17 / 103
第-1章 迷星の時量剣師(めいせいのときはかし)
第17話 紅の頬
しおりを挟む
「アイリス?」
いつもならすぐに返事を返してくる娘は、虚ろな表情のまま、俺の呼びかけには全く反応しなかった。
「一体何が?」
「待て…」
ライルが油断無く構えた。
「まさか… 本当にオーガなのか?」
リーゼルの視線の先には、頭に角を生やした巨人の姿があった。
そいつは身長6メートルほどあり、筋骨隆々とした体型をしている。
見た目で判断すれば人間が勝てる相手には見えないが、タイマンで互角、と言っていたのを思い出す。
現れたオーガの数は2体で、計算上は勝てる戦いだ。
ライルはうずくまっているグラードを庇うように移動した。
俺はアイリスを守る様に移動し、剣を構えた。
一人一体ずつ相手にするなら何とかなる。
「グラード?」
リディアの声と共に、背後から矢で撃たれるイメージが視えた。
身体をひねってギリギリで回避すると、ライルの背中に矢が突き刺さっているのが見えた。
「グラード、許せ! 炎よ!」
リーゼルがグラードに炎の魔法を使ったようだ。
パチパチと軽い燃焼音が聞こえて来る。
「精霊よ、この者を癒せ! ヒール!」
リディアが回復魔法を唱える。
「一体、何が起こっているんだ…」
背後でグラードが何をしているのか気になるが、俺がオーガから目を離す訳にはいかない。
オーガは地響きをたてて、ゆっくりと迫ってくる。
あまり引き寄せ過ぎると後衛を守りにくくなる。
恐怖より、仲間を護りたいという欲求に突き動かされていた。
疾風!
向かって左側のオーガの懐に飛び込み、バスタードソードを全力で横に振った。
最も力を入れやすい腰の高さで振ると、オーガのスネにヒットした。
スネの肉は斬れるが、骨に当たって鈍い音と共に弾き返される。
それでも無理矢理剣を振り抜き刃を切り返す。
虎切!
返す刀でさっき斬ったのと同じ所に斬撃を叩き込む!
虎切! 虎切! 虎切! 虎切!
自分でも信じられない程のスピードで5連撃を叩き込んだ所で、オーガの鉄拳が俺の脳天を叩き割るイメージが視えた。
躊躇無く後方に跳び退くと、オーガの鉄拳が俺の立っていた地面を打ち砕いた。
何という破壊力なんだ…
しかし、避けてしまえばどうという事は無い。
そしてオーガの動きはそれほど速くない。
「これなら何とかなる」
スネの痛みで立ち上がれないオーガを見て、つい独り言が口を衝いて出た。
もう一体のオーガが、俺を無視してライル達の方へ向かっている。
ライルの背中にはまだ矢が刺さっていて、リディアが必死に回復を試みるが、金属鎧を貫通して刺さった矢を抜くのに苦戦しているようだ。
リーゼルはグラードの弓矢を魔法で燃やし、なんとか拘束したようだ。
目の焦点が定まらないままのアイリスが、右手に持ったワンドをスっと上げ何かを呟く。
「リディア、リーゼル! 避けろ!」
嫌な予感がして叫ぶが、アイリスの使った魔法が仲間たちを切り刻む。
血飛沫が舞い散り、リディアたちが悲鳴をあげる。
まずはアイツを何とかしないと!
疾風!
ライル達の方へ突き進むオーガの背後に飛び込み、右脚の膝裏を狙ってバスタードソードを叩き込んだ。
虎切!
切り返し、再び膝裏にバスタードソードを叩き込むが、しなやかな腱に刃が跳ね返される。
バックブロー!
オーガの右の裏拳が俺の頭を吹き飛ばすイメージが視える。
バックステップでオーガの裏拳を紙一重で回避する。
今や、敵の攻撃がハッキリと視える様になり、こんな真似も出来るようになっていた。
疾風!
からの旋風!
裏拳を放つことで俺の方へ振り返ったオーガの背後に踏み込み、再び右脚の膝裏にバスタードソードを叩き込んだ。
『バチン!』と大きな音を立ててオーガの膝裏の腱を切断した。
オーガがたまらず転倒する。
その巨体を片足で支える事は出来ないようで、オーガ2体はうずくまって動かない。
アイリスの方に目を向けると、俺にワンドを向けていた。
アイリスの背後でメルトワルドがニヤニヤ笑っているのが見えた。
アイリスの魔法が俺を中心に直径3メートル程度の範囲で発動するイメージが視えた。
2歩アイリスの方へ踏み込むことで、魔法の効果範囲から抜け出すが、発動した魔法は俺を中心に捉えていた。
足元から風が巻きあがり、硬化した草が鋭い刃となり、俺に襲い掛かって来た。
「くっ!」
草に斬られた頬から血が噴き出すが、殆どの攻撃はコートが弾き返してくれた。
リングの効果か!
魔法の効果時間が終わり、風が収まったタイミングでアイリスの懐に飛び込んだ。
───斬る訳には行かないが、殴って気絶させるか?
わずか一瞬の事だが、悩みに悩んだ結果、アイリスの脇をすり抜けて馬車に飛び乗った。
元凶を叩く!
剣の柄でメルトワルドのこめかみを殴りつけ、馬車の上から蹴り落とした。
白目をむいたメルトワルドは頭から地面に落下し、その手から笛が転がり落ちる。
それと同時にアイリスとグラードは意識を失い、オーガも気絶した。
その後、意識を取り戻したリーゼルの手によって魔物たちの死体は焼却処分された。
脚を負傷したオーガの処遇は冒険者ギルドに一任する事にした。
本来高度な文明を持つオーガが人里に現れて人を襲う事は無いらしい。
無抵抗のオーガをこの場で殺す事にライル達、熟練冒険者達は反対だった。
リディアの回復魔法で傷を癒した俺達は冒険者ギルドに引き返し、事の顛末を報告した。
メルトワルドの馬車は冒険者ギルドにより回収され、笛は危険物として没収された。
メルトワルド本人も、グラードとアイリスを魔法のアイテムで傷つけた容疑で冒険者ギルドに拘束されている。
アイリスとグラードはその後も意識が戻らず、冒険者用の病院に担ぎ込まれた。
医師によると、原因が分からないため、意識が戻るまで預かるという対応になる様だ。
しばらくは面会謝絶になると聞き、かなり長い間、アイリスの寝顔から目を離す事が出来ないでいた。
病室の窓から射し込む夕日がアイリスの頬を紅く染めていった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
是非↓の♥を押して応援して下さい
いつもならすぐに返事を返してくる娘は、虚ろな表情のまま、俺の呼びかけには全く反応しなかった。
「一体何が?」
「待て…」
ライルが油断無く構えた。
「まさか… 本当にオーガなのか?」
リーゼルの視線の先には、頭に角を生やした巨人の姿があった。
そいつは身長6メートルほどあり、筋骨隆々とした体型をしている。
見た目で判断すれば人間が勝てる相手には見えないが、タイマンで互角、と言っていたのを思い出す。
現れたオーガの数は2体で、計算上は勝てる戦いだ。
ライルはうずくまっているグラードを庇うように移動した。
俺はアイリスを守る様に移動し、剣を構えた。
一人一体ずつ相手にするなら何とかなる。
「グラード?」
リディアの声と共に、背後から矢で撃たれるイメージが視えた。
身体をひねってギリギリで回避すると、ライルの背中に矢が突き刺さっているのが見えた。
「グラード、許せ! 炎よ!」
リーゼルがグラードに炎の魔法を使ったようだ。
パチパチと軽い燃焼音が聞こえて来る。
「精霊よ、この者を癒せ! ヒール!」
リディアが回復魔法を唱える。
「一体、何が起こっているんだ…」
背後でグラードが何をしているのか気になるが、俺がオーガから目を離す訳にはいかない。
オーガは地響きをたてて、ゆっくりと迫ってくる。
あまり引き寄せ過ぎると後衛を守りにくくなる。
恐怖より、仲間を護りたいという欲求に突き動かされていた。
疾風!
向かって左側のオーガの懐に飛び込み、バスタードソードを全力で横に振った。
最も力を入れやすい腰の高さで振ると、オーガのスネにヒットした。
スネの肉は斬れるが、骨に当たって鈍い音と共に弾き返される。
それでも無理矢理剣を振り抜き刃を切り返す。
虎切!
返す刀でさっき斬ったのと同じ所に斬撃を叩き込む!
虎切! 虎切! 虎切! 虎切!
自分でも信じられない程のスピードで5連撃を叩き込んだ所で、オーガの鉄拳が俺の脳天を叩き割るイメージが視えた。
躊躇無く後方に跳び退くと、オーガの鉄拳が俺の立っていた地面を打ち砕いた。
何という破壊力なんだ…
しかし、避けてしまえばどうという事は無い。
そしてオーガの動きはそれほど速くない。
「これなら何とかなる」
スネの痛みで立ち上がれないオーガを見て、つい独り言が口を衝いて出た。
もう一体のオーガが、俺を無視してライル達の方へ向かっている。
ライルの背中にはまだ矢が刺さっていて、リディアが必死に回復を試みるが、金属鎧を貫通して刺さった矢を抜くのに苦戦しているようだ。
リーゼルはグラードの弓矢を魔法で燃やし、なんとか拘束したようだ。
目の焦点が定まらないままのアイリスが、右手に持ったワンドをスっと上げ何かを呟く。
「リディア、リーゼル! 避けろ!」
嫌な予感がして叫ぶが、アイリスの使った魔法が仲間たちを切り刻む。
血飛沫が舞い散り、リディアたちが悲鳴をあげる。
まずはアイツを何とかしないと!
疾風!
ライル達の方へ突き進むオーガの背後に飛び込み、右脚の膝裏を狙ってバスタードソードを叩き込んだ。
虎切!
切り返し、再び膝裏にバスタードソードを叩き込むが、しなやかな腱に刃が跳ね返される。
バックブロー!
オーガの右の裏拳が俺の頭を吹き飛ばすイメージが視える。
バックステップでオーガの裏拳を紙一重で回避する。
今や、敵の攻撃がハッキリと視える様になり、こんな真似も出来るようになっていた。
疾風!
からの旋風!
裏拳を放つことで俺の方へ振り返ったオーガの背後に踏み込み、再び右脚の膝裏にバスタードソードを叩き込んだ。
『バチン!』と大きな音を立ててオーガの膝裏の腱を切断した。
オーガがたまらず転倒する。
その巨体を片足で支える事は出来ないようで、オーガ2体はうずくまって動かない。
アイリスの方に目を向けると、俺にワンドを向けていた。
アイリスの背後でメルトワルドがニヤニヤ笑っているのが見えた。
アイリスの魔法が俺を中心に直径3メートル程度の範囲で発動するイメージが視えた。
2歩アイリスの方へ踏み込むことで、魔法の効果範囲から抜け出すが、発動した魔法は俺を中心に捉えていた。
足元から風が巻きあがり、硬化した草が鋭い刃となり、俺に襲い掛かって来た。
「くっ!」
草に斬られた頬から血が噴き出すが、殆どの攻撃はコートが弾き返してくれた。
リングの効果か!
魔法の効果時間が終わり、風が収まったタイミングでアイリスの懐に飛び込んだ。
───斬る訳には行かないが、殴って気絶させるか?
わずか一瞬の事だが、悩みに悩んだ結果、アイリスの脇をすり抜けて馬車に飛び乗った。
元凶を叩く!
剣の柄でメルトワルドのこめかみを殴りつけ、馬車の上から蹴り落とした。
白目をむいたメルトワルドは頭から地面に落下し、その手から笛が転がり落ちる。
それと同時にアイリスとグラードは意識を失い、オーガも気絶した。
その後、意識を取り戻したリーゼルの手によって魔物たちの死体は焼却処分された。
脚を負傷したオーガの処遇は冒険者ギルドに一任する事にした。
本来高度な文明を持つオーガが人里に現れて人を襲う事は無いらしい。
無抵抗のオーガをこの場で殺す事にライル達、熟練冒険者達は反対だった。
リディアの回復魔法で傷を癒した俺達は冒険者ギルドに引き返し、事の顛末を報告した。
メルトワルドの馬車は冒険者ギルドにより回収され、笛は危険物として没収された。
メルトワルド本人も、グラードとアイリスを魔法のアイテムで傷つけた容疑で冒険者ギルドに拘束されている。
アイリスとグラードはその後も意識が戻らず、冒険者用の病院に担ぎ込まれた。
医師によると、原因が分からないため、意識が戻るまで預かるという対応になる様だ。
しばらくは面会謝絶になると聞き、かなり長い間、アイリスの寝顔から目を離す事が出来ないでいた。
病室の窓から射し込む夕日がアイリスの頬を紅く染めていった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
是非↓の♥を押して応援して下さい
4
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
湖畔の賢者
そらまめ
ファンタジー
秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。
ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。
彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。
「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」
そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。
楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。
目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。
そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
神殴り代行 異世界放浪記 〜俺の拳は神をも砕く〜
神
ファンタジー
「フォース」——それは、あらゆる生命の魂に宿るエネルギー。
23世紀、日本は新たなエネルギー「フォース」を発見した。
石油の枯渇による世界戦争の中、日本が生み出したこの力は、やがて世界を変革する。
フォースの研究は、「能力開発」へと発展し、人々は意志と感情によって能力を発現するようになった。
主人公・神谷錬(かみやれん)。
東京で働く25歳のサラリーマンであり、趣味は走ることと美味いものを食べること。
幼少期からフォースに興味を持ち、独学で研究を重ねた結果、**「空間干渉」**という独自の能力を会得する。
空間干渉——それは、フォースの膨大なエネルギーを利用し、空間を操る力。
レンは、自在に空間を歪め、破壊することすら可能となった。
しかし、ある事件をきっかけに、世界の壁の向こう側へと放り出される。
彼が目を覚ましたのは、何もない**「虚無空間」**——そこから、レンの果てしない旅が始まる。
辿り着いた異世界には、神々すら支配する強大な力が渦巻いていた。
しかし、レンの拳は、世界の理すら破壊する力を持っていた——。
世界の壁の向こうにあるのは、希望か?それとも絶望か?
異世界を旅する放浪者が、神々と拳を交える物語が、今始まる——。
クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら
リヒト
ファンタジー
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる