異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる

仙人掌(さぼてん)

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【激マズの?!】食えるのか?!ゴブリン【調理シリーズ!】

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 テレジア関連のごたごたが王様主導になり、スムーズに進んでいきあっという間に終わり早々に帰宅してしまった。

 せっかく他の世界に行って強くなれた気がするに何もできないまま帰宅したので消化不良感でモヤモヤしていた、そのため少しだけ解消する事にした。















「はいどうもユウキ・アーノイドです、そしていつもの……」

「あーフィアです」

「カルラです♪」

「ミネルバ・カイラムだ」

「ラクネラでーす」



 撮影してみる事にした、普段のやる気の無いユウキと違って外向けのハイテンションなので4人ともユウキに対して他人のように思えて違和感しかない。



「っ……で今回は何をするんだ?」

 自己紹介が終わり沈黙が続くとユウキが後ろでミネルバを軽く小突く、ミネルバは少し諦めた表情で動画の進行させる。



「今回はですね、ゴブリンを調理して食べてみようと思います!」

「「「えぇ!!!!!!」」」

 ユウキのその言葉にフィア以外の3人が驚いてユウキの方を向く、そんなユウキはお構いなく真っ白な事以外はゴブリンとしか言えない見た目をしていた魔物を死体を調理台に置いた。

「こんな白いゴブリンは見た事ないんだが……」

「そりゃメスのゴブリンは貴重ですからねー」

「ちょっと待て、ゴブリンってメス個体がいたのか?!」

「いやいやメスがいないと種族として存続しないでしょうよ」

「ま、まぁ……そりゃあ、そうだが……」

「そもそもゴブリンが人を使って繁殖するっていう事態が間違ってるからね、その話は安易に1人で森等に行かないようにするための教訓だからね」

「お、おう」

「ひとまず調理しやすいように解体しようか」



 ユウキが意気揚々とゴブリンを慣れた手付きで解体していく、ゴブリン相手に綺麗に解体していく様子に4人はドン引きしていた。





「そういえば何で今回はゴブリンにしたんです?」

 ユウキが気合入れて解体をしていると無言になったため、無言になるのを防ぐためにカルラが質問してつなぐ。

「それはね、前回がワイバーンでインパクト凄かったじゃん、しかも失敗前提だったのに成功しちゃったし、んで次は適当な物にすると印象薄くなるなぁって思ってね、んで次回は生半可な物じゃだめかなぁって思ったから、んで食べられないしでインパクトにできそうなのがゴブリンかなって、ちなみにメス個体なのはオスだと絵ずらが悪いと思ってね」

「えっとその……、ちゃんと考えた末でコレを選んだのですね、でも解体した結果でかなりヤバくないですか?」



 四肢の解体して内臓を出して机に綺麗に並べる、ゴブリンが人に近い見た目をしているせいでかなり猟奇的な光景になっている、ゴブリンの指が3本な事と皮膚の色が真っ白なおかげ辛うじて人ではないと判断できる。



「そういえばゴブリンって食べる以外に何に使うんだ?」

「基本的に適当に潰して血の匂いで魔物とか呼び寄せるための奴にしたり、後はある程度火にかける必要があるけれど肥料になるかな、後はまぁだいたいゴミ」

「ゴミて……」

「でも数が多いから定期的に間引かないといけない面倒なヤツら、放置すると面倒な事になって街が陥落した事もあったとか何とか……」

「ゴブリンっていつの時代も迷惑なのね……」



「とりあえず食料系統には繋がらないみたいですね」

「……それを食べようとしていると?」

「そうそう、とりあえず適当に取り出した肉を焼いてみたよ」

 いつの間にか焼いていた肉をミネルバに差し出した。

「私が、食べるのか? ええい!」

 ただ焼いただけのゴブリンの肉を押し付けられて嫌そう顔しているが逃げられないと分かっているので気合を入れつつ勢いをつけて食べる。



「うげぇ……まずい」

 ミネルバが泣きながら吐き出せずに飲み込む、ひたすらに臭いえぐ味の塊で噛むだけでその汁がしみ出してひたすらまずかった。

 そもそも全員繋がっているので不味かった記憶が共有されるので全員苦い顔をしていた。





「それじゃあそれぞれ調理してみようか」

 ユウキが言ってそれぞれ調理を促す、いつの間にか人数分の調理器具が並べられていた。

















「それじゃあみんな出来たみたいなのでそれぞれ食べてみましょう!」

 ユウキが全員完成したのを確認してから再開する、今回の為にテンションを上げているユウキ以外は表情が暗い。



「それじゃあまずはラクネラさんから見てみましょう……、何を作ったんです?」

 ラクネラが調理した鍋を覗き込むと緑色の液体が悪臭を放ちながら溜まっていた。

「確かユウキのいた世界にグリーンカレーっていうのがあったじゃない?」

「ラクネラさん、私の知っているグリーンカレーってね、腐ったカレーの事を指しているんじゃないんだよ?」

「分かってるわよ、ゴブリンがここまで純粋に不味いなんて思わなかったわ……、スパイスを大量を使えば何とかなると思ったんだけど無理だったわ」

「え、ちょっとまってスパイスどれだけ使ったの?!」

「無水カレーって知ってるよね?」

 この世界でスパイスを入手は難しいのでこんな物に大量に消費された事に対してユウキは膝から崩れ落ちた。

「とりあえずラクネラはソレを完食するまで解放しません、作ったのなら責任もって完食して下さい」

「ぐっ……わかったわ」

 ユウキのスパイス事情を知っているのもあってわざとスパイスを大量消費したので反論できず罰を受ける事になった、なお味覚の共有は切っているのでこの後ラクネラはしばらく苦しんでいた。





「気を取り直してミネルバを見てみようか、ミネルバもグリーンカレー?」

 ミネルバの鍋も緑色の悪臭が放つ緑の液体が溜まっていた、ラクネラの物との違いは若干違いドロッとしていない。

「いやぁ、流石に長時間煮込めば何とかなると思ったんだが……、溶けてなくなってしまってな……」

「単純に不味い汁になったと?」

「そうなるな……」

「ちなみに飲んだ?」

「噛んだ時にしみ出した汁でした」

「あーうん、コレは処分しておこうか」

「はい……」

 単純に水で煮込んだだけだったのでもうそのまま処分する事にした、これを食料と認識したくない。





「続いてカルラはどうよ?」

 カルラの方に近づくと黒い塊見たいな物が鎮座していた。

「一応まずい部分を抜きつつうま味を入れられないかとやってみたんですが……、うま味成分の塊になってしまいまして、ゴブリン成分がなくなってしまったんですよ、アレって本当に食べられるんですか?」

「それを検証するための企画なんだけどなぁ、マジかぁ」

 試しにうま味成分の塊になってしまった物を食べてみる、うま味成分なだけあって普通においしかった、でもゴブリンを食べた感じはなかった。

「これは、失敗だね」

「そうですね……」





「それじゃあ真打のフィアを見てみようか」

「いや別にそんな期待されても困るんじゃが……」

「そういつつしっかり調理してるじゃん、どれどれ」

 フィアが作った料理を見てみるとハンバーグが置いてあった。

「……ゴブリンはどうしても不味いだけじゃったから他の肉とか味が強めの物を混ぜて何とか誤魔化すのが精一杯じゃな……」

「とにかくいただきます」

 フィアの作ったハンバーグを少し食べる、少し肉以外の主張が強くピリ辛になったが先ほどまでの不味いしかないゴブリンの肉を使っているとは思えない。

「おいしい……」

「あれじゃな、かさましにすら出来んし、アレは食べれない物で決着で良いじゃろ」



「それじゃあゴブリンは食べられないで決着で、それじゃあご視聴ありがとうございました! 今回が面白かった人は高評価とか諸々お願いしますねー」



 そうしてゴブリン食の試みは終了した。
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