338 / 400
謎の待遇
しおりを挟むカルラと話ているとどうやら目的地に到着したようだ、同乗者も降車して周囲を警戒していた。
「こちらになります」
そびえ立つビルの目の前で絶対に間違えないようにわざわざ人で道を作って案内してくれる、なんだか王族になったみたいだ、もっともこの世界の人達からすればいつ起爆するか分からない爆弾を丁寧に扱ってような感じだ。
「どーも」
慣れない扱いを紛らわせるために周囲を眺めてみる、ユウキの前世で見ていた都会の街並みと同じように見える、もっとも大きく表示されている広告には一切の見覚えがないのだが……。
とにかく案内されるままビルの中に入っていき、それなりに高い階層に向かう、途中で見えたフロアの案内表にはダンジョン関連の物で埋まっていた、ユウキからすれば現実ファンタジー的な世界なのかなぁ程度に考えていた、ユウキは前世である程度異世界物を読んでいたのでその辺の知識はあるものの、転生した時期的にダンジョン物がそこまで多くなかったのでよく分かっていなかった。
「ようこそダンジョン協会へ、歓迎するよ」
「どうも」
殺風景な会議室のような部屋に案内された、その中にはやたらガタイの良い男性とその秘書と思われる女性が2人がユウキを警戒しながら待機していた。
「長々と社交辞令を述べるよりも単刀直入に行った方が良いかな?」
「そうですね、そんな面倒な事は嫌いです、ですがまずは聞いておきたい事があるのですよ」
「聞いておきたい事、ですか?」
「はい、実は私はこの世界に来た理由はよくわかっていないのです、なので私の事はどのように聞いているのか、それだけは先に聞いておきたいのです」
「……わかりました、と言っても我々も実はよくわかっていないのです」
「よくわかって無いにも関わらずこういった待遇なんですか?」
「それはごもっともなのですが、天使族と悪魔族の方々が口をそろえて【異世界から来訪が来る故に丁重にも扱うように】とありまして……、天使族の悪魔族の方々が同じ事を言うのは前代未聞でして……、こちら側としても対応に困っておりまして……ひとまずは海外の要人と同じような扱いということに落ち着いた訳でして……」
「あー…、なんかスイマセン」
なんだか言葉足らずでややこしい事態になっている事がお互いに分かったようなので、お互いに少し安心した。
「……ひとまずこの世界のダンジョンに挑戦するという事でいいのかな?」
「そう、なりますね」
「では、超法規的措置にて君がダンジョンに挑戦できるように手配しよう、後はこちらに滞在している間はこちらで用意したホテルにて滞在して頂きたいのですが、問題は無いでしょうか?」
「それで大丈夫です、なんだかいろいろとありがとうございます」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。
だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。
趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?
ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる