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故郷はまだ先
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「以上が今回依頼の詳細になります」
「なるほどな……」
西の方向に進みたい気持ちを抑えて、まずはレティに報告する、いつもとは逆でレティの方が表情が暗い。
「そんなわけで私は西、というか実家に行きたいんだが?」
「お前の実家はココだろう……、まったくちょっと待ってろ、ちゃんと手続きしてやるから」
レティが近くにある鍵のついた棚を開けて書類をいくつか取り出した。
「なんか厳重ですね」
「そりゃあいろんな許可証とかがあるからな、お前に渡すのはコレだ」
そういって書類に判子を押してからユウキに渡す。
「それでコレは何です?」
「強制捜査権限の許可証だ、と言ってもギルドが置いてある国限定だがな、この証明書には私の名前とこの国の連盟の署名がある、コレがかなりの重要な物だっていうことはわかるよな?」
「まぁはい、最悪焼却処分とかしてやりますよ」
「完全に処分するんだぞ、それから依頼の内容としてはお前が倒した元部下の原因の解明だ、頼んだぞ」
「へいへい、じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
「さて、行きますか」
一旦寮に戻って準備とマキナを連れて行こう思ったが、ユウキが寮に戻ってすぐに「友達の所に行ってくる」と言ってユウキにしっかりと抱きついた後に飛び出して行ってしまった、ユウキの事よりも友人を優先するようになったのかと思うと少し感慨深い。
とりあえず消耗品の補充をしてさっさと出発する、今回も翼を出して高速移動で目的の国境まで向かう。
さすがに見つからないとはいえ無断で国境を超えるのは良くないだろう、それに高速移動で大きく消耗したため近くにいる魔物や野生動物を適当に捕食して国境越えの際に理性を完全に保つためでもある。
ある程度捕食して回復したので国境に向かい手続きを行う、国同士の仲はあまり良くないので安易な観光目的などでは許可が下りない場合があるそうだが、レティから貰った書類を見せると検査も無くあっさりと通してくれた。
「すげぇなコレ……」
書類の効果の偉大さを思い知ったので大切にしまっておく。
ユウキの生まれた国に来た訳だが、ユウキは屋敷でずっと過ごしておりフィアに合うまでに敷地から出た事が一切ないのでここは父親の記憶を取り出してユウキが5年間過ごした屋敷に向かう。
国境から目的の場所までそれなり距離があるので、人の気配がなくなるのを確認してから翼を広げて高速移動を再開する。
(ちょっと止まって欲しい!)
「え、何?」
移動しているといきなりミネルバが驚いたようにユウキを静止させた。
(さっきいたハイオークの群れの所なんだが、戻れるか?)
「うーんまぁいいけど……」
珍しく必死に急かすミネルバの願いで少し引き返す。
「あー似てるね」
(おそらく同種、というか同じ群れだと思うんだが……)
確かによく見ると以前に見たハイオークと同じような特徴がみられる。
(以前に姫様を襲撃したハイオークは元々この場所に生息していたんじゃないか?)
「どうだろ、それだけじゃ証拠としては薄いんじゃないかな、もっと決定的な物じゃないとただの言いがかりになるんじゃない?」
(うーむ)
ミネルバがユウキの体に勝手に目を作り出して周囲を見回す、傍目から見ると少女の体を生えてきた目が縦横無尽に動き回っているのでホラーである、というかいつの間にそんな事ができるようになったのだろうか……。
(あ、ユウキあそこだ!)
当然視界は共有してユウキにもバッチリ見えているのでミネルバが操作している目のピントが合っている場所をさしている、そこは木々に隠れて見えにくいが建物があった。
「何かありますように」
足止めされたので何もありませんでしたという事がないように祈りながらハイオークの元に降りる、当然いきなり現れた存在に攻撃を仕掛けてくるが片手間で片づける。
「……っ、そい!」
当然鍵がかかっていたので無理やりこじ開けて中を見る、中は雑多な物で溢れてかえっており中を調べるのは骨が折れそうだ。
「じゃあ、まかせる)
「……え、よし!」
ユウキは面倒になったので引っ込んでミネルバに交代する、いきなり交代されて驚いたものの気合をいれて捜索を始めた。
「なるほどな……」
西の方向に進みたい気持ちを抑えて、まずはレティに報告する、いつもとは逆でレティの方が表情が暗い。
「そんなわけで私は西、というか実家に行きたいんだが?」
「お前の実家はココだろう……、まったくちょっと待ってろ、ちゃんと手続きしてやるから」
レティが近くにある鍵のついた棚を開けて書類をいくつか取り出した。
「なんか厳重ですね」
「そりゃあいろんな許可証とかがあるからな、お前に渡すのはコレだ」
そういって書類に判子を押してからユウキに渡す。
「それでコレは何です?」
「強制捜査権限の許可証だ、と言ってもギルドが置いてある国限定だがな、この証明書には私の名前とこの国の連盟の署名がある、コレがかなりの重要な物だっていうことはわかるよな?」
「まぁはい、最悪焼却処分とかしてやりますよ」
「完全に処分するんだぞ、それから依頼の内容としてはお前が倒した元部下の原因の解明だ、頼んだぞ」
「へいへい、じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
「さて、行きますか」
一旦寮に戻って準備とマキナを連れて行こう思ったが、ユウキが寮に戻ってすぐに「友達の所に行ってくる」と言ってユウキにしっかりと抱きついた後に飛び出して行ってしまった、ユウキの事よりも友人を優先するようになったのかと思うと少し感慨深い。
とりあえず消耗品の補充をしてさっさと出発する、今回も翼を出して高速移動で目的の国境まで向かう。
さすがに見つからないとはいえ無断で国境を超えるのは良くないだろう、それに高速移動で大きく消耗したため近くにいる魔物や野生動物を適当に捕食して国境越えの際に理性を完全に保つためでもある。
ある程度捕食して回復したので国境に向かい手続きを行う、国同士の仲はあまり良くないので安易な観光目的などでは許可が下りない場合があるそうだが、レティから貰った書類を見せると検査も無くあっさりと通してくれた。
「すげぇなコレ……」
書類の効果の偉大さを思い知ったので大切にしまっておく。
ユウキの生まれた国に来た訳だが、ユウキは屋敷でずっと過ごしておりフィアに合うまでに敷地から出た事が一切ないのでここは父親の記憶を取り出してユウキが5年間過ごした屋敷に向かう。
国境から目的の場所までそれなり距離があるので、人の気配がなくなるのを確認してから翼を広げて高速移動を再開する。
(ちょっと止まって欲しい!)
「え、何?」
移動しているといきなりミネルバが驚いたようにユウキを静止させた。
(さっきいたハイオークの群れの所なんだが、戻れるか?)
「うーんまぁいいけど……」
珍しく必死に急かすミネルバの願いで少し引き返す。
「あー似てるね」
(おそらく同種、というか同じ群れだと思うんだが……)
確かによく見ると以前に見たハイオークと同じような特徴がみられる。
(以前に姫様を襲撃したハイオークは元々この場所に生息していたんじゃないか?)
「どうだろ、それだけじゃ証拠としては薄いんじゃないかな、もっと決定的な物じゃないとただの言いがかりになるんじゃない?」
(うーむ)
ミネルバがユウキの体に勝手に目を作り出して周囲を見回す、傍目から見ると少女の体を生えてきた目が縦横無尽に動き回っているのでホラーである、というかいつの間にそんな事ができるようになったのだろうか……。
(あ、ユウキあそこだ!)
当然視界は共有してユウキにもバッチリ見えているのでミネルバが操作している目のピントが合っている場所をさしている、そこは木々に隠れて見えにくいが建物があった。
「何かありますように」
足止めされたので何もありませんでしたという事がないように祈りながらハイオークの元に降りる、当然いきなり現れた存在に攻撃を仕掛けてくるが片手間で片づける。
「……っ、そい!」
当然鍵がかかっていたので無理やりこじ開けて中を見る、中は雑多な物で溢れてかえっており中を調べるのは骨が折れそうだ。
「じゃあ、まかせる)
「……え、よし!」
ユウキは面倒になったので引っ込んでミネルバに交代する、いきなり交代されて驚いたものの気合をいれて捜索を始めた。
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