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第-1章 迷星の時量剣師(めいせいのときはかし)
第25話 エルフの村
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エッジの使った灯りの魔法が、馬車の屋根からヘッドライトの様にトンネル内を照らしている。
トンネルの内側は滑らかに仕上げられ、石畳の道も一切の凹凸を感じない。
「これって実は凄いハイテクなんじゃないか?」
転生してから、これほどのテクノロジーに触れたのは初めてな気がする。
「ふむ、エルフの村というのはもしかして神の遺跡なのか?」
「さすがはエッジ殿、博識ですの」
「いつも近くを通っているのにこんな所があるとは知らなかったな」
「この道は普段、幻術で隠されているからの」
「道理であの分岐を見た事が無かった訳だ」
エッジは納得した様に頷いた。
「その幻術というのはエルフの魔法みたいな?」
二人の会話について行けなかった俺はアヤメに尋ねた。
「いや、神が遺跡を隠すために設置したのだろう、我々にもそんな技術はないの」
「というか、神って実在するの?」
「何を言うかと思えば、お主の足元にも大地母神アンゴルモアがおるではないか」
「いやいや、大地が神だというありがちな神話の話をされても」
「ありがちと言われてもの…」
アヤメは少し困った顔をして頬を指で掻く。
「神の遺跡って、神様が使っていた遺跡って事?」
「何に使っていたのかは不明だが、それに関しては間違いないの」
「人型だったり人間サイズだったりするのかな?」
「神は自分に似せて人間を創ったと言うしの」
それもよく聞く設定だよな…
「ともかく、このトンネルを抜けるとゴブリン共の巣になるの」
アヤメは吐き捨てるように『巣』と表現した。
ゴブリンの村、とは認めないという事なのだろうか…
「よし、慎重に進もう」
エッジはそう言うと馬にムチを打った。
トンネルは真っすぐに続き、壁も滑らかだった。
思ったより長く、なにより真っすぐだった。
「ジメジメするな…」
気温は高くないが、額を拭うとコートの袖が汗で少し濡れた。
しばらく進むとトンネルの出口が近付いてきた。
「出口付近で停めるぞ」
エッジは俺達に聞こえる程度の小声で囁いた。
「ゴブリンって耳が良いのかな?」
「まぁ、人と大して変わらんの思うがの」
馬の蹄の音と馬車を引く音が鳴り響く中、アヤメは普段通りの声で答えた。
まぁ、小声で話したところであまり意味は無いのかもしれない。
正面に何かがウロウロとしている気配がする。
「歓迎会の準備は出来てるみたいだな」
エッジはトンネルの出口を見てニヤリとした。
「どうする? 降りて先行しようか?」
「まぁ、慌てるなって、予定通りトンネルの出口まで乗っていけ」
エッジは馬車から降りようとする俺を軽く制してそう言うと、右手を軽く頭上に掲げた。
エッジが口を開き、発声したのは、言葉というよりメロディのような呪文だった。
その発声に呼応する様に、エッジが掲げた右手の指先にキラキラと輝く粒が無数に出現する。
不快に感じていた湿気が急速に無くなって行く。
「大気中の水分で弾丸を作っているのか?」
「これは見事な神代魔法だの」
「神代魔法?」
「かつて神々が使っていたと言われている魔法だの」
アヤメの視線を追うと、エッジの正面の空間に、見た事のない文字が綺麗な円を描き、魔法陣の様に浮かびあがっている。
「あれは神代文字だの、これほど見事なのは滅多にお目にかかれぬ」
「一流の魔術師って言うのはあながちハッタリでも無いって事かな?」
「ふむ、ソウシ殿は知らぬのかの?」
アヤメがそう言うのと、エッジが魔法陣に右手を突っ込んだのはほぼ同時だった。
魔法陣はエッジの指先に集まっていた氷の粒を巻き込み、トンネル出口まで滑空した。
美しいな…
そう思った瞬間、風船が破裂するような音が鳴り響き、ゴブリン達の気配が消滅した。
「大きな音がするなら、そう言っておいて貰えんかの!?」
「悪い悪い、指向性を持たせたからこんなに音が響くとは思わなくてな」
食って掛かるアヤメにエッジが苦笑いで応える。
「一体何が?」
「俺の属性は無属性の『ソロ』でな、神代魔法で造った弾を高速で飛ばす事も出来るって訳だ」
「ソロ?」
「無属性しか持ってないって事だな。 ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテットと属性が増えれば呼び方も変わるが、ソロは特別なんだ」
「特別ってどんな?」
「属性の力をかなり自由に使えるって事だ、ソウシも何らかの属性のソロだと睨んでるんだけどな」
「俺には属性が無いのでは?」
「いや、肉体に魂を定着させるには何らかの属性はなくちゃならん」
「ソウシ殿にはかなり大きなソロの力が憑いておるがの」
俺とエッジの会話を聞いていたアヤメが唐突に口を挟んできた。
「アヤメ殿には見えているのかな?」
「見えていても何かまでは分からぬ、そういうものだの」
見えても分からないなら仕方ないな…
「よし、上手く片付いたようだな」
エッジはトンネルの出口で馬車を停めると満足そうに頷いた。
ざっと見回すと、灰色の肌の小柄な生き物が30体ほど倒れていた。
「しかし、遺跡には見えないが…」
エッジが言う通り、山の谷間に石畳の街道が続いているようにしか見えない。
街道の両端は荒れた草むらになっていて、山の斜面にはまばらに木が生えている。
「元々簡単な見張り小屋を建てておったのだが、綺麗に無くなっておるの」
綺麗に無くなっていると言うより、綺麗さっぱり荒れ果てているように見える。
「村自体はもう一つトンネルを抜けた先だの」
「それじゃ先に進むか」
エッジが馬にムチを打つ。
「いやいやいやいや、この死体放置したらマズイでしょ」
「あぁ、妖精族は死んだら精霊界に戻るから大丈夫だ」
「妖精族?」
御者台から後ろを振り返ると、ゴブリンの体が透明になっていくのが見えた。
「あ奴らは自力で精霊界に潜れないのだけが救いだの」
アヤメがボソッと呟いた。
「あのトンネルを抜けたらエルフの村だの」
前方に見えて来たトンネルを指差し、アヤメが険しい顔を見せた
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トンネルの内側は滑らかに仕上げられ、石畳の道も一切の凹凸を感じない。
「これって実は凄いハイテクなんじゃないか?」
転生してから、これほどのテクノロジーに触れたのは初めてな気がする。
「ふむ、エルフの村というのはもしかして神の遺跡なのか?」
「さすがはエッジ殿、博識ですの」
「いつも近くを通っているのにこんな所があるとは知らなかったな」
「この道は普段、幻術で隠されているからの」
「道理であの分岐を見た事が無かった訳だ」
エッジは納得した様に頷いた。
「その幻術というのはエルフの魔法みたいな?」
二人の会話について行けなかった俺はアヤメに尋ねた。
「いや、神が遺跡を隠すために設置したのだろう、我々にもそんな技術はないの」
「というか、神って実在するの?」
「何を言うかと思えば、お主の足元にも大地母神アンゴルモアがおるではないか」
「いやいや、大地が神だというありがちな神話の話をされても」
「ありがちと言われてもの…」
アヤメは少し困った顔をして頬を指で掻く。
「神の遺跡って、神様が使っていた遺跡って事?」
「何に使っていたのかは不明だが、それに関しては間違いないの」
「人型だったり人間サイズだったりするのかな?」
「神は自分に似せて人間を創ったと言うしの」
それもよく聞く設定だよな…
「ともかく、このトンネルを抜けるとゴブリン共の巣になるの」
アヤメは吐き捨てるように『巣』と表現した。
ゴブリンの村、とは認めないという事なのだろうか…
「よし、慎重に進もう」
エッジはそう言うと馬にムチを打った。
トンネルは真っすぐに続き、壁も滑らかだった。
思ったより長く、なにより真っすぐだった。
「ジメジメするな…」
気温は高くないが、額を拭うとコートの袖が汗で少し濡れた。
しばらく進むとトンネルの出口が近付いてきた。
「出口付近で停めるぞ」
エッジは俺達に聞こえる程度の小声で囁いた。
「ゴブリンって耳が良いのかな?」
「まぁ、人と大して変わらんの思うがの」
馬の蹄の音と馬車を引く音が鳴り響く中、アヤメは普段通りの声で答えた。
まぁ、小声で話したところであまり意味は無いのかもしれない。
正面に何かがウロウロとしている気配がする。
「歓迎会の準備は出来てるみたいだな」
エッジはトンネルの出口を見てニヤリとした。
「どうする? 降りて先行しようか?」
「まぁ、慌てるなって、予定通りトンネルの出口まで乗っていけ」
エッジは馬車から降りようとする俺を軽く制してそう言うと、右手を軽く頭上に掲げた。
エッジが口を開き、発声したのは、言葉というよりメロディのような呪文だった。
その発声に呼応する様に、エッジが掲げた右手の指先にキラキラと輝く粒が無数に出現する。
不快に感じていた湿気が急速に無くなって行く。
「大気中の水分で弾丸を作っているのか?」
「これは見事な神代魔法だの」
「神代魔法?」
「かつて神々が使っていたと言われている魔法だの」
アヤメの視線を追うと、エッジの正面の空間に、見た事のない文字が綺麗な円を描き、魔法陣の様に浮かびあがっている。
「あれは神代文字だの、これほど見事なのは滅多にお目にかかれぬ」
「一流の魔術師って言うのはあながちハッタリでも無いって事かな?」
「ふむ、ソウシ殿は知らぬのかの?」
アヤメがそう言うのと、エッジが魔法陣に右手を突っ込んだのはほぼ同時だった。
魔法陣はエッジの指先に集まっていた氷の粒を巻き込み、トンネル出口まで滑空した。
美しいな…
そう思った瞬間、風船が破裂するような音が鳴り響き、ゴブリン達の気配が消滅した。
「大きな音がするなら、そう言っておいて貰えんかの!?」
「悪い悪い、指向性を持たせたからこんなに音が響くとは思わなくてな」
食って掛かるアヤメにエッジが苦笑いで応える。
「一体何が?」
「俺の属性は無属性の『ソロ』でな、神代魔法で造った弾を高速で飛ばす事も出来るって訳だ」
「ソロ?」
「無属性しか持ってないって事だな。 ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテットと属性が増えれば呼び方も変わるが、ソロは特別なんだ」
「特別ってどんな?」
「属性の力をかなり自由に使えるって事だ、ソウシも何らかの属性のソロだと睨んでるんだけどな」
「俺には属性が無いのでは?」
「いや、肉体に魂を定着させるには何らかの属性はなくちゃならん」
「ソウシ殿にはかなり大きなソロの力が憑いておるがの」
俺とエッジの会話を聞いていたアヤメが唐突に口を挟んできた。
「アヤメ殿には見えているのかな?」
「見えていても何かまでは分からぬ、そういうものだの」
見えても分からないなら仕方ないな…
「よし、上手く片付いたようだな」
エッジはトンネルの出口で馬車を停めると満足そうに頷いた。
ざっと見回すと、灰色の肌の小柄な生き物が30体ほど倒れていた。
「しかし、遺跡には見えないが…」
エッジが言う通り、山の谷間に石畳の街道が続いているようにしか見えない。
街道の両端は荒れた草むらになっていて、山の斜面にはまばらに木が生えている。
「元々簡単な見張り小屋を建てておったのだが、綺麗に無くなっておるの」
綺麗に無くなっていると言うより、綺麗さっぱり荒れ果てているように見える。
「村自体はもう一つトンネルを抜けた先だの」
「それじゃ先に進むか」
エッジが馬にムチを打つ。
「いやいやいやいや、この死体放置したらマズイでしょ」
「あぁ、妖精族は死んだら精霊界に戻るから大丈夫だ」
「妖精族?」
御者台から後ろを振り返ると、ゴブリンの体が透明になっていくのが見えた。
「あ奴らは自力で精霊界に潜れないのだけが救いだの」
アヤメがボソッと呟いた。
「あのトンネルを抜けたらエルフの村だの」
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