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最近の若者は・・・ヤヴァイ
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クック(42)(ヒューマン):転生者、転移者が寄ってくる体質の主人公。基本的にはそれらの行動を傍観する立場。
出で立ちは黒髪黒瞳に中肉中背で日本風の顔立ち。剣道の道着を着込み、背中に十文字槍を吊し、刀を佩く。幼く見える顔立ちを目許のみを覆う鬼を象った面で隠し、木材で出来た甲冑を着込んでそれを隠すように一枚布に見える黒い外套を纏う。
四十を越え、後進の育成に力を入れながらかつて旅した土地を見て回っている。
冷静沈着で穏和、木訥にして頭が切れる。正義感はそれ程でもないが、やれる事でやらないで後悔はしたくない。
主特性:学習者
副特性:柔軟
副特性:器用
加護:セルゲス・スシャウラ(運搬神)の寵愛(インベントリ容量が増える。物資を持って運ぶとき身体能力が上がる)
ラディス・ヴァングルフ(酒神)の溺愛(良い酒がかなり手に入り易くなる。旨い肴がかなり手に入り易くなる。酒でのトラブルを起こさない。巻き込まれはする)
ミヒャン・ラウス(素材神)の加護(良い素材が多少手に入り易くなる)
アルヴィン(運命神)の悪戯(波瀾万丈な人生になりやすくなる)(非確認)
エクスタック(創造神)の溺愛(非確認)
サティ・レグナンス(サティス)(15)(ヒューマン):悪役令嬢役を務めていたレグナンス侯爵家の令嬢。転生者。
出で立ちは金髪蒼目、女性にしては高身長で大体クックと同じくらいの背丈。細身だが痩せているのではなく引き締まっている。凛とした雰囲気。
男装を好み、基本的には燕尾服にインバネスコートという出で立ちで、胸をつぶして押し込み、くびれはタオルを幾重か巻いて誤魔化している。狩りに出る時は、頑丈で軽く通気性の良い素材で作られた装甲服と呼ばれる種類の服を男性的な意匠で仕立てていて、それを着込む。得物は弓と既製品より少し短い片手剣。
主特性:演者
副特性:悪戯好き
副特性:不器用
加護:パスール・エクス(演技神)の寵愛(真に迫った演技が出来る。その演技が他人には見破れなくなる)
イクス・マール(料理神)の加護(料理が多少美味しくなる)
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ(錬金神)の加護(錬金術が多少成功し易くなる)
エミィ(36)(ヒューマン):クックの妻で二男一女、三児の母。
赤髪緑瞳で短身痩躯。垢抜けない素朴な感じのする、幼い顔立ち。ゆったり目のカッターシャツに花柄をワンポイントとしてあしらったロングスカートを愛用。狩りに出る時は白、赤、黄いずれかの色一色のワンピース型の装甲服。得物は弓、スリング、メイス。
かつてクックと共に勇者に随伴し、主に寝床の確保、食事の用意など雑用をしていた。冒険者で有名を馳せていた頃はその出で立ちから撲殺聖女などと呼ばれていたが、本人としては大いに不満が残る。
柔和な性格でクックについて行くのが生きがい。おっとりとしているが頭の回転が早いのか直感で思考をスキップしているのか、物事の捉え方は鋭いの一言。
主特性:忍耐者
副特性:癒やし
副特性:穏やか
加護:イクス・マール(料理神)の溺愛(口にした料理の他に見聞きしただけの料理も完全再現出来る。素材の効力を十全に引き出せる)
ラファ・レヴィ(恋愛神)の寵愛(自分が添い遂げるべき相手を理解出来る。その者の生存率が向上する)
モンス・メジャー(動物神)の加護(動物の思考が言語として理解できる)
メイラ(11)(ヒューマン):クックの長女。看破は掛けていないが転生者らしく、クックを眩しそうに見つめていたり、サティが女だと知る前は二人が並ぶとギラギラした目で見つめていた。
出で立ちは薄い色のブロンドに黒瞳。目と鼻はクックの様に細く低く、輪郭はエミィの様に丸い印象が残る。身長はエミィとそう変わりなく、中肉だが何故かほっそりとした印象を受ける。
基本的にはメイラが手を加えたカッターシャツとフレアスカートを着ているが、結構な頻度で軍服、詰襟、背広、燕尾服、メイド服、セーラー服、道着、振り袖(大、中、小)、紬(つむぎ)、甚平、浴衣、作務衣、着ぐるみなどを身に着けている。
主特性:努力家
副特性:噂好き
副特性:器用
加護:ナック・トレス(裁縫神)の溺愛(裁縫が早く完成する。採寸しなくても着用者の寸法が判る。素材の効力を十全に引き出せる)
ワイアット・アマリー(細工神)の溺愛(細工が早く完成する。イメージ通りの細工が出来る。細工した物が魔道具にかなりなりやすくなる)
バークレイ(9)(ヒューマン):クックの長男。看破は掛けていないが転生者らしく、メイラの言動を理解しているのかメイラが意味不明な言動をする度に死んだ魚の様な目をしている。普段は落ち着き払っていて大人しいが、勇者の琴線に触れるだろう事象に同じ様に目を輝かせる。
黒髪緑瞳で鼻立ちは低く目が大きい。身長はクックの鳩尾辺り。中肉だが細い印象がある。
空手の道着を着込み、両手両足にさらしを巻き、額に鋼を仕込んだ黒い鉢巻きを巻いている。
クックの真似をして気配を消しながら進み、猛禽類を思わせる眼光や流麗な体捌き、理路整然とした思考は既に熟達した者のソレ。
主特性:一匹狼
副特性:義侠心
副特性:器用
加護:イッテツ・キク(鍛冶神)の溺愛(道具の製作が早くなる。道具の仕上がりがかなり良くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
ブレン・ルースト(武神)の溺愛(戦になると身体能力がかなり向上する。ありとあらゆる物を武器として使用できるようになる。ありとあらゆる武器を達人級で使用できるようになる)
アラン(7)(ヒューマン):クックの次男。転生者ではない。何事にも興味を持ちクックを凌駕する才能の持ち主。
赤髪黒瞳で鼻立ちは高く、目は切れ長で彫りが深い。輪郭は丸く見える物のどことなくクックを思わせる。身長はクックの腰辺り。兄と同じく中肉だが細い印象がある。
長着(ながぎ、男性用の着物)を主に着ているが、メイラの要請で男物の和服や洋服も偶に着ている。手には厚手の手袋を身に着け、ロングブーツを好む。
バークレイを真似てクックの様に気配を消しながら進み、流麗な体捌きをしているが、柔和で穏和な雰囲気を纏っていて実力が悟られない。
主特性:学習者
副特性:穏やか
副特性:器用
加護:セルゲス・スシャウラ(運搬神)の溺愛(インベントリ容量がかなり増える。物資を持って運ぶとき身体能力がかなり上がる。物資を持って運ぶとき、物資に振動を与えない)
イクス・マール(料理神)の溺愛(口にした料理の他に見聞きしただけの料理も完全再現出来る。素材の効力を十全に引き出せる)
ミヒャン・ラウス(素材神)の溺愛(良い素材がかなり手に入り易くなる。素材の扱い方が理解できる。知られていない素材を発見できる確率がかなり向上する)
ブレン・ルースト(武神)の溺愛(戦になると身体能力がかなり向上する。ありとあらゆる物を武器として使用できるようになる。ありとあらゆる武器を達人級で使用できるようになる)
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ(錬金神)の溺愛(錬金作業が早くなる。錬金術がかなり成功し易くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
イッテツ・キク(鍛冶神)の溺愛(道具の製作が早くなる。道具の仕上がりがかなり良くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
ワイアット・アマリー(細工神)の溺愛(細工が早く完成する。イメージ通りの細工が出来る。細工した物が魔道具にかなりなりやすくなる)
ナック・トレス(裁縫神)の溺愛(裁縫が早く完成する。採寸しなくても着用者の寸法が判る。素材の効力を十全に引き出せる)
ライアット・イェーガー(魔法神)の溺愛(魔力操作がかなり上手くなる。創造魔法がかなり完成しやすい。魔法の効力がかなり高まる)
アルヴィン(運命神)の加護(寿命以外で死ななくなる)(非確認)
エクスタック(創造神)の溺愛(非確認)
加護の種類:下に行くほど効果が高い。悪戯以外は先天性の物と後天的な物と存在する
悪戯(メリット・デメリットあり)
加護(メリットが一種類)
寵愛(メリットが二種類)
溺愛(メリットが三種類)
加護の枕詞:
多少(加護)
なし(寵愛)
かなりor十全(溺愛)
動物の大別:
人類
無角人類
耳長族(エルフ)
小人族(ドワーフ)
猫耳族(キャットテイル)
狼耳族(ウルファング)
猿人族(ヒューマン)
巨人族(ギガンテス)
魚人族(マーヒューン)
有角人類
一角
耳長族(インキュバス)
小人族(ゴブリン)
犀人族(ラインテス)
剣人族(ブレイテス)
鬼人族(オーガ)
巨人族(サイクロプテス)
魚人族(ノワーレス)
二角
耳長族(サッキュバス)
小人族(ホビット)
牛人族(ヴァッファルス)
捻角族(ツイステス)
鬼人族(オーガ)
巨人族(デュアランテス)
魚人族(クシャルテス)
有牙人類
耳長族(ヴァンパイテス)
小人族(グール)
猪人族(オーク)
象人族(エレファンテス)
虎人族(タイガエス)
巨人族(フラルテス)
魚人族(ウォーレステス)
動物 知性なし、魔力操作できず
魔物 知性なし、魔力操作できる(多少)
魔獣 知性あり(多少)、魔力操作できる(多少)
聖獣 知性あり(人並み)、魔力操作できる
神獣 知性あり(人以上)、魔力操作できる
神類 知性あり(人以上)、魔力操作できる(膨大)
世界地名
サウスマン帝国:ユンベル・メル・サウスマン皇帝が治める国。
サウスマン帝都:サウスマン皇帝直轄領
アラガスタ領:クックが治める領
バラジ領:クリストン・バラジが治める領
ヘルツ領:ウィンメイン・ヘルツが治める領
グラムッサ自治領:バラジ領とヘルツ領に挟まれた皇帝直轄領。
アウトゥムール王国:ヘンリ・リー・アウトゥムール国王が治める国
神:
エクスタック:創造神
アルヴィン:運命神
ラファ・レヴィ:恋愛神
イクス・マール:料理神
モンス・メジャー:動物神
ナック・トレス:裁縫神
ワイアット・アマリー:細工神
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ:錬金神
パスール・エクス:演技神
ミヒャン・ラウス:素材神
ラディス・ヴァングルフ:酒神
セルゲス・スシャウラ:運搬神
イッテツ・キク:鍛冶神
ブレン・ルースト:武神
曜日:
過去年表:
主人公が二十二歳の時に魔王を下す。
二十五歳まで残党の中でも過激、あるいは攻撃的な者を鎮圧、制圧。
三十歳まで復興に尽力。三十で結婚。エミィ、二十四歳。
三十一歳から隔年で女児、男児、男児とエミィが立て続けに出産。
三十六歳で故郷の村と取引先の街が領土として皇帝から下賜される。
四十二歳。政務の後進が育ってきたので今の仕事を後進に譲り子供達に世界を見せるために旅をしたいと皇王に上申し、許可を得たためサウスマン帝都を後にする。その間際にサティがついて来る事になった。
これからの予定:
一旦、故郷の村に帰る。最寄りの街まで二週間。故郷の村までそこから二日。
故郷の村で一週間間滞在して後進の動きをチェックしてから街へ向かい、そこでも一週間滞在してから街を後にする。
向かうは東。帝都とは逆方向で、一週間進めばクリストン・バラジ辺境侯の治めるバラジ領。ここは魔の森、シュスルスと隣接している。
バラジ領では焼畑農業が中心で領都付近では作物の不作で頭を抱えていた。その事を見ていられなかったメイラとバークレイ、サティが中心となって肥料の概念をクリストンに伝え、アランと一緒になってクリストン邸の敷地内にある林から腐葉土と竈門に有った灰を持ってきて、クリストン邸内にあるちょっとした畑に漉き込んで見せる。それと同時に、クリストン邸内の料理人と庭師に協力を仰いで収穫の多い作物と味の良い作物から優先して種を取る事を理屈込みで提案する。
その後、一週間程滞在して後から出てきた質問や新しい藁の使用方法(藁半紙)を教えつつ冒険者や配達者としての仕事をこなしてからバラジ領都を後にする。
今度は南下してから西へ湾曲して行き、ウィンメイン・ヘルツ辺境侯が治めるヘルツ領へ1ヶ月かけて到着。途中、三つの旅籠町を経て、二回の盗賊の襲撃と三回の魔物の襲撃、3回魔物の集落を壊滅させた。
ヘルツ領は隣国、アウトゥムール王国と隣接していて、バラジ領と比較すると対魔物の兵力は劣るが対人兵力が優れている。今でこそアウトゥムール王国とサウスマン帝国の関係は良好だが、魔王が現れる前には大規模な戦闘が二度歴史に刻まれている。
ヘルツ領は交通の要衝となったため大小様々な悪事も厭わない組織が流入してきていて、治安悪化が避けられない状況になりつつある。
ウィンメインの歓待を受けたクックはその席の終わりにウィンメインからポロッと悩み事を聞き、次の日に家族へ話すと、若者四人が顔を見合わせ、不穏に微笑んだ。クックはそれに一抹の不安を抱えながらも、「今週はやる事ができたから」と言って珍しくついて来ない子供達を家に置き、エミィと連れ立って冒険者や配達者の仕事をこなす事にした。
クックの子供達はメイラの作った高級感がある服を着込んで屋台に繰り出す。サティは屋根の上からその様子を確認しつつ偶にアランの使う空間魔法から差し出される屋台料理に舌鼓を打つ。
クックは仕事で隣町に戻ることになったが、エミィ達はこの街に残ると言ったので子供達にサティの言うことを守るように言いつけ、サティには自身も含め危ない所には行かないように言い、ヘルツ領都を後にする。
クックがヘルツ領都を出立したのを確認し4人は、これからを相談してからまずはーサティのみでヘルツ邸に赴き、これから何をしたいかをウィンメインに説明して協力を取り付け、今まで通りに3人で領都で散財を繰り返し始めた。
一週間餌を撒き続け、アランは年上の三人に今日は意図的に二人からはぐれてみることを提案する。
提案された3人はそこから詳細を詰めてからその提案に乗り、夕方に決行する。
アランが連れ去られたのはアウトゥムール国王から流れてきた組織らしい。よくよく話を聞いているとアウトゥムール国王から依頼されてヘルツ領の治安を悪くしている所まで話していた。その内容はアランがバークレイ、メイラ、サティからアイディアをらってお遊びで作り出した漂音記憶の魔道具にて記録してあり、更に漂光記憶の魔道具にてその現場も押さえてある。
出で立ちは黒髪黒瞳に中肉中背で日本風の顔立ち。剣道の道着を着込み、背中に十文字槍を吊し、刀を佩く。幼く見える顔立ちを目許のみを覆う鬼を象った面で隠し、木材で出来た甲冑を着込んでそれを隠すように一枚布に見える黒い外套を纏う。
四十を越え、後進の育成に力を入れながらかつて旅した土地を見て回っている。
冷静沈着で穏和、木訥にして頭が切れる。正義感はそれ程でもないが、やれる事でやらないで後悔はしたくない。
主特性:学習者
副特性:柔軟
副特性:器用
加護:セルゲス・スシャウラ(運搬神)の寵愛(インベントリ容量が増える。物資を持って運ぶとき身体能力が上がる)
ラディス・ヴァングルフ(酒神)の溺愛(良い酒がかなり手に入り易くなる。旨い肴がかなり手に入り易くなる。酒でのトラブルを起こさない。巻き込まれはする)
ミヒャン・ラウス(素材神)の加護(良い素材が多少手に入り易くなる)
アルヴィン(運命神)の悪戯(波瀾万丈な人生になりやすくなる)(非確認)
エクスタック(創造神)の溺愛(非確認)
サティ・レグナンス(サティス)(15)(ヒューマン):悪役令嬢役を務めていたレグナンス侯爵家の令嬢。転生者。
出で立ちは金髪蒼目、女性にしては高身長で大体クックと同じくらいの背丈。細身だが痩せているのではなく引き締まっている。凛とした雰囲気。
男装を好み、基本的には燕尾服にインバネスコートという出で立ちで、胸をつぶして押し込み、くびれはタオルを幾重か巻いて誤魔化している。狩りに出る時は、頑丈で軽く通気性の良い素材で作られた装甲服と呼ばれる種類の服を男性的な意匠で仕立てていて、それを着込む。得物は弓と既製品より少し短い片手剣。
主特性:演者
副特性:悪戯好き
副特性:不器用
加護:パスール・エクス(演技神)の寵愛(真に迫った演技が出来る。その演技が他人には見破れなくなる)
イクス・マール(料理神)の加護(料理が多少美味しくなる)
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ(錬金神)の加護(錬金術が多少成功し易くなる)
エミィ(36)(ヒューマン):クックの妻で二男一女、三児の母。
赤髪緑瞳で短身痩躯。垢抜けない素朴な感じのする、幼い顔立ち。ゆったり目のカッターシャツに花柄をワンポイントとしてあしらったロングスカートを愛用。狩りに出る時は白、赤、黄いずれかの色一色のワンピース型の装甲服。得物は弓、スリング、メイス。
かつてクックと共に勇者に随伴し、主に寝床の確保、食事の用意など雑用をしていた。冒険者で有名を馳せていた頃はその出で立ちから撲殺聖女などと呼ばれていたが、本人としては大いに不満が残る。
柔和な性格でクックについて行くのが生きがい。おっとりとしているが頭の回転が早いのか直感で思考をスキップしているのか、物事の捉え方は鋭いの一言。
主特性:忍耐者
副特性:癒やし
副特性:穏やか
加護:イクス・マール(料理神)の溺愛(口にした料理の他に見聞きしただけの料理も完全再現出来る。素材の効力を十全に引き出せる)
ラファ・レヴィ(恋愛神)の寵愛(自分が添い遂げるべき相手を理解出来る。その者の生存率が向上する)
モンス・メジャー(動物神)の加護(動物の思考が言語として理解できる)
メイラ(11)(ヒューマン):クックの長女。看破は掛けていないが転生者らしく、クックを眩しそうに見つめていたり、サティが女だと知る前は二人が並ぶとギラギラした目で見つめていた。
出で立ちは薄い色のブロンドに黒瞳。目と鼻はクックの様に細く低く、輪郭はエミィの様に丸い印象が残る。身長はエミィとそう変わりなく、中肉だが何故かほっそりとした印象を受ける。
基本的にはメイラが手を加えたカッターシャツとフレアスカートを着ているが、結構な頻度で軍服、詰襟、背広、燕尾服、メイド服、セーラー服、道着、振り袖(大、中、小)、紬(つむぎ)、甚平、浴衣、作務衣、着ぐるみなどを身に着けている。
主特性:努力家
副特性:噂好き
副特性:器用
加護:ナック・トレス(裁縫神)の溺愛(裁縫が早く完成する。採寸しなくても着用者の寸法が判る。素材の効力を十全に引き出せる)
ワイアット・アマリー(細工神)の溺愛(細工が早く完成する。イメージ通りの細工が出来る。細工した物が魔道具にかなりなりやすくなる)
バークレイ(9)(ヒューマン):クックの長男。看破は掛けていないが転生者らしく、メイラの言動を理解しているのかメイラが意味不明な言動をする度に死んだ魚の様な目をしている。普段は落ち着き払っていて大人しいが、勇者の琴線に触れるだろう事象に同じ様に目を輝かせる。
黒髪緑瞳で鼻立ちは低く目が大きい。身長はクックの鳩尾辺り。中肉だが細い印象がある。
空手の道着を着込み、両手両足にさらしを巻き、額に鋼を仕込んだ黒い鉢巻きを巻いている。
クックの真似をして気配を消しながら進み、猛禽類を思わせる眼光や流麗な体捌き、理路整然とした思考は既に熟達した者のソレ。
主特性:一匹狼
副特性:義侠心
副特性:器用
加護:イッテツ・キク(鍛冶神)の溺愛(道具の製作が早くなる。道具の仕上がりがかなり良くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
ブレン・ルースト(武神)の溺愛(戦になると身体能力がかなり向上する。ありとあらゆる物を武器として使用できるようになる。ありとあらゆる武器を達人級で使用できるようになる)
アラン(7)(ヒューマン):クックの次男。転生者ではない。何事にも興味を持ちクックを凌駕する才能の持ち主。
赤髪黒瞳で鼻立ちは高く、目は切れ長で彫りが深い。輪郭は丸く見える物のどことなくクックを思わせる。身長はクックの腰辺り。兄と同じく中肉だが細い印象がある。
長着(ながぎ、男性用の着物)を主に着ているが、メイラの要請で男物の和服や洋服も偶に着ている。手には厚手の手袋を身に着け、ロングブーツを好む。
バークレイを真似てクックの様に気配を消しながら進み、流麗な体捌きをしているが、柔和で穏和な雰囲気を纏っていて実力が悟られない。
主特性:学習者
副特性:穏やか
副特性:器用
加護:セルゲス・スシャウラ(運搬神)の溺愛(インベントリ容量がかなり増える。物資を持って運ぶとき身体能力がかなり上がる。物資を持って運ぶとき、物資に振動を与えない)
イクス・マール(料理神)の溺愛(口にした料理の他に見聞きしただけの料理も完全再現出来る。素材の効力を十全に引き出せる)
ミヒャン・ラウス(素材神)の溺愛(良い素材がかなり手に入り易くなる。素材の扱い方が理解できる。知られていない素材を発見できる確率がかなり向上する)
ブレン・ルースト(武神)の溺愛(戦になると身体能力がかなり向上する。ありとあらゆる物を武器として使用できるようになる。ありとあらゆる武器を達人級で使用できるようになる)
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ(錬金神)の溺愛(錬金作業が早くなる。錬金術がかなり成功し易くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
イッテツ・キク(鍛冶神)の溺愛(道具の製作が早くなる。道具の仕上がりがかなり良くなる。素材の効力を十全に引き出せる)
ワイアット・アマリー(細工神)の溺愛(細工が早く完成する。イメージ通りの細工が出来る。細工した物が魔道具にかなりなりやすくなる)
ナック・トレス(裁縫神)の溺愛(裁縫が早く完成する。採寸しなくても着用者の寸法が判る。素材の効力を十全に引き出せる)
ライアット・イェーガー(魔法神)の溺愛(魔力操作がかなり上手くなる。創造魔法がかなり完成しやすい。魔法の効力がかなり高まる)
アルヴィン(運命神)の加護(寿命以外で死ななくなる)(非確認)
エクスタック(創造神)の溺愛(非確認)
加護の種類:下に行くほど効果が高い。悪戯以外は先天性の物と後天的な物と存在する
悪戯(メリット・デメリットあり)
加護(メリットが一種類)
寵愛(メリットが二種類)
溺愛(メリットが三種類)
加護の枕詞:
多少(加護)
なし(寵愛)
かなりor十全(溺愛)
動物の大別:
人類
無角人類
耳長族(エルフ)
小人族(ドワーフ)
猫耳族(キャットテイル)
狼耳族(ウルファング)
猿人族(ヒューマン)
巨人族(ギガンテス)
魚人族(マーヒューン)
有角人類
一角
耳長族(インキュバス)
小人族(ゴブリン)
犀人族(ラインテス)
剣人族(ブレイテス)
鬼人族(オーガ)
巨人族(サイクロプテス)
魚人族(ノワーレス)
二角
耳長族(サッキュバス)
小人族(ホビット)
牛人族(ヴァッファルス)
捻角族(ツイステス)
鬼人族(オーガ)
巨人族(デュアランテス)
魚人族(クシャルテス)
有牙人類
耳長族(ヴァンパイテス)
小人族(グール)
猪人族(オーク)
象人族(エレファンテス)
虎人族(タイガエス)
巨人族(フラルテス)
魚人族(ウォーレステス)
動物 知性なし、魔力操作できず
魔物 知性なし、魔力操作できる(多少)
魔獣 知性あり(多少)、魔力操作できる(多少)
聖獣 知性あり(人並み)、魔力操作できる
神獣 知性あり(人以上)、魔力操作できる
神類 知性あり(人以上)、魔力操作できる(膨大)
世界地名
サウスマン帝国:ユンベル・メル・サウスマン皇帝が治める国。
サウスマン帝都:サウスマン皇帝直轄領
アラガスタ領:クックが治める領
バラジ領:クリストン・バラジが治める領
ヘルツ領:ウィンメイン・ヘルツが治める領
グラムッサ自治領:バラジ領とヘルツ領に挟まれた皇帝直轄領。
アウトゥムール王国:ヘンリ・リー・アウトゥムール国王が治める国
神:
エクスタック:創造神
アルヴィン:運命神
ラファ・レヴィ:恋愛神
イクス・マール:料理神
モンス・メジャー:動物神
ナック・トレス:裁縫神
ワイアット・アマリー:細工神
フェルナンデス・ライゼンヴァッファ:錬金神
パスール・エクス:演技神
ミヒャン・ラウス:素材神
ラディス・ヴァングルフ:酒神
セルゲス・スシャウラ:運搬神
イッテツ・キク:鍛冶神
ブレン・ルースト:武神
曜日:
過去年表:
主人公が二十二歳の時に魔王を下す。
二十五歳まで残党の中でも過激、あるいは攻撃的な者を鎮圧、制圧。
三十歳まで復興に尽力。三十で結婚。エミィ、二十四歳。
三十一歳から隔年で女児、男児、男児とエミィが立て続けに出産。
三十六歳で故郷の村と取引先の街が領土として皇帝から下賜される。
四十二歳。政務の後進が育ってきたので今の仕事を後進に譲り子供達に世界を見せるために旅をしたいと皇王に上申し、許可を得たためサウスマン帝都を後にする。その間際にサティがついて来る事になった。
これからの予定:
一旦、故郷の村に帰る。最寄りの街まで二週間。故郷の村までそこから二日。
故郷の村で一週間間滞在して後進の動きをチェックしてから街へ向かい、そこでも一週間滞在してから街を後にする。
向かうは東。帝都とは逆方向で、一週間進めばクリストン・バラジ辺境侯の治めるバラジ領。ここは魔の森、シュスルスと隣接している。
バラジ領では焼畑農業が中心で領都付近では作物の不作で頭を抱えていた。その事を見ていられなかったメイラとバークレイ、サティが中心となって肥料の概念をクリストンに伝え、アランと一緒になってクリストン邸の敷地内にある林から腐葉土と竈門に有った灰を持ってきて、クリストン邸内にあるちょっとした畑に漉き込んで見せる。それと同時に、クリストン邸内の料理人と庭師に協力を仰いで収穫の多い作物と味の良い作物から優先して種を取る事を理屈込みで提案する。
その後、一週間程滞在して後から出てきた質問や新しい藁の使用方法(藁半紙)を教えつつ冒険者や配達者としての仕事をこなしてからバラジ領都を後にする。
今度は南下してから西へ湾曲して行き、ウィンメイン・ヘルツ辺境侯が治めるヘルツ領へ1ヶ月かけて到着。途中、三つの旅籠町を経て、二回の盗賊の襲撃と三回の魔物の襲撃、3回魔物の集落を壊滅させた。
ヘルツ領は隣国、アウトゥムール王国と隣接していて、バラジ領と比較すると対魔物の兵力は劣るが対人兵力が優れている。今でこそアウトゥムール王国とサウスマン帝国の関係は良好だが、魔王が現れる前には大規模な戦闘が二度歴史に刻まれている。
ヘルツ領は交通の要衝となったため大小様々な悪事も厭わない組織が流入してきていて、治安悪化が避けられない状況になりつつある。
ウィンメインの歓待を受けたクックはその席の終わりにウィンメインからポロッと悩み事を聞き、次の日に家族へ話すと、若者四人が顔を見合わせ、不穏に微笑んだ。クックはそれに一抹の不安を抱えながらも、「今週はやる事ができたから」と言って珍しくついて来ない子供達を家に置き、エミィと連れ立って冒険者や配達者の仕事をこなす事にした。
クックの子供達はメイラの作った高級感がある服を着込んで屋台に繰り出す。サティは屋根の上からその様子を確認しつつ偶にアランの使う空間魔法から差し出される屋台料理に舌鼓を打つ。
クックは仕事で隣町に戻ることになったが、エミィ達はこの街に残ると言ったので子供達にサティの言うことを守るように言いつけ、サティには自身も含め危ない所には行かないように言い、ヘルツ領都を後にする。
クックがヘルツ領都を出立したのを確認し4人は、これからを相談してからまずはーサティのみでヘルツ邸に赴き、これから何をしたいかをウィンメインに説明して協力を取り付け、今まで通りに3人で領都で散財を繰り返し始めた。
一週間餌を撒き続け、アランは年上の三人に今日は意図的に二人からはぐれてみることを提案する。
提案された3人はそこから詳細を詰めてからその提案に乗り、夕方に決行する。
アランが連れ去られたのはアウトゥムール国王から流れてきた組織らしい。よくよく話を聞いているとアウトゥムール国王から依頼されてヘルツ領の治安を悪くしている所まで話していた。その内容はアランがバークレイ、メイラ、サティからアイディアをらってお遊びで作り出した漂音記憶の魔道具にて記録してあり、更に漂光記憶の魔道具にてその現場も押さえてある。
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