触手プレイしたくて土下座した僕の話

たけうめ

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後日談-2.コップ一杯の水*

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 僕は頭を抱えた。異世界のバトル漫画風にいうとすでに体力ゲージが削られている瀕死状態だ。なんでかって? 水場で脚の毛(もともと薄い)を全部剃られたんだ。寝台に寝そべった僕のつるつるになった足を恋人が撫でさする。恍惚とした顔をしていてーーちょっと怖い。

「ひゃっ」

 足の指を舐められた。思わずユリウス君の綺麗な顔を蹴りそうになって耐える。「汚いから」といって止めようとしたが全く聞き耳をもってくれない。足先を口内から取り返そうと力をこめる。

「嫌ですか?」
「う。すこし気持ち悪い」
「……かわいいのに」

 かわいいとほめられて単純な心がそわそわと跳ねる。

「俺の、触ってもらえますか?」

 そう問われて恋人の固くなったものに導かれたのは、右足だ。足の裏がその熱さに触れて驚く。ユリウス君の目線に促されて僕はおそるおそる足でそれを撫でた。

「っ」

 恋人が反応する。左足も一緒に添えた。両足の裏を使ってかわいがる。

「は、やば」
「きもちいい?」
「はい」

 ユリウス君が熱にうかされたように微笑む。先端がぬるぬるとしてきたのに気をよくして、足の指でやわやわと刺激した。恋人が興奮している。

「……へんたい」
「せんせい、こそ」

 う。言い返せないだけの前科はある。

「これでイっちゃうのも、アレなので。いれていいですか?」

 と、言いながらユリウス君は僕の股を広げて体を割り込ませた。背中フェチ気味だった時は後背位ばっかりだったから、欲情を隠そうともしない顔面の破壊力がすごい。イケメンすごい。ぎゅんと心臓が音をたてた。後孔は水場ですでに解かされている。
 ぐっと、先ほど足で弄っていたモノがはいった。ひといきで奥まではいったせいで息を止める。でも、慣れた体は快感をひろった。これで、前立腺と奥をガンガンついてほしいーー。

「先生」

 ユリウス君は挿れたまま動かずに足をもちあげて、再び指先をぺろぺろと舐めはじめた。

「あ、やぁぁっ?」

 挿入ったままのせいでじんじんと鈍い刺激が続く。先ほどは気持ち悪いだけだったはずなのに高い鳴き声が漏れる。

「やっと太ももに肉がついてきましたね。淫紋も消えて、ごはんの量増えてきていますもんね」

 僕の健康を確認してくれるのは嬉しいが、太ももをじっくり触るのはやめてくれ!

 ユリウス君は僕の両足を撫でたり舐めたり楽しそうに弄る。挿入たまま。足を動かされるとナカで思いがけないところにあたってそのたびに声をだしてしまう。でも決定的な刺激にはならなくて、焦らされているようでつらい。その責め苦を行う張本人は「舐めるとナカが動きますね」とご満悦だ。

 ”コップ一杯の水”

 止めるのは簡単だ。初期魔法のそれを召喚すればユリウス君は止まってくれる。抜いて、きっと僕を労わって、優しく抱きしめてくれる。その誘惑に心が揺れる。

ーーでも。

「ユリウスくん、オク、奥ほしい」

 両足を肩にかけられた。

「あぁぁぁ!」

 ズンと奥が暴かれる。
 折りたたまれるようになりながら奥深くに熱を感じる。足の指先がピンと伸びた。

「せんせい、俺の頭を足で挟んで」
「や、やんっ、あぁ!」

 激しい律動で脳みそまで揺さぶられる。

「イきそう。イっていい?」
「イイ。いい。はやく、ぼくも…」

「うっ」
「あっ」

 ふたりで吐精して荒い息をつく。ずるっとそれが抜けた。もう体力値が限界。全く動けない僕の足を撫でて、ユリウス君はーー。

「先生がエロすぎてイっちゃいました。ニーハイ履いてもらって絶対領域を堪能するつもりだったのに……先生、いまから……」 

 ばっしゃーー!

 限界に近い体力のせいで魔力操作がうまくいかず、”バケツ一杯の水”が降りかかった。ってか、”ニーハイ”に”絶対領域”って何?! いつのまにユリウス君は異世界のエロ文化を学んでるの、文字覚えたの?! 生徒が優秀すぎて怖い。

「え、ダメですか?!」

 目をまるくして驚いている。いやダメでしょう。

「今日はもうダメです」

 しゅんとしたイケメンがかいがいしくタオルで僕を拭く。こうしていると本当に水も滴るいい男。

「わかりました。後日にしましょう」

 んんん?! わかってなーーい。

 僕の文句は唇でふさがれた。流される未来がみえる。

 ただ僕は。ちょっと変態で、Sっ気があって、とても優秀な恋人が、たった”コップ一杯の水”で止まってくれるのを知っている。この信頼が愛おしいのだ。
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