21 / 31
第3章 躍動篇
第20話 エスカーダ伯爵領
しおりを挟む
マリーと共に馬車に揺られ一日と少し。エスカーダ伯爵領、その領主であるフィリップ・エスカーダ伯爵の居る街、ラクナの街にたどり着く。美しい湖の湖畔にあるこの街は王国内では避暑地としても知られていて、多くの貴族や庶民がこぞって訪れる地でもある。そんな土地柄も手伝ってか多くの商店が軒を連ね、交易も盛んな土地柄だ。
そんな街の中心地からは少々離れた小高い山の中腹。美しいこの街の風景に溶け込むような佇まいの屋敷の前までやって来た。
「ここまで来ておいてなんだけど……エスカーダ伯爵様の人となりってどんなかな?」
「そうですね……私としては理知的なお方、そんな……噂を聞いたことがあります。」
「噂、かぁ。」
「その程度の事しか私には……。」
「いや、別に構わないよ。案外噂ってのも満更役に立たないという訳でもないしね。」
噂同士を突合すれば解ることもあろう。噂程度でも集めておいて損な情報は無いのだ。
扉に取り付けられたドアノッカーを鳴らそうとする……が、手がギリ届かない。
「マリー、お願い。」
「ええ。」
改めて、マリーがドアノッカーを2度鳴らす。するとしばしの間を置いて一人のメイドが出て来た。
「何の御用でしょうか?」
「フィリップ・エスカーダ伯爵様にお目通りさせていただきたく伺いました。事前にお約束はさせて頂いておりますので、アルフォンス・リュシオールが参りました旨、お伝えして頂ければわかるかと思います。」
「承知いたしました。では少々お待ちを……。」
一度、扉は閉じられしばし俺たちは待つ。
「こうやって待っている時って、『約束なんて知らない』と言われたらどうしようとか考えちゃうよね。」
「それは……解らなくもないですね。」
そして、再び扉が開いた。
「お待たせしました。リュシオール様。どうぞこちらへ。お付きの方もどうぞ。」
よかった。少なくともちゃんと歓迎されているようだ。
案内された部屋は自然光が柔らかく差し込む気持ちの良い部屋だった。調度品はシックな雰囲気である。細かいところまでよく手入れが届いており、また作り込みも細部にまで行き届いているようだ。部屋全体も清潔に保たれており、招かれた人物が気持ちよく過ごせるようにとの気配りが感じられる。
エスカーダ伯爵が理知的という話があったが、少なくとも俺としては信用に値する人物であると感じた。こうして応接室やら使用人やらが高いレベルであるのは本人の資質がしっかりとしている証左であろう。
そうこうしていると一人、応接室に入ってくる者があった。
「待たせたね。アルフォンス君……ああ、お二方ともそのままで構わないよ。」
立ち上がって礼をしようとする俺たちを制しながらエスカーダ伯爵は言った。
「さて、早速話を始めようか。」
「ええ。お願いします。」
早速交渉開始だ。
「既にお手紙でお伝えした通り、エスカーダ領内に私どもの事業の中継所を構築したく、そのお許しを頂きたいと思っております。」
「なるほど……そういう事ならやぶさかではないよ。」
「ありがとうございます。では条件について……。」
おだやかに交渉が進む。結構な事だ。エスカーダ伯爵の子息のマティアスと同級生というのもプラスに働いているのかもな。
諸々計画やら、条件からを伝えていく。反応は……上々だ。
「……うん。これなら私たちにも利益がある。とても有難いことだね。」
「恐縮でございます。」
「この領内で事業が出来るよう一筆証文書かせてもらうよ。届け先はアルフォンス君の所……セントルミエスの貴族学院の寮宛てでよろしいかな?」
「ええ。それでお願いいたします。」
事務所の手配は進んでいることは進んでいるがまだ決まっては居ないからな。俺の居室に届けてもらうしか無い。
「そういえば……君は飛び級で入学したんだってね。すごいね。」
「いえ、周りに助けられてこそですから。僕の周りの人たちが居なければ僕もまたここには居られませんでした。」
「なるほどなぁ。噂に聞いていたけれどここまで優秀だとは……うちのマティアスが張り合う訳だ。……話は聞いているよ。どうにもご迷惑をかけてしまっているようだね。本当に申し訳ない。」
「いえ、お気になさらず伯爵様。僕としては全く気にしていませんから。」
むしろ張り合ってくれる方が生活に張り合いがあるってことで。なんつって。真面目な話、イジメられているとかと違うしな。嫌がらせなんぞ受けたことも無い。真っ向から勝負を挑まれているってだけだ。
「そうか……お許し、痛み入るよ。……アルフォンス・リュシオールさん、頼みがあるんだ。」
「頼み、ですか。」
呼び方が変わったな。もしかしたら子供扱いはしない、ということだろうか?それはそれで構わないのだけれど。
「ぶしつけなお願いではあるが、どうか……マティアスに関して、あの子が間違った道を行かないように見てやってほしい。私としても、折檻はするから。どうか、お願いだ。」
エスカーダ伯爵は深々と頭を下げた。まさか、頼みに行った俺が逆に頼まれる立場になるとはな。解らんもんだ。
「頭を上げてください伯爵様。マティアスさんに関して僕は困った事は一度だってありませんから。それに……彼はしっかりとジャンヌ先生が見てくれています。心配は要りませんよ。」
ジャンヌが居ればおイタだってできないだろう。最も当の本人にはおイタなんてやってる暇なんて無いだろう。それに、マティアスが間違った道を行きそうとはなんとなく思えんしな。
「そうか……ありがとう。アルフォンスさん。なんというか、君と話していると、まるでそれなりに歳を重ねた大人と話しているような、そんな気になるよ。」
エスカーダ伯爵の言葉にすこしばかり冷や汗が流れる。……人と接することが重要である貴族社会で生きている人間であるからなのか、正体についてなんとなく見抜かれているようだ。バレたらバレたで面倒なことになりそうだ。誤魔化しておかんと。
「またまた御冗談を。僕は見ての通り商売人きどりの世間知らずですよ?ねぇ、マリー?」
「えっ、いや、私としてはノーコメントで……。」
目に見えて困惑してうろたえるマリーである。突然無茶振りしてすまん。
「……まあ、なんだろう。私としてはアルフォンスさんのことは信用している、ということだから。」
ちょっと引いているご様子の伯爵様である。やりすぎたかな。
「では、そろそろお暇させて頂きます。本日は誠にありがとうございました。今後とも何卒よりしくお願いいたします。」
マリーともども立ち上がって一礼をする。ボロが出ないうちにさっさと撤収しよう。
「ええ。こちらこそよろしくお願いします。……また、気軽に来ていただいても構いませんからね。その時は仕事や事業関係なしに歓迎しますよ。」
「ありがとうございます。それではまた。」
かくして、俺たちはエスカーダ伯爵の所を後にすることになった。確かな成果を手にして。
--------
一旦、ラクナの街の一角。そこにあるカフェで休息がてらマリーと今後について話し合っていた。
「さて、ここエスカーダ領で活動できるようになったけれどこれからどうしようか。僕としては今度は別な領地に行って今回と同じように交渉してきて他の地域とセントルミエスとの間でもなるはやで通信線の構築に乗り出したいと考えているけど……どうかな?」
「私としては何か口をはさむ立場では無いとは考えていますが……アルフォンス様がそれで良いと思えばそうした方が良いかと。また、領主様との交渉であれば責任ある立場の者が直接伺った方が話も進みやすいでしょうし。」
「そうだよね。ありがとう、マリー。そうすることにする。また付いてきてくれるよね?」
「もちろんです。」
そう答えるマリーの表情は確かな物だった。ここ最近は一緒に行動していたが、こういう表情をするのはそこそこ珍しい。頼もしいかぎりだが。
「さて、方針も決まったところで早速お茶と洒落込もう。ここの名物、フルーツのクレープ早速頂こう。」
話し込んでいたせいか、すでにサーブされてから少々時間が経ってしまっていたクレープを手に取り……なんてことはしないでちゃんとナイフとフォークを使って食べる。これでも貴族の子だからテーブルマナーはしっかりしておかないとな。
適度に切り分け、口に運んでいく。すると甘酸っぱさが口に広がり、それをシンプルな味付けがなされた生地が受け止める、何とも美味い味わいであった。
「うん、おいしい。マリーが勧めてくれただけあるよ。」
「ええ。気に入っていただけて何よりです。私もこの街に訪れることがあるとよく寄るんです。ラクナ名産の柑橘類を使ったすてきなお料理でしょう?」
「そうだね。また来る機会があったら寄ることにするよ。」
ここは良い街だからな。事業関係なしに逗留してみたい物だ。そして、俺の事業がこの街に資する物になってくれれば、俺にとって一番だ。
「アルフォンス様。」
「何かな?」
改まってどうしたんだろう?
「私は、私たちのしていることが少なくともこの街にとって良い物であってほしいと思っています。ですから……私も一層頑張らせていただきます。」
「……ありがとう。期待しているよ。マリー。よろしくね。」
マリーの決意表明、か。思えばマリーの恩に付け込んで色々とやって貰いすぎたように思う。そこは反省せねばなるまい。それでも俺にこう言ってくれている。だから、俺も頑張ろう。マリーに胸を張れるように。マリーに、俺に付いてきて良かったと思ってもらえるように。
そんな街の中心地からは少々離れた小高い山の中腹。美しいこの街の風景に溶け込むような佇まいの屋敷の前までやって来た。
「ここまで来ておいてなんだけど……エスカーダ伯爵様の人となりってどんなかな?」
「そうですね……私としては理知的なお方、そんな……噂を聞いたことがあります。」
「噂、かぁ。」
「その程度の事しか私には……。」
「いや、別に構わないよ。案外噂ってのも満更役に立たないという訳でもないしね。」
噂同士を突合すれば解ることもあろう。噂程度でも集めておいて損な情報は無いのだ。
扉に取り付けられたドアノッカーを鳴らそうとする……が、手がギリ届かない。
「マリー、お願い。」
「ええ。」
改めて、マリーがドアノッカーを2度鳴らす。するとしばしの間を置いて一人のメイドが出て来た。
「何の御用でしょうか?」
「フィリップ・エスカーダ伯爵様にお目通りさせていただきたく伺いました。事前にお約束はさせて頂いておりますので、アルフォンス・リュシオールが参りました旨、お伝えして頂ければわかるかと思います。」
「承知いたしました。では少々お待ちを……。」
一度、扉は閉じられしばし俺たちは待つ。
「こうやって待っている時って、『約束なんて知らない』と言われたらどうしようとか考えちゃうよね。」
「それは……解らなくもないですね。」
そして、再び扉が開いた。
「お待たせしました。リュシオール様。どうぞこちらへ。お付きの方もどうぞ。」
よかった。少なくともちゃんと歓迎されているようだ。
案内された部屋は自然光が柔らかく差し込む気持ちの良い部屋だった。調度品はシックな雰囲気である。細かいところまでよく手入れが届いており、また作り込みも細部にまで行き届いているようだ。部屋全体も清潔に保たれており、招かれた人物が気持ちよく過ごせるようにとの気配りが感じられる。
エスカーダ伯爵が理知的という話があったが、少なくとも俺としては信用に値する人物であると感じた。こうして応接室やら使用人やらが高いレベルであるのは本人の資質がしっかりとしている証左であろう。
そうこうしていると一人、応接室に入ってくる者があった。
「待たせたね。アルフォンス君……ああ、お二方ともそのままで構わないよ。」
立ち上がって礼をしようとする俺たちを制しながらエスカーダ伯爵は言った。
「さて、早速話を始めようか。」
「ええ。お願いします。」
早速交渉開始だ。
「既にお手紙でお伝えした通り、エスカーダ領内に私どもの事業の中継所を構築したく、そのお許しを頂きたいと思っております。」
「なるほど……そういう事ならやぶさかではないよ。」
「ありがとうございます。では条件について……。」
おだやかに交渉が進む。結構な事だ。エスカーダ伯爵の子息のマティアスと同級生というのもプラスに働いているのかもな。
諸々計画やら、条件からを伝えていく。反応は……上々だ。
「……うん。これなら私たちにも利益がある。とても有難いことだね。」
「恐縮でございます。」
「この領内で事業が出来るよう一筆証文書かせてもらうよ。届け先はアルフォンス君の所……セントルミエスの貴族学院の寮宛てでよろしいかな?」
「ええ。それでお願いいたします。」
事務所の手配は進んでいることは進んでいるがまだ決まっては居ないからな。俺の居室に届けてもらうしか無い。
「そういえば……君は飛び級で入学したんだってね。すごいね。」
「いえ、周りに助けられてこそですから。僕の周りの人たちが居なければ僕もまたここには居られませんでした。」
「なるほどなぁ。噂に聞いていたけれどここまで優秀だとは……うちのマティアスが張り合う訳だ。……話は聞いているよ。どうにもご迷惑をかけてしまっているようだね。本当に申し訳ない。」
「いえ、お気になさらず伯爵様。僕としては全く気にしていませんから。」
むしろ張り合ってくれる方が生活に張り合いがあるってことで。なんつって。真面目な話、イジメられているとかと違うしな。嫌がらせなんぞ受けたことも無い。真っ向から勝負を挑まれているってだけだ。
「そうか……お許し、痛み入るよ。……アルフォンス・リュシオールさん、頼みがあるんだ。」
「頼み、ですか。」
呼び方が変わったな。もしかしたら子供扱いはしない、ということだろうか?それはそれで構わないのだけれど。
「ぶしつけなお願いではあるが、どうか……マティアスに関して、あの子が間違った道を行かないように見てやってほしい。私としても、折檻はするから。どうか、お願いだ。」
エスカーダ伯爵は深々と頭を下げた。まさか、頼みに行った俺が逆に頼まれる立場になるとはな。解らんもんだ。
「頭を上げてください伯爵様。マティアスさんに関して僕は困った事は一度だってありませんから。それに……彼はしっかりとジャンヌ先生が見てくれています。心配は要りませんよ。」
ジャンヌが居ればおイタだってできないだろう。最も当の本人にはおイタなんてやってる暇なんて無いだろう。それに、マティアスが間違った道を行きそうとはなんとなく思えんしな。
「そうか……ありがとう。アルフォンスさん。なんというか、君と話していると、まるでそれなりに歳を重ねた大人と話しているような、そんな気になるよ。」
エスカーダ伯爵の言葉にすこしばかり冷や汗が流れる。……人と接することが重要である貴族社会で生きている人間であるからなのか、正体についてなんとなく見抜かれているようだ。バレたらバレたで面倒なことになりそうだ。誤魔化しておかんと。
「またまた御冗談を。僕は見ての通り商売人きどりの世間知らずですよ?ねぇ、マリー?」
「えっ、いや、私としてはノーコメントで……。」
目に見えて困惑してうろたえるマリーである。突然無茶振りしてすまん。
「……まあ、なんだろう。私としてはアルフォンスさんのことは信用している、ということだから。」
ちょっと引いているご様子の伯爵様である。やりすぎたかな。
「では、そろそろお暇させて頂きます。本日は誠にありがとうございました。今後とも何卒よりしくお願いいたします。」
マリーともども立ち上がって一礼をする。ボロが出ないうちにさっさと撤収しよう。
「ええ。こちらこそよろしくお願いします。……また、気軽に来ていただいても構いませんからね。その時は仕事や事業関係なしに歓迎しますよ。」
「ありがとうございます。それではまた。」
かくして、俺たちはエスカーダ伯爵の所を後にすることになった。確かな成果を手にして。
--------
一旦、ラクナの街の一角。そこにあるカフェで休息がてらマリーと今後について話し合っていた。
「さて、ここエスカーダ領で活動できるようになったけれどこれからどうしようか。僕としては今度は別な領地に行って今回と同じように交渉してきて他の地域とセントルミエスとの間でもなるはやで通信線の構築に乗り出したいと考えているけど……どうかな?」
「私としては何か口をはさむ立場では無いとは考えていますが……アルフォンス様がそれで良いと思えばそうした方が良いかと。また、領主様との交渉であれば責任ある立場の者が直接伺った方が話も進みやすいでしょうし。」
「そうだよね。ありがとう、マリー。そうすることにする。また付いてきてくれるよね?」
「もちろんです。」
そう答えるマリーの表情は確かな物だった。ここ最近は一緒に行動していたが、こういう表情をするのはそこそこ珍しい。頼もしいかぎりだが。
「さて、方針も決まったところで早速お茶と洒落込もう。ここの名物、フルーツのクレープ早速頂こう。」
話し込んでいたせいか、すでにサーブされてから少々時間が経ってしまっていたクレープを手に取り……なんてことはしないでちゃんとナイフとフォークを使って食べる。これでも貴族の子だからテーブルマナーはしっかりしておかないとな。
適度に切り分け、口に運んでいく。すると甘酸っぱさが口に広がり、それをシンプルな味付けがなされた生地が受け止める、何とも美味い味わいであった。
「うん、おいしい。マリーが勧めてくれただけあるよ。」
「ええ。気に入っていただけて何よりです。私もこの街に訪れることがあるとよく寄るんです。ラクナ名産の柑橘類を使ったすてきなお料理でしょう?」
「そうだね。また来る機会があったら寄ることにするよ。」
ここは良い街だからな。事業関係なしに逗留してみたい物だ。そして、俺の事業がこの街に資する物になってくれれば、俺にとって一番だ。
「アルフォンス様。」
「何かな?」
改まってどうしたんだろう?
「私は、私たちのしていることが少なくともこの街にとって良い物であってほしいと思っています。ですから……私も一層頑張らせていただきます。」
「……ありがとう。期待しているよ。マリー。よろしくね。」
マリーの決意表明、か。思えばマリーの恩に付け込んで色々とやって貰いすぎたように思う。そこは反省せねばなるまい。それでも俺にこう言ってくれている。だから、俺も頑張ろう。マリーに胸を張れるように。マリーに、俺に付いてきて良かったと思ってもらえるように。
0
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「元」面倒くさがりの異世界無双
空里
ファンタジー
死んでもっと努力すればと後悔していた俺は妖精みたいなやつに転生させられた。話しているうちに名前を忘れてしまったことに気付き、その妖精みたいなやつに名付けられた。
「カイ=マールス」と。
よく分からないまま取りあえず強くなれとのことで訓練を始めるのだった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる