異世界探訪記

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十六日目。ノーム族の集落にて

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十六日目。
 入り組んでいるから分からなかったけど、この洞窟、おかしくないか?2日歩いてノーム達の集落に到着。多少入り組んでいるとはいえ、二日の道のりが一刻の距離に収まるものなのだろうか?
 ちょっとした違和感に首を傾げつつ、ノーム達に情報を貰った。
 今回は歴史。と言うか言い伝え。かつて人類は人族のみだったが、魔導技術の発見により魔法が広まった。ある一定の年月を経た後、菜食主義者や肉をこよなく愛する者達はそれぞれ野菜しか食べれない者や肉しか食べれない者に唐突に進化した。今では魔法の素、魔素マナが関係しているのだろうと言われているらしい。その者達はファンタジーになぞらえて菜食主義者エルフ肉をこよなく愛する者セリアンスロープと呼ばれるようになった。肉をこよなく愛する者達は読みはそのままで獣人と呼ばれ、種々雑多に変化したため自分達をワーウルフやワーキャットなどと呼び出して当初は混乱していたが、今は獣耳、獣尻尾を持つ人族は獣人で統一されているという。
 そんな中で第一の災厄と呼ばれる隕石落下事件が起こることが予測され、危機回避のために隕石落下を阻止する部隊と、地球上にいる人類に避難場所を作る部隊とに分かれて世界が一つ(二つだよな?)に纏まり、行動を開始した。

 そこまで話したノームはさて時間だと食事の用意を始めた。良いところで!と思ったがこればっかりは仕方がない。書いていて、あれ?ノームは?と思ったがその内聞けるだろう。

 腹に満ちる山の幸に感謝してごちそうさま。
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