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最終話

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歌姫の蜃気楼ディーヴァ・ミラージュ』の部屋の奥。

そこには、一段と大きな窓が設置されていて、その窓を開けると夜風が入り込んでくる。
窓の下にはルメアが創ったベッド。

そのベッドに腰掛けて、南波斗とルメアは肩を並べて、窓に上半身を預ける。

「なぁ、ルメア」
「ん?」

ポツリ、と夜の風に掻き消されてしまいそうな声で、南波斗はルメアに話しかけた。
両腕を組んで、頭を預けルメアを見つめる。


「——愛してる」


ドキッとルメアの心臓が高鳴る。
「っ……?」
「ふふっ……。かわいい」
スリ……と、ルメアの赤くなった頬を撫でる南波斗。
「ど、うした……の?」


「……俺、ルメアのこと……すっごい好きだなぁって、改めて思って」


かぁあっ、また頬が赤くなる。

「ずっと好き。——俺と結婚してくれてありがとう」

急な告白をされて、ルメアは照れるが、やり返しと言わんばかりにルメアも内に秘めた想いを放つ。


「俺も南波斗が大好きだよ。——出会ってくれてありがとう」

まさか同じような手口でやられるとは思ってなかったのか、南波斗は目を見開く。


「好き。俺もめっちゃ好きだよ」


南波斗も頬が赤くなる。
ルメアも赤い。


——ああ、幸せだなぁ……



「——愛してる」

「——愛してる」




言葉が、声が重なった。

そして、自然と唇も——重なった。


✩.*˚✩.*˚✩.*˚


こんなに幸せなことはない。

きっと、この先もこの幸せが続く。



——南波斗がいれば、俺は幸せだよ。


——ルメアがいれば、俺はそれでいい。







                   — END —














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みんなの感想(1件)

SORA
2020.03.26 SORA

続き楽しみにしてます!(▰╹◡╹▰)
応援してます!∠( ˙-˙ )/


あのー、まだ設定がよく分かってなくて
抱かれるってことは女体化ですか?
それともホモっスカ?(・ω・)
この部分キャラ紹介の所に書いておいた方がいいと思います。

頑張ってください!

栞遠
2020.03.27 栞遠

k・skyさん、感想ありがとうございます!
頑張って続き書くので、待っててください。


……設定不十分ですみません。
『ホモ』の方ですね。男同士のラブ、の設定で私は書いているので……。

書き加えておきます。(ご指摘ありがとうございます)

頑張ります! k・Skyさんも、コロナに負けないで下さいね!

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