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第一章 日常
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愛生が待ち望んだように笑顔を見せると、周もまた幸福そうに微笑んでそれから勢いのまま愛生の中に自身のそれを差し込んだ。
愛撫によって既にとろとろに溶けていた愛生の尻穴は周の大きくそそり立ったそれをあっさりと飲み込んでいく。ぐぷぐぷと卑猥な音を立てながら、周の全てを受け入れると、満足げに愛生は微笑んだ。
「ん、っ、はぁ……もう、しっかり形覚えちゃってるみたい」
愛生の言葉に周にかっと血が回る。
「んなこと言って、どうなっても知らねぇからな……!」
獣のような鋭い眼差しが愛生を指す。どくんと一つ大きな心臓の音が聞こえたかと思った次の瞬間、周が動き出した。それは激しく強く愛生の中を犯す。
「あっ、――いき、なりっ」
パンパンと肌と肌が勢いよくぶつかる音がして、周の汗が毛先から愛生の身体に滴り落ちる。そんな周の色気たっぷりの姿に愛生の胸は焦がれる。どうしようもなく、焦がれてどこか切ない。
「あまね、あまねぇ……」
中を強く抉られる度、愛生の呼吸は止まりそうになる。大好きな周の腕の中でこのまま呼吸が止まってしまえばどれだけ幸せだろうかと快感に痺れた頭で思う。
がくがくと身体を揺さぶられながら、愛生は周の首に手をかける。キスをねだる体勢だ。周はがつがつぶつかりながらも噛みつくように愛生の唇に唇を押し付ける。舌と舌が交わり合って、愛生の喘ぎ声は周の口内へと吸い込まれていく。
「んっ――……」
愛生の下半身も天高くそそり立ち、今にも達してしまいそうだった。ぎりぎりの感度を保ったまま、愛生は腰を押し付ける。
愛生の硬い股間が周の腹に少しあたる。その感覚が心地よくて、愛生は一層腰を振り始めた。その眦に快感の涙が浮かぶ。
「うん、はぁ、あ、あ、あっ」
愛生の呼吸に合わせて周がリズミカルに愛生の中をほぐす。
「あ、まねぇ。……だめっ、ん」
周の屹立が愛生の前立腺を捉えた瞬間、周は愛生のピンクの乳首を勢いよく摘まみ上げた。今夜一番の快感が愛生の全身をくまなく刺激し、彼はそのまま身体を大きく逸らせ、達した。
「んあぁぁぁあ!」
びゅるっと白濁液が周の下半身に出される。既に三度達しているので、幾分か濃度は薄くなっている。
そうさせたのが自身であることに周は興奮している。達した愛生は周のものを飲み込んだまま、意識を手放していた。
先程よりもぐっと重くなった愛生の身体を抱え上げながら周の一物は愛生の中でより一層固くなる。愛生の身体は周のこの固さを理解しているだろうが、意識を失った本人はそのことに気付いていないだろう。
周が一番興奮するのはこの瞬間、気絶している愛生を前にしたときなのだから――。
自分の元から離れないという確固たる条件を提示された周は己の欲望のまま、愛生の身体を穿ち、やがて快感が押し寄せると素早く引き抜いて、愛生の身体上に白濁液を濃く解き放った。
「……っん」
意識を失っていてもなお、愛生の身体は周を感じているようで軽く下唇を噛み締めている。そのことがどうしようもなく嬉しくて、周の一物は再び熱を持ち始めた。
それから、ちょっぴり切ない表情をして、周は愛生の頬を撫でた。
「こんな恋人で、ごめんな……」
それでも愛生でしか埋められない悲しみを誤魔化すために、再び周は素早くゴムを装着すると彼の中に自身を挿入させる。愛生の身体の負担になると分かっていても、優しくなんてできなかった。
「愛生、愛生、あきっ……」
汗が周の頬を伝う。それはまるで周の涙のようにも見える。そう、彼の本心を映しているかのような――。
愛撫によって既にとろとろに溶けていた愛生の尻穴は周の大きくそそり立ったそれをあっさりと飲み込んでいく。ぐぷぐぷと卑猥な音を立てながら、周の全てを受け入れると、満足げに愛生は微笑んだ。
「ん、っ、はぁ……もう、しっかり形覚えちゃってるみたい」
愛生の言葉に周にかっと血が回る。
「んなこと言って、どうなっても知らねぇからな……!」
獣のような鋭い眼差しが愛生を指す。どくんと一つ大きな心臓の音が聞こえたかと思った次の瞬間、周が動き出した。それは激しく強く愛生の中を犯す。
「あっ、――いき、なりっ」
パンパンと肌と肌が勢いよくぶつかる音がして、周の汗が毛先から愛生の身体に滴り落ちる。そんな周の色気たっぷりの姿に愛生の胸は焦がれる。どうしようもなく、焦がれてどこか切ない。
「あまね、あまねぇ……」
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がくがくと身体を揺さぶられながら、愛生は周の首に手をかける。キスをねだる体勢だ。周はがつがつぶつかりながらも噛みつくように愛生の唇に唇を押し付ける。舌と舌が交わり合って、愛生の喘ぎ声は周の口内へと吸い込まれていく。
「んっ――……」
愛生の下半身も天高くそそり立ち、今にも達してしまいそうだった。ぎりぎりの感度を保ったまま、愛生は腰を押し付ける。
愛生の硬い股間が周の腹に少しあたる。その感覚が心地よくて、愛生は一層腰を振り始めた。その眦に快感の涙が浮かぶ。
「うん、はぁ、あ、あ、あっ」
愛生の呼吸に合わせて周がリズミカルに愛生の中をほぐす。
「あ、まねぇ。……だめっ、ん」
周の屹立が愛生の前立腺を捉えた瞬間、周は愛生のピンクの乳首を勢いよく摘まみ上げた。今夜一番の快感が愛生の全身をくまなく刺激し、彼はそのまま身体を大きく逸らせ、達した。
「んあぁぁぁあ!」
びゅるっと白濁液が周の下半身に出される。既に三度達しているので、幾分か濃度は薄くなっている。
そうさせたのが自身であることに周は興奮している。達した愛生は周のものを飲み込んだまま、意識を手放していた。
先程よりもぐっと重くなった愛生の身体を抱え上げながら周の一物は愛生の中でより一層固くなる。愛生の身体は周のこの固さを理解しているだろうが、意識を失った本人はそのことに気付いていないだろう。
周が一番興奮するのはこの瞬間、気絶している愛生を前にしたときなのだから――。
自分の元から離れないという確固たる条件を提示された周は己の欲望のまま、愛生の身体を穿ち、やがて快感が押し寄せると素早く引き抜いて、愛生の身体上に白濁液を濃く解き放った。
「……っん」
意識を失っていてもなお、愛生の身体は周を感じているようで軽く下唇を噛み締めている。そのことがどうしようもなく嬉しくて、周の一物は再び熱を持ち始めた。
それから、ちょっぴり切ない表情をして、周は愛生の頬を撫でた。
「こんな恋人で、ごめんな……」
それでも愛生でしか埋められない悲しみを誤魔化すために、再び周は素早くゴムを装着すると彼の中に自身を挿入させる。愛生の身体の負担になると分かっていても、優しくなんてできなかった。
「愛生、愛生、あきっ……」
汗が周の頬を伝う。それはまるで周の涙のようにも見える。そう、彼の本心を映しているかのような――。
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