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第22話 オグリーヌ様?
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俺は王都へ行くための川を遡る船へと乗った。
今回は一人での旅だ。
実際はランク七の魔法である召喚魔法を使えば、騎乗できる大型の鳥型魔獣を呼び出すことも可能なのだが、目立つ事が目的ではないので、通常の旅程を取る事にした。
まぁ帰りは光魔法をカンストさせた末に取得した時空魔法で、転移が使えるので一瞬で戻れるんだけどな。
行った事が無い場所へは転移が出来ないのと、転移先に間違いなく人や物がない事を確認しなければヤバい状態になる可能性があるので、視認できない場所への転移は、かなり危険が伴うと思う。
ランク六の光魔法を魔法を五百十一個手に入れないと現れないこの時空魔法を手に入れた人は果たして過去の歴史で存在するのだろうか?
さらに言えばこの魔法をレベル十まで育てるためには、ランク六のこの魔法を二十六万一千百二十一個必要だった。
そしてそこにたどり着くまでには、ランク一のステータスアップ系のスキルは、八億個以上のランク一スキルを手に入れている。
出現の偏りは、こんな数になると微差ほども無く六つのステータスは平均的に上がっている。
このステータス系の上位スキルはレベル十ごとに、次のスキルはステータス二十アップ、ステータス三十アップと十ずつ上昇するのだが、一度にセットできるスキルの上限が十枠しかないというのがネックで現在は三周目であるステータスプラス三十のレベル十を装着している。
なのでステータス上は現状もとになる数字では三百十平均ほどだ。
あくまでも算出ベースとなる数字で、これにランク二のスキルである身体強化や、ランク三スキルの各種職業スキルなどで上がる、パーセンテージが加算されるので、実際には、もう少し高い数字になるのだけど、その辺りはアクティブにするスキル次第で変わる。
現在の俺は基本ステータス系は六つの項目で全て常時装備していて、
残りは四枠しか無いから、その時々で入れ替えてる状態だな。
意外にこの世界のシステムは不便だ。
微妙な計算式が介在していて、ランク一の基礎ステータス上昇はランク二のパーセンテージが乗算してくれるのだが、ランク三の職業スキルのおまけで付く剣士レベル一で付属する攻撃力プラス十などはランク二のスキルで乗算された後の数値に上乗せされる感じだ。
例えば攻撃力プラス十のレベル十と、身体強化レベル十、剣士レベル十をすべて獲得した状態だと、素の攻撃力であった十の数字に百をプラスして、百十の百パーセントアップで二百二十となり、それに剣士レベル十でプラスされる百の数字がプラスされるので、三百二十が攻撃力となる。
ランク二と三の順番が入れ替わる都合のいい計算方法だったら、二百十の百パーセントアップで、四百二十になるから損した気分になっちまう。
同じ種類のスキルが手に入った時の合成は勝手にやってくれるから便利だ。
これを自分で考えてやるんじゃ流石に管理できないからな、億単位のスキルなんて……
それと、相変わらずなんだが、俺のギフトスキルだった【予知】やホタルの言語理解は現れていないから。この世界ではユニークスキルだという認識なんだろうな。
女神神殿の本拠地に行く事でなんらかの新しい展開が欲しい所だ。
◇◆◇◆
一週間をかけて王都へ到着した。
王都は人も多くて賑わっている。
この国では王国なので貴族制度もあるのだが、貴族の爵位を継げるのはお告げカードのランクがBランクまで成長するのが条件であるために、無能な者が家を継ぐことはできない仕組みになっているそうだ。
結構厳しい仕組みだな。
逆に言えば農民の生まれであっても、ハンターとして頑張って行けばAランクにたどり着き、爵位を賜る者もいる。
俺も王都で申請すれば貴族になる事は可能なようだが、そんな事はしないけどな。
一人で来たし観光をしたかったわけでもないので、早速女神神殿へと向かった。
この王都の神殿でも当然のように、馬娘による競争は行われている。
出走表を見るとメインレースまではあと一時間程あるようだ。
相変わらず俺の【予知】では表彰式を様子を見て賭ける事しか出来ないので、メインレースまでの間は時間がある。
俺の【予知】では精々十五分以内の先の一瞬を見る事しか出来ないから今はやることのない時間だ。
その間に俺は神殿のスキル販売所で目新しい物が無いかをチェックをする事にした。
王都の神殿でも神官や売り子さんは、馬獣人ばかりだ。
ランク一のスキルからランク七のスキルまで総勢五百種類ほどのスキルが並んでいるのは、ギャンブリーの神殿と変わらない。
だが『Aランク様限定特別販売フロア』と書かれた部屋があるのを見つけた。
早速、売り子に声を掛ける。
「限定フロアに入場したいんだがいいかな?」
「失礼ですが、Aランクのお告げカードは所持されていますか?」
俺が、カードを出すと不思議な顔をした。
「お客様? お告げカードは、銀色のカードですよ? そのカードはほとんど真っ黒じゃないですか?」
俺のカードには今まで獲得した五百種類ほどのスキルが全て、書きこまれている為に、ぱっと見は真っ黒だった。
「あー、俺スキル一杯持ってるから黒く見えるけど、普通にAランクのお告げカードだから……」
そう伝えると訝しげに、カードを見直して特別フロアのドアにカードキーのように差し込むと扉は普通に開いた。
「失礼いたしました。このように大量のスキルを取得した方を拝見した事がありませんでしたので……無事に認証されましたので、どうぞお入りください」
俺が、特別フロアへ案内される様子を周りに居た人たちが、羨ましそうに見ていた。
俺が入って行ったその部屋は、ただ真っ白な空間が広がりその中央部分に、スキル販売所と同じようなカウンターがある。
カウンターの内側には一人の販売員がいて、とても美しい馬獣人の女性だった。
そして、よくよく見ると……
神殿の正面に飾られている、白大理石の彫像に似ていると思った。
カウンターに近寄りたずねる。
「ここが特別販売フロアで間違いないのか?」
「いらっしゃいませアズマ・オグリお待ちしてましたよ」
そう返事をした女性の下半身は、四本足の馬の身体だった……
「まさか? オグリーヌ?」
「あら、私をオグリーヌと気付いた上で呼び捨てなの?」
「あー、俺別に信者って訳じゃ無いから。でもやっぱり様って呼ばれたいの?」
「別にいいわ。少し話に付き合ってもらいたいけどいい?」
「いいんだけど、その前に一つ聞きたいんだけど、この部屋に入れば誰でもオグリーヌに会えるのかい?」
「まさか、そんな訳ないわ。この部屋は神殿から繋がっているように見えて、まったく別の空間です。解りやすく言えば神界という場所だと思ってね。普通のAランクの人だと、使徒が対応するわ」
「俺は普通じゃないんだ?」
「普通の訳が無いのは、理解してるでしょ」
「で? おれは何故呼ばれたんだ」
「この星の生物は後一週間で死に絶えます」
「えっ?」
「もう一度言った方がいい?」
「いや大丈夫。大丈夫じゃ無いけど……なんで消滅するんだ」
「月の力が強まり過ぎて、一週間後の大潮を迎える時に遂にバランスが崩れ、二つの月がこの星に落下してきます」
「それをどうしろと……」
「どうもできません。現在すでにこの星では、この大陸以外の他の大陸や島は水没してしまいました」
「それと俺達がこの世界に召喚された事の関係性は?」
「実験です。大陸ごと他の星に移動できないかと思いまして」
「その結果は?」
「あなた方が乗っていた客船は、無事に地球へと送り届けることに成功しました。ただ……」
「ただ、どうした?」
「船を襲っていたモンスター『クラーケン』も一緒に送ってしまったので……その後どうなったかは、想像ができません」
「地球にモンスターを送ったのかよ」
「どうせ、大陸ごとの転移を行えば、この大陸のモンスターやダンジョンは全て一緒に転移することになるので、同じ事です」
「それじゃぁ、俺たちも一緒に地球へ戻れるんだな? いつだ」
「とても大きなエネルギーが必要ですので、二つの月がこの星に落ちて来る時の衝突エネルギーを利用して転移を行います」
「その後のこの星はどうなるんだ」
「千年程は生き物の住めない星になるでしょう。衝突エネルギーによって海は干上がりその水蒸気が雨として降り続き再び海になり、再生が始まる事になります。生命体が生まれ人類が誕生するまではまた六億年程かかるでしょう」
「そっか……だけど逆に地球はどうなるんだよ」
「この大陸の規模はオーストラリア大陸ほどの大きさです。それだけの陸地が地球に登場してしまうと海面の高さが一メートルほど上昇してしまいます」
「それって大丈夫なのか?」
「そうですね大丈夫とは言えないですが現在の地球にある陸地のうち海岸線の砂浜部分は九十パーセントほどが消失してしまうでしょう。他にも水没してしまう国や土地は当然現れます」
「あのさ、この大陸で暮らす人たちを守りたいと言うだけなら、凄くいい事だと思うんだけど、それによって地球の人達が何万何十万人も死ぬなんていうのは、神様としてどう? って俺は思うよ」
「どうすればいいですか? この星の人々に大人しく死ねと?」
「いや……それも違う。オグリーヌは神様なんだろ? 地球の主要各国の首脳に一週間後に海面が一メートル上昇するから、その対策をしろと伝える事くらいはできないのか?」
「夢枕にたって知らせることくらいであれば……」
「それしか手はないだろう、すぐに知らせてくれ。一週間じゃすべての避難は出来ないかもしれないから、急がせるためにちょっと強めに暗示をかけてくれよ?」
「解りました」
オグリーヌから衝撃の告白を受けた俺は、これからの展開に頭を悩ませることになる。
今回は一人での旅だ。
実際はランク七の魔法である召喚魔法を使えば、騎乗できる大型の鳥型魔獣を呼び出すことも可能なのだが、目立つ事が目的ではないので、通常の旅程を取る事にした。
まぁ帰りは光魔法をカンストさせた末に取得した時空魔法で、転移が使えるので一瞬で戻れるんだけどな。
行った事が無い場所へは転移が出来ないのと、転移先に間違いなく人や物がない事を確認しなければヤバい状態になる可能性があるので、視認できない場所への転移は、かなり危険が伴うと思う。
ランク六の光魔法を魔法を五百十一個手に入れないと現れないこの時空魔法を手に入れた人は果たして過去の歴史で存在するのだろうか?
さらに言えばこの魔法をレベル十まで育てるためには、ランク六のこの魔法を二十六万一千百二十一個必要だった。
そしてそこにたどり着くまでには、ランク一のステータスアップ系のスキルは、八億個以上のランク一スキルを手に入れている。
出現の偏りは、こんな数になると微差ほども無く六つのステータスは平均的に上がっている。
このステータス系の上位スキルはレベル十ごとに、次のスキルはステータス二十アップ、ステータス三十アップと十ずつ上昇するのだが、一度にセットできるスキルの上限が十枠しかないというのがネックで現在は三周目であるステータスプラス三十のレベル十を装着している。
なのでステータス上は現状もとになる数字では三百十平均ほどだ。
あくまでも算出ベースとなる数字で、これにランク二のスキルである身体強化や、ランク三スキルの各種職業スキルなどで上がる、パーセンテージが加算されるので、実際には、もう少し高い数字になるのだけど、その辺りはアクティブにするスキル次第で変わる。
現在の俺は基本ステータス系は六つの項目で全て常時装備していて、
残りは四枠しか無いから、その時々で入れ替えてる状態だな。
意外にこの世界のシステムは不便だ。
微妙な計算式が介在していて、ランク一の基礎ステータス上昇はランク二のパーセンテージが乗算してくれるのだが、ランク三の職業スキルのおまけで付く剣士レベル一で付属する攻撃力プラス十などはランク二のスキルで乗算された後の数値に上乗せされる感じだ。
例えば攻撃力プラス十のレベル十と、身体強化レベル十、剣士レベル十をすべて獲得した状態だと、素の攻撃力であった十の数字に百をプラスして、百十の百パーセントアップで二百二十となり、それに剣士レベル十でプラスされる百の数字がプラスされるので、三百二十が攻撃力となる。
ランク二と三の順番が入れ替わる都合のいい計算方法だったら、二百十の百パーセントアップで、四百二十になるから損した気分になっちまう。
同じ種類のスキルが手に入った時の合成は勝手にやってくれるから便利だ。
これを自分で考えてやるんじゃ流石に管理できないからな、億単位のスキルなんて……
それと、相変わらずなんだが、俺のギフトスキルだった【予知】やホタルの言語理解は現れていないから。この世界ではユニークスキルだという認識なんだろうな。
女神神殿の本拠地に行く事でなんらかの新しい展開が欲しい所だ。
◇◆◇◆
一週間をかけて王都へ到着した。
王都は人も多くて賑わっている。
この国では王国なので貴族制度もあるのだが、貴族の爵位を継げるのはお告げカードのランクがBランクまで成長するのが条件であるために、無能な者が家を継ぐことはできない仕組みになっているそうだ。
結構厳しい仕組みだな。
逆に言えば農民の生まれであっても、ハンターとして頑張って行けばAランクにたどり着き、爵位を賜る者もいる。
俺も王都で申請すれば貴族になる事は可能なようだが、そんな事はしないけどな。
一人で来たし観光をしたかったわけでもないので、早速女神神殿へと向かった。
この王都の神殿でも当然のように、馬娘による競争は行われている。
出走表を見るとメインレースまではあと一時間程あるようだ。
相変わらず俺の【予知】では表彰式を様子を見て賭ける事しか出来ないので、メインレースまでの間は時間がある。
俺の【予知】では精々十五分以内の先の一瞬を見る事しか出来ないから今はやることのない時間だ。
その間に俺は神殿のスキル販売所で目新しい物が無いかをチェックをする事にした。
王都の神殿でも神官や売り子さんは、馬獣人ばかりだ。
ランク一のスキルからランク七のスキルまで総勢五百種類ほどのスキルが並んでいるのは、ギャンブリーの神殿と変わらない。
だが『Aランク様限定特別販売フロア』と書かれた部屋があるのを見つけた。
早速、売り子に声を掛ける。
「限定フロアに入場したいんだがいいかな?」
「失礼ですが、Aランクのお告げカードは所持されていますか?」
俺が、カードを出すと不思議な顔をした。
「お客様? お告げカードは、銀色のカードですよ? そのカードはほとんど真っ黒じゃないですか?」
俺のカードには今まで獲得した五百種類ほどのスキルが全て、書きこまれている為に、ぱっと見は真っ黒だった。
「あー、俺スキル一杯持ってるから黒く見えるけど、普通にAランクのお告げカードだから……」
そう伝えると訝しげに、カードを見直して特別フロアのドアにカードキーのように差し込むと扉は普通に開いた。
「失礼いたしました。このように大量のスキルを取得した方を拝見した事がありませんでしたので……無事に認証されましたので、どうぞお入りください」
俺が、特別フロアへ案内される様子を周りに居た人たちが、羨ましそうに見ていた。
俺が入って行ったその部屋は、ただ真っ白な空間が広がりその中央部分に、スキル販売所と同じようなカウンターがある。
カウンターの内側には一人の販売員がいて、とても美しい馬獣人の女性だった。
そして、よくよく見ると……
神殿の正面に飾られている、白大理石の彫像に似ていると思った。
カウンターに近寄りたずねる。
「ここが特別販売フロアで間違いないのか?」
「いらっしゃいませアズマ・オグリお待ちしてましたよ」
そう返事をした女性の下半身は、四本足の馬の身体だった……
「まさか? オグリーヌ?」
「あら、私をオグリーヌと気付いた上で呼び捨てなの?」
「あー、俺別に信者って訳じゃ無いから。でもやっぱり様って呼ばれたいの?」
「別にいいわ。少し話に付き合ってもらいたいけどいい?」
「いいんだけど、その前に一つ聞きたいんだけど、この部屋に入れば誰でもオグリーヌに会えるのかい?」
「まさか、そんな訳ないわ。この部屋は神殿から繋がっているように見えて、まったく別の空間です。解りやすく言えば神界という場所だと思ってね。普通のAランクの人だと、使徒が対応するわ」
「俺は普通じゃないんだ?」
「普通の訳が無いのは、理解してるでしょ」
「で? おれは何故呼ばれたんだ」
「この星の生物は後一週間で死に絶えます」
「えっ?」
「もう一度言った方がいい?」
「いや大丈夫。大丈夫じゃ無いけど……なんで消滅するんだ」
「月の力が強まり過ぎて、一週間後の大潮を迎える時に遂にバランスが崩れ、二つの月がこの星に落下してきます」
「それをどうしろと……」
「どうもできません。現在すでにこの星では、この大陸以外の他の大陸や島は水没してしまいました」
「それと俺達がこの世界に召喚された事の関係性は?」
「実験です。大陸ごと他の星に移動できないかと思いまして」
「その結果は?」
「あなた方が乗っていた客船は、無事に地球へと送り届けることに成功しました。ただ……」
「ただ、どうした?」
「船を襲っていたモンスター『クラーケン』も一緒に送ってしまったので……その後どうなったかは、想像ができません」
「地球にモンスターを送ったのかよ」
「どうせ、大陸ごとの転移を行えば、この大陸のモンスターやダンジョンは全て一緒に転移することになるので、同じ事です」
「それじゃぁ、俺たちも一緒に地球へ戻れるんだな? いつだ」
「とても大きなエネルギーが必要ですので、二つの月がこの星に落ちて来る時の衝突エネルギーを利用して転移を行います」
「その後のこの星はどうなるんだ」
「千年程は生き物の住めない星になるでしょう。衝突エネルギーによって海は干上がりその水蒸気が雨として降り続き再び海になり、再生が始まる事になります。生命体が生まれ人類が誕生するまではまた六億年程かかるでしょう」
「そっか……だけど逆に地球はどうなるんだよ」
「この大陸の規模はオーストラリア大陸ほどの大きさです。それだけの陸地が地球に登場してしまうと海面の高さが一メートルほど上昇してしまいます」
「それって大丈夫なのか?」
「そうですね大丈夫とは言えないですが現在の地球にある陸地のうち海岸線の砂浜部分は九十パーセントほどが消失してしまうでしょう。他にも水没してしまう国や土地は当然現れます」
「あのさ、この大陸で暮らす人たちを守りたいと言うだけなら、凄くいい事だと思うんだけど、それによって地球の人達が何万何十万人も死ぬなんていうのは、神様としてどう? って俺は思うよ」
「どうすればいいですか? この星の人々に大人しく死ねと?」
「いや……それも違う。オグリーヌは神様なんだろ? 地球の主要各国の首脳に一週間後に海面が一メートル上昇するから、その対策をしろと伝える事くらいはできないのか?」
「夢枕にたって知らせることくらいであれば……」
「それしか手はないだろう、すぐに知らせてくれ。一週間じゃすべての避難は出来ないかもしれないから、急がせるためにちょっと強めに暗示をかけてくれよ?」
「解りました」
オグリーヌから衝撃の告白を受けた俺は、これからの展開に頭を悩ませることになる。
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