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王都警備隊と近衛騎士団
トーナメント戦:ルーカスの戦い
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槍を担いだ大男——ジェラルドは、試合開始の位置に立つと、相対するルーカスに目を細めた。
「ルーカス、まだ騎士団に入る気はねぇのか?」
「…それは以前、断ったはずだが」
「実力もある、地位もある。騎士になりゃ名誉も付いてくるのにか?」
「必要ない。俺の力は民を守る為に付けた力だ」
「へぇへぇ、優等生の答えだな」
素気無く対応するルーカスに、肩をすくめるジェラルド。
審判役が二人の準備が整ったか訊ね、返る了承の後に試合開始の合図をした。
ルーカスとジェラルドの第六試合は、甲高い剣戟の音から始まった。
体格の良い二人が繰り出す攻撃は、並の剣士では受け止めきれぬほど重いのに、速い。
観客席で見守るライラは、二人の攻防の速さに目が追いつかず、そっと手を組む。
祈る様に手を組んだライラが魔法をかけた瞬間、彼女の眼は元の金色に輝く。スローモーションになった視界の中で、ようやく二人の技が“見えた”。
ギンギンッガキンッ
打ち付けた刃と鉄の柄が鳴らす音が、場内に響き渡る。
ルーカスの剣は、重厚な一撃を避けるのではなく、角度を殺して受け流す。逆に、ジェラルドの槍は間合いを自在に操り、突き、薙ぎ、払う動きの連携が見事だった。
下から切り上げるように見えた剣筋が、手首を捻る事により鍔で槍を絡め取った。外側に弾いた隙を狙い、ルーカスは相手に肉薄する。
その一瞬、隙が生まれる。
ジェラルドも槍を短く持つ事で対応しようとしたが、対応が一瞬遅れる。それより先に間合いを完全に詰め、勝負を決めたのはルーカスだった。
ジェラルドの喉元へ、剣先が突きつけられる。
沈黙。
ジェラルドが肩を落とし、小さく頭を下げた。
「……まいった」
その言葉に、ルーカスは剣を引き、礼を返す。荒くなった呼吸を静かに整えながら、観覧席の奥に立つケネスの姿を一瞥した。
二人の激闘を観ていた令嬢たちはジェラルドの敗退に嘆き、騎士や警備隊員達は言葉を失ったように見入っていた。
確かに、武器も体格も違う。だが、目の前の戦いがそれらを超えて「強さ」を物語っていた。
ルーカスの回復を待ち、続く決勝戦。
夕暮れ時に近付き、影が伸びてきた頃。
剣士としての誇りと、そしてライラへの恋情と友情を賭けた戦いが始まろうとしていた。
「では両者、前へ」
喝采とどよめきの中、騎士団長の息子ケネスと、第三警備隊隊長ルーカスが、審判の指示で静かに中央へと歩み出る。
ケネスはスラリと抜いたサーベルを正眼に構え、ルーカスはゆっくりと抜いたブロードソードの切先を下ろし、自然体の構えになった。
「——昼に言ったこと、僕が勝ったら守ってもらうよ」
「……そうはさせない。彼女の事は、彼女自身の意志で決める事だ」
そんな静かに交わされた言葉は、他には聞こえない。
そして、昼間の事もありケネスを純粋に応援する事が出来ないライラは、どちらにも声援を掛ける事を止め、ただ手を組んでルーカスの勝利を祈る事にした。
「両者準備は良いな?——始め!」
開始の合図と共に、砂埃が舞った。
「ハッ!」
「、く…」
最初の攻撃はケネスからだった。
上段から振り下ろされた剣を、ルーカスの剣が下から迎え打つ。
キンキィンッ
互いから繰り出される斬撃が重なり合い、リズム良くテンポを刻む。
攻撃を受ける側のルーカスは、それでも一歩も引かず、ケネスの剣筋をその刃で滑らせていた。
鈍く響く金属音。速さはあるが軽いケネスの攻撃を、ブロードソードの厚みのある剣身を活かして受け流す。
これまでの戦いと違い、両者の間に交わされる言葉は無かった。
手数と力の戦い。
攻撃と守備の戦い。
ただ互いに、譲れない想いを剣に乗せて。
後ろには下がらぬまま、ケネスは攻撃のテンポを変える。
——どうしても勝ちたかった。
ただ、その気持ちが前に出過ぎたのだろう。
目を細めたルーカスが、その剣筋を薙ぎ払った。
ガッ、キィンッ
「っ…!」
ケネスの手を離れた剣が、地に突き刺さる。
そのままルーカスは刃を相手の首筋に沿わせ、判決を待った。
「っルーカス=ハイドランジアの勝利!」
令嬢達の甲高い悲鳴と、警備隊員達の野太い歓声が響き渡る。優勝を掻っ攫われた騎士達は、意気消沈している。
「おめでとう、ハイドランジア」
「……ありがとうございます、騎士団長」
ルーカスの元へ歩み寄って来たのは、騎士団長であるケネスの父、ニール=テッセンだ。
ケネスと同じ白い髪に紫瞳だが、その体格は細身の息子と違い、がっしりとした筋肉質だ。
「…ウチの息子は弱かったか?」
「——いえ。ただ、俺に負けられない理由があったので」
チラと観客席を見る。
視線を受けたライラは首を傾げ、全ての試合が終わっている事を確認すると、訓練場近くまで降りて声を掛ける。
「ルーカスさん!おめでとう、お疲れ様!」
声の方へ顔を向けたルーカスとニール。
そしてライラの顔を認識した彼は「おや?」と呟いた。
「……もしかして、ライラか?」
「あっ!ニールさん!お久しぶりです…!」
髪色が変わっているから気付かなかっただけで、二人は知り合いだったのである。
(——なるほど。騎士団長ともなれば、王族の警護で《禁じられた森》へ行った事があるのか)
ルーカスが納得する横で、親子の問答が始まる。
「は?父上、ライラと知り合いだったのですか…?!」
「それがどうした?」
「ライラを僕の妻に迎えたいのです!ですが、ハイドランジアが『彼女の交友関係を勝手に決めるな』と言って来まして…」
当たり前だろう、とルーカスが口を挟む前に、ニールが重々しく告げた。
「……束縛したいってなら、彼女は諦めろ」
「なっ、何故ですか…!?」
「お前が王族に文句を言えるというなら良いぞ?まあ、無理だろうがな」
「は?おうぞく…?」
理解が及ばない、という顔をしたケネス。
然もありなん、と頷くルーカス。
そんな二人を見て、おおよその彼らとライラの関係値を把握したニールは、ぽんっと息子の肩に手を置いた。
「——諦めろ」
がっくり首を落としたケネスは、試合にも、恋にも敗れてしまったのであった。
「ルーカス、まだ騎士団に入る気はねぇのか?」
「…それは以前、断ったはずだが」
「実力もある、地位もある。騎士になりゃ名誉も付いてくるのにか?」
「必要ない。俺の力は民を守る為に付けた力だ」
「へぇへぇ、優等生の答えだな」
素気無く対応するルーカスに、肩をすくめるジェラルド。
審判役が二人の準備が整ったか訊ね、返る了承の後に試合開始の合図をした。
ルーカスとジェラルドの第六試合は、甲高い剣戟の音から始まった。
体格の良い二人が繰り出す攻撃は、並の剣士では受け止めきれぬほど重いのに、速い。
観客席で見守るライラは、二人の攻防の速さに目が追いつかず、そっと手を組む。
祈る様に手を組んだライラが魔法をかけた瞬間、彼女の眼は元の金色に輝く。スローモーションになった視界の中で、ようやく二人の技が“見えた”。
ギンギンッガキンッ
打ち付けた刃と鉄の柄が鳴らす音が、場内に響き渡る。
ルーカスの剣は、重厚な一撃を避けるのではなく、角度を殺して受け流す。逆に、ジェラルドの槍は間合いを自在に操り、突き、薙ぎ、払う動きの連携が見事だった。
下から切り上げるように見えた剣筋が、手首を捻る事により鍔で槍を絡め取った。外側に弾いた隙を狙い、ルーカスは相手に肉薄する。
その一瞬、隙が生まれる。
ジェラルドも槍を短く持つ事で対応しようとしたが、対応が一瞬遅れる。それより先に間合いを完全に詰め、勝負を決めたのはルーカスだった。
ジェラルドの喉元へ、剣先が突きつけられる。
沈黙。
ジェラルドが肩を落とし、小さく頭を下げた。
「……まいった」
その言葉に、ルーカスは剣を引き、礼を返す。荒くなった呼吸を静かに整えながら、観覧席の奥に立つケネスの姿を一瞥した。
二人の激闘を観ていた令嬢たちはジェラルドの敗退に嘆き、騎士や警備隊員達は言葉を失ったように見入っていた。
確かに、武器も体格も違う。だが、目の前の戦いがそれらを超えて「強さ」を物語っていた。
ルーカスの回復を待ち、続く決勝戦。
夕暮れ時に近付き、影が伸びてきた頃。
剣士としての誇りと、そしてライラへの恋情と友情を賭けた戦いが始まろうとしていた。
「では両者、前へ」
喝采とどよめきの中、騎士団長の息子ケネスと、第三警備隊隊長ルーカスが、審判の指示で静かに中央へと歩み出る。
ケネスはスラリと抜いたサーベルを正眼に構え、ルーカスはゆっくりと抜いたブロードソードの切先を下ろし、自然体の構えになった。
「——昼に言ったこと、僕が勝ったら守ってもらうよ」
「……そうはさせない。彼女の事は、彼女自身の意志で決める事だ」
そんな静かに交わされた言葉は、他には聞こえない。
そして、昼間の事もありケネスを純粋に応援する事が出来ないライラは、どちらにも声援を掛ける事を止め、ただ手を組んでルーカスの勝利を祈る事にした。
「両者準備は良いな?——始め!」
開始の合図と共に、砂埃が舞った。
「ハッ!」
「、く…」
最初の攻撃はケネスからだった。
上段から振り下ろされた剣を、ルーカスの剣が下から迎え打つ。
キンキィンッ
互いから繰り出される斬撃が重なり合い、リズム良くテンポを刻む。
攻撃を受ける側のルーカスは、それでも一歩も引かず、ケネスの剣筋をその刃で滑らせていた。
鈍く響く金属音。速さはあるが軽いケネスの攻撃を、ブロードソードの厚みのある剣身を活かして受け流す。
これまでの戦いと違い、両者の間に交わされる言葉は無かった。
手数と力の戦い。
攻撃と守備の戦い。
ただ互いに、譲れない想いを剣に乗せて。
後ろには下がらぬまま、ケネスは攻撃のテンポを変える。
——どうしても勝ちたかった。
ただ、その気持ちが前に出過ぎたのだろう。
目を細めたルーカスが、その剣筋を薙ぎ払った。
ガッ、キィンッ
「っ…!」
ケネスの手を離れた剣が、地に突き刺さる。
そのままルーカスは刃を相手の首筋に沿わせ、判決を待った。
「っルーカス=ハイドランジアの勝利!」
令嬢達の甲高い悲鳴と、警備隊員達の野太い歓声が響き渡る。優勝を掻っ攫われた騎士達は、意気消沈している。
「おめでとう、ハイドランジア」
「……ありがとうございます、騎士団長」
ルーカスの元へ歩み寄って来たのは、騎士団長であるケネスの父、ニール=テッセンだ。
ケネスと同じ白い髪に紫瞳だが、その体格は細身の息子と違い、がっしりとした筋肉質だ。
「…ウチの息子は弱かったか?」
「——いえ。ただ、俺に負けられない理由があったので」
チラと観客席を見る。
視線を受けたライラは首を傾げ、全ての試合が終わっている事を確認すると、訓練場近くまで降りて声を掛ける。
「ルーカスさん!おめでとう、お疲れ様!」
声の方へ顔を向けたルーカスとニール。
そしてライラの顔を認識した彼は「おや?」と呟いた。
「……もしかして、ライラか?」
「あっ!ニールさん!お久しぶりです…!」
髪色が変わっているから気付かなかっただけで、二人は知り合いだったのである。
(——なるほど。騎士団長ともなれば、王族の警護で《禁じられた森》へ行った事があるのか)
ルーカスが納得する横で、親子の問答が始まる。
「は?父上、ライラと知り合いだったのですか…?!」
「それがどうした?」
「ライラを僕の妻に迎えたいのです!ですが、ハイドランジアが『彼女の交友関係を勝手に決めるな』と言って来まして…」
当たり前だろう、とルーカスが口を挟む前に、ニールが重々しく告げた。
「……束縛したいってなら、彼女は諦めろ」
「なっ、何故ですか…!?」
「お前が王族に文句を言えるというなら良いぞ?まあ、無理だろうがな」
「は?おうぞく…?」
理解が及ばない、という顔をしたケネス。
然もありなん、と頷くルーカス。
そんな二人を見て、おおよその彼らとライラの関係値を把握したニールは、ぽんっと息子の肩に手を置いた。
「——諦めろ」
がっくり首を落としたケネスは、試合にも、恋にも敗れてしまったのであった。
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