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2005年7月 秋田市、横手市
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祖父が亡くなって一年が過ぎ、喪が明けた2005年の夏に秋田に旅に出た。秋田は私の故郷である新潟と近いものがあり、一度行ってみたいと思っていたのだ。旅行会社に行き、新幹線とホテルのパックを購入した。
初日の7月9日、東京駅から秋田新幹線「こまち」号に乗り込んだ。東京から盛岡までは東北新幹線と同じだが、そこから秋田までは普通の線路と同じコースとなった。秋田県に入ると角館や田沢湖、大曲(大仙市)と様々な名所が点在する駅が見えてきた。
秋田駅に着くと、秋田中央バスに乗り込み宿泊先のホテルでチェックインと荷物を置いて観光に出た。まず訪れたのがねぶり流し館。秋田の夏の風物詩である竿燈まつりが体験できる施設で、私も竿燈を体験した。竿燈の中でも小さい方を選んだが、それでも重かった。祭りに携わる人たちの苦労を改めて思い知った。
その後に赤れんが郷土館へ。そこは旧秋田銀行本店だった建物を秋田市に寄贈したもので、勝平克之(とくし)や関谷四郎の作品が展示されている。秋田銀行の本店だった建物がこのような形で生かされていることに感服した。
そして、菓子屋の「かおる堂」でお土産を買った後に山王にあったABS秋田放送の社屋へ。その時は「ラジオ快晴午後のマキ」の生放送だったので、パーソナリティの工藤牧子さんにドリンクの差し入れをした。その前にリクエストをして読まれたことが嬉しかった。
夕食は川反の第一会館できりたんぽ鍋を地酒の両関とともに頂いた。秋田の郷土料理を地酒と共に味わう。そんな醍醐味が旅の楽しみなのだ。
2日目の7月10日。朝早く起き、ホテルを後にし、千秋公園へ。久保田城跡を眺めた後は県民会館内の東海林太郎の記念碑に足を運んだ。燕尾服で直立不動のスタイルを貫いた国民的歌手の功績をここで偲んだ後は県立図書館で私の1992年の秋田魁新報の投稿を拝見した。そして、その後に奥羽本線で目的地の横手市へ向かった。私が秋田に来た目的の一つに横手市を訪れたいという思いがあったのだ。
横手駅に着くと羽後交通のバスでお目当ての石坂洋次郎記念館へ。代表作の「青い山脈」は幾度も映像化され、特に昭和24年製作の作品は藤山一郎、奈良光枝のデュエットの主題歌は今も愛されている。石坂洋次郎の作品の数々の世界観を眺めながら彼が訴えたかった思いを感じることができた。そして、その後に横手城がある横手公園展望台へ。久保田城跡とは一味違った天守閣の展望を眺めることができた。
そして、秋田駅に戻るとカップ酒を購入し、帰りの新幹線に乗り込んだ。秋田と横手、二つの街を眺めることができた旅は一生忘れることはできない。
初日の7月9日、東京駅から秋田新幹線「こまち」号に乗り込んだ。東京から盛岡までは東北新幹線と同じだが、そこから秋田までは普通の線路と同じコースとなった。秋田県に入ると角館や田沢湖、大曲(大仙市)と様々な名所が点在する駅が見えてきた。
秋田駅に着くと、秋田中央バスに乗り込み宿泊先のホテルでチェックインと荷物を置いて観光に出た。まず訪れたのがねぶり流し館。秋田の夏の風物詩である竿燈まつりが体験できる施設で、私も竿燈を体験した。竿燈の中でも小さい方を選んだが、それでも重かった。祭りに携わる人たちの苦労を改めて思い知った。
その後に赤れんが郷土館へ。そこは旧秋田銀行本店だった建物を秋田市に寄贈したもので、勝平克之(とくし)や関谷四郎の作品が展示されている。秋田銀行の本店だった建物がこのような形で生かされていることに感服した。
そして、菓子屋の「かおる堂」でお土産を買った後に山王にあったABS秋田放送の社屋へ。その時は「ラジオ快晴午後のマキ」の生放送だったので、パーソナリティの工藤牧子さんにドリンクの差し入れをした。その前にリクエストをして読まれたことが嬉しかった。
夕食は川反の第一会館できりたんぽ鍋を地酒の両関とともに頂いた。秋田の郷土料理を地酒と共に味わう。そんな醍醐味が旅の楽しみなのだ。
2日目の7月10日。朝早く起き、ホテルを後にし、千秋公園へ。久保田城跡を眺めた後は県民会館内の東海林太郎の記念碑に足を運んだ。燕尾服で直立不動のスタイルを貫いた国民的歌手の功績をここで偲んだ後は県立図書館で私の1992年の秋田魁新報の投稿を拝見した。そして、その後に奥羽本線で目的地の横手市へ向かった。私が秋田に来た目的の一つに横手市を訪れたいという思いがあったのだ。
横手駅に着くと羽後交通のバスでお目当ての石坂洋次郎記念館へ。代表作の「青い山脈」は幾度も映像化され、特に昭和24年製作の作品は藤山一郎、奈良光枝のデュエットの主題歌は今も愛されている。石坂洋次郎の作品の数々の世界観を眺めながら彼が訴えたかった思いを感じることができた。そして、その後に横手城がある横手公園展望台へ。久保田城跡とは一味違った天守閣の展望を眺めることができた。
そして、秋田駅に戻るとカップ酒を購入し、帰りの新幹線に乗り込んだ。秋田と横手、二つの街を眺めることができた旅は一生忘れることはできない。
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