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第2章 子ネコーと長老のお船休暇
第35話 子ネコー絵日記
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「さあ、好きな色のクレヨンを一本、手に取ってみて」
「う、うん! りゃ……りゃあ、こりぇ! トマトのおいろ!」
トマじーじに促されて、にゃんごろーが最初に選んだクレヨンは、大好きなトマトの赤だった。
魔法の力で、もふっとクレヨンを掴み上げると、長老がクレヨンの箱を自分の方へとずらして、トマじーじが空いた隙間に画用紙を滑らせてくれた。
赤いクレヨンを掴むにゃんごろーの目の前に、真っ白な画用紙が広がっている。
人間の大人にしてみれば、そんなに大きな画用紙ではないけれど、小さなにゃんごろーには、十分すぎる白い大海原だった。
赤いクレヨンの先を、そっと画用紙の上に載せてみる。
くいっとお手々を動かすと、白い画用紙に、赤い色がついた。
大海原から、赤いお魚がちょこんと顔を出しているようにも見える。
「ふわぁー。ほんちょに、いりょがちゅいた……。しゅごい。こんにゃに、しゅてきにゃもにょがありゅにゃんて…………」
「よかったのー、にゃんごろー。森の住処でも、地面に絵を描いたりしておったもんなー。いいものを、もらったのぅ」
「うん……」
長老に頭を撫でられながら、にゃんごろーは、うっとりとお返事をした。
森にいた頃。お外で、ひとりで遊ぶ時には、よく地面に落書きをしていた。にゃんごろー本ネコーには、お絵描きが好きだという自覚はない。心の赴くままに、筆代わりの小枝を動かしていただけだ。でも、長老は、ちゃーんと見ていたのだ。にゃんごろーが、いつも楽しそうにお歌を歌いながら、地面の上にいくつもの作品を描いていたことを。
長老が想像していた以上に、子ネコーはお絵描きセットを喜んでくれたようだ。長老の見立てに、間違いはなかったのだ。
子ネコーを撫でながら、長老は上機嫌で「にょほほ」と笑った。
にゃんごろーの心を打ち抜いた、素敵なお絵描きセット。プレゼントしてくれたのはトマじーじだけれど、選んでくれたのは長老だった。にゃんごろーは、そのことには気づいていない。けれど、長老は、そんなことは気にしていなかった。
喜んでいるにゃんごろーのお顔を見ているだけで、大満足なのだ。
トマじーじの方も、いずれは、にゃんごろーにネタ晴らしをするつもりだ。けれど、今はまだ、にゃんごろーからの感謝の笑顔をひとり占めしておきたかった。長老に頼らずにトマじーじだけで、にゃんごろーが喜ぶプレゼントをすることが出来たら、その時に打ち明けようか、などと考えていた。
「トマりーり。しゅてきにゃもにょを、ありあちょー」
「うんうん。画用紙もクレヨンも、まだまだ、いっぱいあるからね」
感激のあまりウルウルしている子ネコーからお礼を言われて、トマじーじは顔を緩ませながら紙袋を引き寄せて、子ネコーの前で開いて見せた。
紙袋の中には、未開封の画用紙とクレヨンが、みっちり入っていた。それから、もう一つ――。
「こにょ、グルグルしちゃのらちゅいてりゅのは、にゃあに?」
「ああ、これはね。スケッチブックというんだよ」
にゃんごろーが目ざとく見つけた“それ”を、トマじーじは、待ってましたとばかりに取り出した。
画用紙と同じくらいのサイズの、綺麗な水色の表紙をしたスケッチブック。
にゃんごろーはまだ、赤いクレヨンを手に持ったままだったので、にゃんごろーの目の前でページを開き、何枚かめくってみせる。
「ふぇ? にゃんにもきゃいてない、ごひょん?」
「そうだね。何にも書いていない、真っ白いご本だね。…………誰が、描くのかな?」
「……………………は! もしきゃして……?」
不思議そうなお顔をしていたにゃんごろーだったけれど、トマじーじに尋ねられて、何かを閃いた。
は! は! は! は!――――と。
トマじーじと、スケッチブックと、テーブルの上のお絵描きセットと、長老のお顔を順番に見て、最後にスケッチブックへと静かに視線を戻す。
「にゃんごろーが、きゃいちぇいいの? にゃんごろー、えのごひょんをつくりぇちゃうにょ?」
「そうだよ。絵日記にしても、いいと思うよ」
「えに……っき?」
また、知らない言葉が出てきた。けれど、なんだか素敵な気配がする。素晴らしいことが始まりそうな気配。
絵日記の説明は、長老がしてくれた。
長老の説明は、適当なところがあるけれど、にゃんごろーには分かりやすかった。適当さに慣れてしまっているからかもしれない。
「絵日記っちゅーのはじゃ。毎日……いや、毎日でなくてもよいがの。その日にあった、一等素敵なことを、絵にするのじゃ」
「そのひにあっちゃ、いっちょーしゅちぇきなにゃこちょを、えに…………」
「そうそう。後で見返して、こんなことがあったなー、と思い出すのも楽しいものじゃ。いっぱい描けたら、にゃしろーにも見せてやるといい。絵を見せながら、その時にあった出来事を、もっと詳しくお話してあげるんじゃ」
「ほわぁあー! しょれ、しゅてきー! しゅごく、しゅごく、しゅちぇき!」
にゃんごろーは、聞いた通りの未来を思い描いて、興奮のあまりブルブルと体を震わせた。
それから、まだクレヨンを持ったままなことにハッと気づいて、優しく慎重な手の動きで、クレヨンをそっと箱に戻した。
そして、スクッと立ち上がると、クルリと後ろを向いてトコトコと進み、テーブルから少し離れる。
これから何が起こるのか、分かっているのは長老だけだった。他の大人たちは、さっきまであんなに喜んでいたのに、一体、どうしてしまったのかとハラハラしながら見守っている。
みんなの注目を集めていることには、気が付かないまま。
子ネコーは、シュッと片手を天井へ突き上げた。
そして――――。
「う・う・うー♪ は・は・はーっ♪ う・う・う・う・うー♪ にゃ・にゃ♪」
可愛いお尻を左右にフリフリしながら、両方のお手々を交互に突き上げる。
掛け声に合わせて弾むようなリズムで、もふもふ尻尾も浮き立つように揺れている。
嬉しさを押さえ切れなかった子ネコーは、喜びが弾けて踊り出してしまったのだ。
みんなにお尻を向けたまま、喜びのお尻フリフリダンスをご披露し終えた子ネコーは、「にゃふー」と満足そうに息を吐いた。
それから、またクルリと綺麗なターンを決めて、テーブルの方へと向き直る。
子ネコーの瞳には、悶えるみんなの姿は映っていなかった。
キラキラと輝くお目目には、ネコー用の低いテーブルの上に広げられた画用紙とクレヨンだけが映し出されている。
嬉しそうな半開きのお口のまま、にゃんごろーはトコトコとテーブルの前に戻り、ストンとお尻を下ろした。
白が混じった明るい茶色のもふもふお手々がスッと伸びた先は、さっきと同じ赤いクレヨンだ。
お爪を立てずに、魔法の力で上手にクレヨンを持ち上げると、迷いのない仕草で、画用紙の上に、軽やかに赤色を走らせる。
にゃんごろーのクレヨン初航海が、ついに幕を開けたのだ。
「う、うん! りゃ……りゃあ、こりぇ! トマトのおいろ!」
トマじーじに促されて、にゃんごろーが最初に選んだクレヨンは、大好きなトマトの赤だった。
魔法の力で、もふっとクレヨンを掴み上げると、長老がクレヨンの箱を自分の方へとずらして、トマじーじが空いた隙間に画用紙を滑らせてくれた。
赤いクレヨンを掴むにゃんごろーの目の前に、真っ白な画用紙が広がっている。
人間の大人にしてみれば、そんなに大きな画用紙ではないけれど、小さなにゃんごろーには、十分すぎる白い大海原だった。
赤いクレヨンの先を、そっと画用紙の上に載せてみる。
くいっとお手々を動かすと、白い画用紙に、赤い色がついた。
大海原から、赤いお魚がちょこんと顔を出しているようにも見える。
「ふわぁー。ほんちょに、いりょがちゅいた……。しゅごい。こんにゃに、しゅてきにゃもにょがありゅにゃんて…………」
「よかったのー、にゃんごろー。森の住処でも、地面に絵を描いたりしておったもんなー。いいものを、もらったのぅ」
「うん……」
長老に頭を撫でられながら、にゃんごろーは、うっとりとお返事をした。
森にいた頃。お外で、ひとりで遊ぶ時には、よく地面に落書きをしていた。にゃんごろー本ネコーには、お絵描きが好きだという自覚はない。心の赴くままに、筆代わりの小枝を動かしていただけだ。でも、長老は、ちゃーんと見ていたのだ。にゃんごろーが、いつも楽しそうにお歌を歌いながら、地面の上にいくつもの作品を描いていたことを。
長老が想像していた以上に、子ネコーはお絵描きセットを喜んでくれたようだ。長老の見立てに、間違いはなかったのだ。
子ネコーを撫でながら、長老は上機嫌で「にょほほ」と笑った。
にゃんごろーの心を打ち抜いた、素敵なお絵描きセット。プレゼントしてくれたのはトマじーじだけれど、選んでくれたのは長老だった。にゃんごろーは、そのことには気づいていない。けれど、長老は、そんなことは気にしていなかった。
喜んでいるにゃんごろーのお顔を見ているだけで、大満足なのだ。
トマじーじの方も、いずれは、にゃんごろーにネタ晴らしをするつもりだ。けれど、今はまだ、にゃんごろーからの感謝の笑顔をひとり占めしておきたかった。長老に頼らずにトマじーじだけで、にゃんごろーが喜ぶプレゼントをすることが出来たら、その時に打ち明けようか、などと考えていた。
「トマりーり。しゅてきにゃもにょを、ありあちょー」
「うんうん。画用紙もクレヨンも、まだまだ、いっぱいあるからね」
感激のあまりウルウルしている子ネコーからお礼を言われて、トマじーじは顔を緩ませながら紙袋を引き寄せて、子ネコーの前で開いて見せた。
紙袋の中には、未開封の画用紙とクレヨンが、みっちり入っていた。それから、もう一つ――。
「こにょ、グルグルしちゃのらちゅいてりゅのは、にゃあに?」
「ああ、これはね。スケッチブックというんだよ」
にゃんごろーが目ざとく見つけた“それ”を、トマじーじは、待ってましたとばかりに取り出した。
画用紙と同じくらいのサイズの、綺麗な水色の表紙をしたスケッチブック。
にゃんごろーはまだ、赤いクレヨンを手に持ったままだったので、にゃんごろーの目の前でページを開き、何枚かめくってみせる。
「ふぇ? にゃんにもきゃいてない、ごひょん?」
「そうだね。何にも書いていない、真っ白いご本だね。…………誰が、描くのかな?」
「……………………は! もしきゃして……?」
不思議そうなお顔をしていたにゃんごろーだったけれど、トマじーじに尋ねられて、何かを閃いた。
は! は! は! は!――――と。
トマじーじと、スケッチブックと、テーブルの上のお絵描きセットと、長老のお顔を順番に見て、最後にスケッチブックへと静かに視線を戻す。
「にゃんごろーが、きゃいちぇいいの? にゃんごろー、えのごひょんをつくりぇちゃうにょ?」
「そうだよ。絵日記にしても、いいと思うよ」
「えに……っき?」
また、知らない言葉が出てきた。けれど、なんだか素敵な気配がする。素晴らしいことが始まりそうな気配。
絵日記の説明は、長老がしてくれた。
長老の説明は、適当なところがあるけれど、にゃんごろーには分かりやすかった。適当さに慣れてしまっているからかもしれない。
「絵日記っちゅーのはじゃ。毎日……いや、毎日でなくてもよいがの。その日にあった、一等素敵なことを、絵にするのじゃ」
「そのひにあっちゃ、いっちょーしゅちぇきなにゃこちょを、えに…………」
「そうそう。後で見返して、こんなことがあったなー、と思い出すのも楽しいものじゃ。いっぱい描けたら、にゃしろーにも見せてやるといい。絵を見せながら、その時にあった出来事を、もっと詳しくお話してあげるんじゃ」
「ほわぁあー! しょれ、しゅてきー! しゅごく、しゅごく、しゅちぇき!」
にゃんごろーは、聞いた通りの未来を思い描いて、興奮のあまりブルブルと体を震わせた。
それから、まだクレヨンを持ったままなことにハッと気づいて、優しく慎重な手の動きで、クレヨンをそっと箱に戻した。
そして、スクッと立ち上がると、クルリと後ろを向いてトコトコと進み、テーブルから少し離れる。
これから何が起こるのか、分かっているのは長老だけだった。他の大人たちは、さっきまであんなに喜んでいたのに、一体、どうしてしまったのかとハラハラしながら見守っている。
みんなの注目を集めていることには、気が付かないまま。
子ネコーは、シュッと片手を天井へ突き上げた。
そして――――。
「う・う・うー♪ は・は・はーっ♪ う・う・う・う・うー♪ にゃ・にゃ♪」
可愛いお尻を左右にフリフリしながら、両方のお手々を交互に突き上げる。
掛け声に合わせて弾むようなリズムで、もふもふ尻尾も浮き立つように揺れている。
嬉しさを押さえ切れなかった子ネコーは、喜びが弾けて踊り出してしまったのだ。
みんなにお尻を向けたまま、喜びのお尻フリフリダンスをご披露し終えた子ネコーは、「にゃふー」と満足そうに息を吐いた。
それから、またクルリと綺麗なターンを決めて、テーブルの方へと向き直る。
子ネコーの瞳には、悶えるみんなの姿は映っていなかった。
キラキラと輝くお目目には、ネコー用の低いテーブルの上に広げられた画用紙とクレヨンだけが映し出されている。
嬉しそうな半開きのお口のまま、にゃんごろーはトコトコとテーブルの前に戻り、ストンとお尻を下ろした。
白が混じった明るい茶色のもふもふお手々がスッと伸びた先は、さっきと同じ赤いクレヨンだ。
お爪を立てずに、魔法の力で上手にクレヨンを持ち上げると、迷いのない仕草で、画用紙の上に、軽やかに赤色を走らせる。
にゃんごろーのクレヨン初航海が、ついに幕を開けたのだ。
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