異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる

仙人掌(さぼてん)

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すこしだけ怒りを買った

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 変化した姿を見たフィアの中で何かが切れたような気がした、無言でこちらを見ているような気がしたユウキはとりあえずフィアに体の操作を渡す。

「消す」

 フィアが龍化を解除にして溜息をつく、男性に一瞬で距離を詰めて腹部に掌打を入れると男性の廃部が勢いよく破裂した、その姿を見て少しスッキリしたのかユウキに体の操作を返した。

「何を……!」

 男性が突然苦しみ出すと各部位が次々と風船が割れるように破裂していき、ついにローブだけになってしまいそれ以外は何も残っていなかった。

「何をしたの?」

(アレの中に魔力を流して細胞の結合を解いた、ユウキの前世の医学も応用すれば案外役にたつんじゃな、というかもっと勉強しておくべきじゃろう)

「今はそれとなくやってるから……」

「とりあえず持ち物を確認して証拠を持って帰ろう」

 倒れた黒いローブの人物から所有物を漁るが目ぼしい物はなかった、なのでとりあえず彼らが持っている物をできるだけ集めてギルドに持ち帰えった。



「討伐してきましたよー」

「お帰り、思ったより早かったな」

 ギルドで偶然入口近くに通りかかったレティに洞窟で取得した物を全部押し付ける。

「相手が弱かったからね、あと親玉はフィアが跡形もなく粉砕した」

「跡形もなく粉砕って人間をか?」

「むしゃくしゃしてやったらしい」

 レティが眉間に皺を寄せて天井を眺める。

「……分かったよ、後はこっちで何とかしておくよ」

「後あの洞窟はあんまり荒らさないでね、それが原因でフィアが怒ったから」

「あー、善処するよ」



 後日、ギルドから調査の人員が派遣され、フィアが寝床にしていた所は殲滅が完了したことが確認された。

「安心している所悪いがフィアさんを崇めている団体はまだまだいるからな」

「うへぇ」

「他の団体は特に迷惑をかけている訳ではないかな、むしろ勝手に孤立しているよ」

「団体としての力が無い訳か」

「そうなるな、個人的な意見だがああいうのは根絶やしにしてほしい」

「過去に何かあった?」

「まあね……」

「じゃあ一回フィアの姿で出て集めてみる?」

「団体以外にもたくさん集まるし何より私の仕事がめちゃくちゃに増えるから却下で」

「まぁそうなるな」

「そもそも団体ってだけなら罪とか何もないからな、あっても騒音とかだし」

「難儀ですね」

「本当にな」

「しかし噂だけは流してみた」

「噂?」

「黒龍が出たかもしれないということさ」

「ここに居るけど?」

「そうじゃなくてな、お前が殲滅した教団が活発になったのはもしかして黒龍が再び活動しだしたかもしれないっていう噂だよ」

「ああ、なるほど」

「それで活発になって罪を出した所から潰していくぞ」

「今回はやけに乗り気ですね」

「ああ、あいつらは迷惑しかかけないしな」

「それって私だけじゃ対処が追い付かないのでは?」

「安心しろ、そこは他の人員を回すし私もでる」

「それってレティさんが直々に出て潰したいだけでしょう?」

「当たり前だろ」
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