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結婚するなら好きな人と
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私は、生まれてからの二十六年、好きな人が出来たことがなかった。
学生の頃は友達に「本当はいるんでしょ」と疑われたりしたけど、本当にいなかった。
なのに私は『結婚するなら好きな人』と決めていた。
でもこの年になると両親が煩くなり、独り暮らしをしている私のスマホにはいつも母からの連絡が入る。
内容はいつも同じ。
良い人は出来たかとか、お見合いをしないかとか。
私の人生なんだから私の好きにさせてほしいのに、そんな私を放っておいてくれない。
そんなある日、仕事か終わり家に着くと、タイミングがいいんだか悪いんだかまた母からの着信。
内容なんてわかりきってるけど、出ないと後が煩いため嫌々ながらも出る。
「アンタ、土日は仕事が休みだったわよね」
「そうだけど」
開口一番に「良い人は出来たの?」といつもは聞いてくるのに珍しいなと思っていると、今週の土曜日にたまには実家に帰ってきなさいと言われた。
正直実家に帰ってガミガミ言われるのは嫌だけど、断ったら断ったで面倒そうで了承する。
「午前中には来れるわよね?」
「そうだね。ここから距離も遠くないし」
こうして私は貴重な休日に実家へ行くことが決まってしまった。
スマホの電源を切ると、私はお風呂にも入らずベッドに倒れる。
何で好きな人がいなくちゃいけないのか。
何で結婚を焦らないといけないのか。
私にはわからない。
ただわかるのは、私はまだまだ結婚は出来ないという現実だけ。
それから数日後。
私は朝十時に実家に到着した。
憂鬱な気持ちになりながらも、鍵を開けて中に入ると、ドタバタと母が玄関に来て私を和室へと引っ張っていく。
来た早々なんだと思っていると、母はあれよあれよという間に私に着物を着せた。
お正月でもあるまいし一体何なんだと思っていると、インターホンの音が聞こえた。
「アンタはそこに座って待ってなさい」
再び玄関へと行った母の姿をポカンとした表情で見つめたあと、私は一つ大きな溜息を吐くと座布団の上に座る。
少しして襖が開き、ようやく戻ってきたかと視線を向けると、そこには知らない男性がスーツ姿で立っていた。
「失礼します」
「どうぞどうぞ! この子が娘です。こちらは杉橋さんよ」
いきなり紹介されても全く理解ができずにぼーっとしていると「ほら、ご挨拶なさい」と母に言われ、私は目の前に座る杉橋さんという人に軽く挨拶をする。
その後は、母と杉橋さんが話していたが、これはどう考えてもお見合いではないだろうか。
結婚予定どころか好きな相手すらいない私に耐え兼ねた母が勝手に仕組んだんだろう。
何も伝えられなかったのは、私が逃げることを見越しての事なのはわかるけど、ここまでしてこの母親は私を結婚させたいんだろうか。
そもそも今時お見合いなんてどこのお金持ちだ。
「それじゃあ、あとはお二人でごゆっくり」
おほほっと口元に手を当てながら言う母に怒りを覚えつつも、二人きりにされたこの状況をどう乗り切るか。
相手はお見合いのつもりで来てるわけだし、当然私も了承済みのことだと思ってるはず。
とにかく今はこの場を乗り切って、後日断りの電話を入れるのがいいんだろうけど、母が勝手にしたことでこっちから断るのは申し訳ない。
見た感じ真面目そうな人だし、興味ない素振りや普段通りにしてたら相手から断ってくるはず。
「独り暮らしをされているんですよね」
「はい。実家にいることが息苦しくて」
それは今でも変わらないけど、まさかこんな強硬手段に出るとは、母恐るべし。
「息苦しいとは?」
「両親、特に母が、私に結婚しろと毎日言うんです。それに耐え兼ねて独り暮らしをしました」
私は自分がいつか初めて恋をしたら、その人と結婚したいと決めている。
なのに母は私の言葉を、ただの幻想だと否定した。
現実から目を背けているだけだって。
結婚すれば好きな相手じゃなくてもいいと言うんだろうか。
私は誰でもいいわけじゃなくて、ただ一人の人が現れるのを待っているだけなのに。
「どうやらこのお見合い、真由美さんは望んでいないようですね」
「なんで……」
「わかりますよ。アナタの瞳が本気でしたから」
柔らかな、優しい笑み。
その笑みに私の鼓動が高鳴るのを感じた。
今まで誰にも理解されなかった私の思いを、この人は数分の間に理解して受け入れてくれた。
それが嬉しくて、私の胸は高鳴る。
これは恋じゃなく、私の気持ちを理解してくれたこの人に対しての嬉しさから。
「そうであれば、私はこれで失礼させていただきます。真由美さんを困らせるつもりはありませんので」
そう言って杉橋さんは私に名刺を渡すと部屋を出ていってしまった。
受け取った名刺には、会社と杉橋 幸という名が書かれており、その下には電話番号が記載されている。
何だか不思議な雰囲気の人だったなと思っていると、襖が開いて母が入ってきた。
帰り際に杉橋さんが、今回のお見合い話をなかったことにしたいと母に伝えたらしく「アンタ一体何したの」と母はお怒りモード。
怒りたいのはこっちの方だと二人言い合いをしていると、父が母を落ち着かせてその場は収まった。
本当は日曜日に帰るつもりだったが、こんな事があった後に実家にいるのは息苦しくて、私はその日の夜に家へと帰った。
母とは口を利かないままだったけど、私の気持ちを考えずに勝手にお見合いまで仕組んだことは許せなくて、私は母の電話を拒否に設定する。
最初からこうしておけばよかったんだ。
母と連絡が取れなくても何も困らないし、それどころかストレスを与えられずに済むんだから。
「そういえば」
私は思い出して財布から一枚の名刺を取り出す。
もう合うこともないし、捨ててしまおうとゴミ箱の上に持っていく。
でも、何故か名刺を掴んだ手は放そうとしない。
頭に浮かぶのは、杉橋さんの優しい笑み。
そして、私の思いを受け入れてくれたこと。
今まで誰に話しても笑われ、母には幻想と言われた。
でもあの人は、そんな私の話を真剣に聞いてくれた。
そんなことを考えていると胸が高鳴って、まるで今日のお見合いの時みたいで。
受け入れてくれた事が嬉しくて高鳴ってるとばかり思っていた鼓動が、もしかしたらという気持ちを私に抱かせる。
「これって、恋……?」
初めての事でわからない。
でも、杉橋さんのことを思い出すと胸の辺りが苦しくなる。
それでも、恋と呼ぶものなのか私にはわからない。
それを確認したくて、私は名刺に書かれていた番号に電話をする。
「もしもし、真由美です。杉橋さんのお電話でしょうか?」
「驚きました。まさか真由美さんから電話をいただけるとは……」
今日聞いた優しい声が、今はスマホを通して耳元で聞こえる。
ただそれだけのことなのに、私の鼓動はずっと高鳴り続けていた。
「どうかなされたのですか?」
「私……恋、したみたいなんです。杉橋さんに……」
伝えた気持ち。
私の胸は早鐘を打ち今にも張り裂けそうで、通話を切りたいけど切りたくない気持ち。
返事を聞きたいけど聞きたくない気持ちでグチャグチャになる。
そんな高鳴りを、スマホ越しに返ってきた言葉が簡単に止めてしまう。
「それは勘違いではないでしょうか。その様子を知る限り、恋をしたことがないようですから」
確かにこの気持ちを本当に恋と呼ぶのかわからないし証明もできない。
でも、なら何で今私は泣いているの。
「そう、ですね……。あはは、私、勘違いしていたみたいです」
「真由美さん?」
「今悲しいのも、全部きっと勘違いなんです……っ、夜にごめんなさい。さようなら」
何か言いかけていた杉橋さんの言葉を無視して私は通話を切る。
《完》
学生の頃は友達に「本当はいるんでしょ」と疑われたりしたけど、本当にいなかった。
なのに私は『結婚するなら好きな人』と決めていた。
でもこの年になると両親が煩くなり、独り暮らしをしている私のスマホにはいつも母からの連絡が入る。
内容はいつも同じ。
良い人は出来たかとか、お見合いをしないかとか。
私の人生なんだから私の好きにさせてほしいのに、そんな私を放っておいてくれない。
そんなある日、仕事か終わり家に着くと、タイミングがいいんだか悪いんだかまた母からの着信。
内容なんてわかりきってるけど、出ないと後が煩いため嫌々ながらも出る。
「アンタ、土日は仕事が休みだったわよね」
「そうだけど」
開口一番に「良い人は出来たの?」といつもは聞いてくるのに珍しいなと思っていると、今週の土曜日にたまには実家に帰ってきなさいと言われた。
正直実家に帰ってガミガミ言われるのは嫌だけど、断ったら断ったで面倒そうで了承する。
「午前中には来れるわよね?」
「そうだね。ここから距離も遠くないし」
こうして私は貴重な休日に実家へ行くことが決まってしまった。
スマホの電源を切ると、私はお風呂にも入らずベッドに倒れる。
何で好きな人がいなくちゃいけないのか。
何で結婚を焦らないといけないのか。
私にはわからない。
ただわかるのは、私はまだまだ結婚は出来ないという現実だけ。
それから数日後。
私は朝十時に実家に到着した。
憂鬱な気持ちになりながらも、鍵を開けて中に入ると、ドタバタと母が玄関に来て私を和室へと引っ張っていく。
来た早々なんだと思っていると、母はあれよあれよという間に私に着物を着せた。
お正月でもあるまいし一体何なんだと思っていると、インターホンの音が聞こえた。
「アンタはそこに座って待ってなさい」
再び玄関へと行った母の姿をポカンとした表情で見つめたあと、私は一つ大きな溜息を吐くと座布団の上に座る。
少しして襖が開き、ようやく戻ってきたかと視線を向けると、そこには知らない男性がスーツ姿で立っていた。
「失礼します」
「どうぞどうぞ! この子が娘です。こちらは杉橋さんよ」
いきなり紹介されても全く理解ができずにぼーっとしていると「ほら、ご挨拶なさい」と母に言われ、私は目の前に座る杉橋さんという人に軽く挨拶をする。
その後は、母と杉橋さんが話していたが、これはどう考えてもお見合いではないだろうか。
結婚予定どころか好きな相手すらいない私に耐え兼ねた母が勝手に仕組んだんだろう。
何も伝えられなかったのは、私が逃げることを見越しての事なのはわかるけど、ここまでしてこの母親は私を結婚させたいんだろうか。
そもそも今時お見合いなんてどこのお金持ちだ。
「それじゃあ、あとはお二人でごゆっくり」
おほほっと口元に手を当てながら言う母に怒りを覚えつつも、二人きりにされたこの状況をどう乗り切るか。
相手はお見合いのつもりで来てるわけだし、当然私も了承済みのことだと思ってるはず。
とにかく今はこの場を乗り切って、後日断りの電話を入れるのがいいんだろうけど、母が勝手にしたことでこっちから断るのは申し訳ない。
見た感じ真面目そうな人だし、興味ない素振りや普段通りにしてたら相手から断ってくるはず。
「独り暮らしをされているんですよね」
「はい。実家にいることが息苦しくて」
それは今でも変わらないけど、まさかこんな強硬手段に出るとは、母恐るべし。
「息苦しいとは?」
「両親、特に母が、私に結婚しろと毎日言うんです。それに耐え兼ねて独り暮らしをしました」
私は自分がいつか初めて恋をしたら、その人と結婚したいと決めている。
なのに母は私の言葉を、ただの幻想だと否定した。
現実から目を背けているだけだって。
結婚すれば好きな相手じゃなくてもいいと言うんだろうか。
私は誰でもいいわけじゃなくて、ただ一人の人が現れるのを待っているだけなのに。
「どうやらこのお見合い、真由美さんは望んでいないようですね」
「なんで……」
「わかりますよ。アナタの瞳が本気でしたから」
柔らかな、優しい笑み。
その笑みに私の鼓動が高鳴るのを感じた。
今まで誰にも理解されなかった私の思いを、この人は数分の間に理解して受け入れてくれた。
それが嬉しくて、私の胸は高鳴る。
これは恋じゃなく、私の気持ちを理解してくれたこの人に対しての嬉しさから。
「そうであれば、私はこれで失礼させていただきます。真由美さんを困らせるつもりはありませんので」
そう言って杉橋さんは私に名刺を渡すと部屋を出ていってしまった。
受け取った名刺には、会社と杉橋 幸という名が書かれており、その下には電話番号が記載されている。
何だか不思議な雰囲気の人だったなと思っていると、襖が開いて母が入ってきた。
帰り際に杉橋さんが、今回のお見合い話をなかったことにしたいと母に伝えたらしく「アンタ一体何したの」と母はお怒りモード。
怒りたいのはこっちの方だと二人言い合いをしていると、父が母を落ち着かせてその場は収まった。
本当は日曜日に帰るつもりだったが、こんな事があった後に実家にいるのは息苦しくて、私はその日の夜に家へと帰った。
母とは口を利かないままだったけど、私の気持ちを考えずに勝手にお見合いまで仕組んだことは許せなくて、私は母の電話を拒否に設定する。
最初からこうしておけばよかったんだ。
母と連絡が取れなくても何も困らないし、それどころかストレスを与えられずに済むんだから。
「そういえば」
私は思い出して財布から一枚の名刺を取り出す。
もう合うこともないし、捨ててしまおうとゴミ箱の上に持っていく。
でも、何故か名刺を掴んだ手は放そうとしない。
頭に浮かぶのは、杉橋さんの優しい笑み。
そして、私の思いを受け入れてくれたこと。
今まで誰に話しても笑われ、母には幻想と言われた。
でもあの人は、そんな私の話を真剣に聞いてくれた。
そんなことを考えていると胸が高鳴って、まるで今日のお見合いの時みたいで。
受け入れてくれた事が嬉しくて高鳴ってるとばかり思っていた鼓動が、もしかしたらという気持ちを私に抱かせる。
「これって、恋……?」
初めての事でわからない。
でも、杉橋さんのことを思い出すと胸の辺りが苦しくなる。
それでも、恋と呼ぶものなのか私にはわからない。
それを確認したくて、私は名刺に書かれていた番号に電話をする。
「もしもし、真由美です。杉橋さんのお電話でしょうか?」
「驚きました。まさか真由美さんから電話をいただけるとは……」
今日聞いた優しい声が、今はスマホを通して耳元で聞こえる。
ただそれだけのことなのに、私の鼓動はずっと高鳴り続けていた。
「どうかなされたのですか?」
「私……恋、したみたいなんです。杉橋さんに……」
伝えた気持ち。
私の胸は早鐘を打ち今にも張り裂けそうで、通話を切りたいけど切りたくない気持ち。
返事を聞きたいけど聞きたくない気持ちでグチャグチャになる。
そんな高鳴りを、スマホ越しに返ってきた言葉が簡単に止めてしまう。
「それは勘違いではないでしょうか。その様子を知る限り、恋をしたことがないようですから」
確かにこの気持ちを本当に恋と呼ぶのかわからないし証明もできない。
でも、なら何で今私は泣いているの。
「そう、ですね……。あはは、私、勘違いしていたみたいです」
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