよ」
父と姉は出て行った。
先に食事を終えた母と二人、ちゃぶ台の前でテレビを見ている。
TTRSこと東京都庁ロボット新宿は、その起動を停止した。
起立誘導板の上で寝転がったままの操縦席から、俺たちは自力で外に出る。
「おい、お前!」
竹内は外に出るなり、俺の胸ぐらをつかんだ。
「なぜすぐに停止ボタンを押さなかった!」
「押しただろ、押したから止まったんだ」
「嘘つけ!」
細い目が、強く見開かれている。
「……そのまま起動させてやろうかと、一瞬でも迷ったことはないと、断言できるか?」
「離せ」
振り払おうとしたその手を、竹内はたたき落とす。
洗面所で姉ちゃんがいつものように何かをわめいていた。
俺はちゃぶ台の前で朝ご飯を食べながら、テレビを見ている。
「じゃ、行ってきます」
バタバタと廊下を走る足音が聞こえて、姉は出勤していった。
親父が顔をのぞかせる。
「重人はまだコンビニの仕事は始まらないのか?」
「お父さん、昨日もそれ聞いてたじゃないの。お店の改修工事が終わらないと無理だって」
「あぁ、そうか」
「早く行かないと、遅刻するわよ」
父と姉は出て行った。
先に食事を終えた母と二人、ちゃぶ台の前でテレビを見ている。
TTRSこと東京都庁ロボット新宿は、その起動を停止した。
起立誘導板の上で寝転がったままの操縦席から、俺たちは自力で外に出る。
「おい、お前!」
竹内は外に出るなり、俺の胸ぐらをつかんだ。
「なぜすぐに停止ボタンを押さなかった!」
「押しただろ、押したから止まったんだ」
「嘘つけ!」
細い目が、強く見開かれている。
「……そのまま起動させてやろうかと、一瞬でも迷ったことはないと、断言できるか?」
「離せ」
振り払おうとしたその手を、竹内はたたき落とす。
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